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フクラスズメとシマエナガ

どういうわけか、最近いたる所でシマエナガを見かける。あ、本物ではなく商品として、ですよ。ネットはもちろんのこと、商業施設に足を運ぶとグッズショップの1軍ポジを陣取っていたりする。僕も思わずその愛らしさの虜になってしまいましたが、何がきっかけでこれほど流行っているのか分からない。おじさんはこういう時勢に疎いのだ。消耗品(ウェットティッシュなど)にもパッケージデザインとしてシマエナガが採用されていたりして、思わず手に取ってしまう。グッズの場合、後の管理のことを考えたりして易々とは購入できませんが、消耗品なら迷わず衝動買いだ。なんてったって可愛いからね、シマエナガ。

シマエナガ以外にも、僕の大好きな鳥さんがいます。それは「ふくら雀」だ。御託は後にして、まずはその愛苦しすぎる姿をご覧いただきたい。

ふくら雀

見てくださいこのプクプクでパンパンなボディ。あまりにも可愛いではありませんか。冬の寒さを凌ぐため、羽の中に空気の層をつくってまんまるに膨らむそうです。なので、寒い季節以外は皆がよく知る雀の姿をしています。

たしか、僕はふくら雀の存在をテレビか何かで知りました。その見た目と覚えやすい名前が強く印象に残り「フクラスズメ」という音が頭にインプットされました。そしてある時、ふとふくら雀のことを思い出し、いま一度その姿を拝みたいという気持ちで検索エンジンを起動。検索窓に「フクラスズメ」と、脳内に記憶した”音”を打ち込みます。しかし、世界というのはかくも残酷なものでしょうか。エンターキーを押した次の瞬間、僕の目に飛び込んできたのは、あの愛しきふくら雀ではありませんでした。

画像は貼りません。気になる方はぜひお手元のスマホなりパソコンなりで「フクラスズメ」と検索してみてください。責任は負いませんよ!こうして警告されていればまだマシかもしれませんが、ふくら雀の姿を期待して「フクラスズメ」と検索してしまった日には夜も眠れません。なんで!こんなにも見た目の違うものが同じ名前なのだ!同じ名前というか、同じ音、ですね。「ふくら雀」と正確に検索していれば災難に遭うこともなかった。

ふくら雀とシルエットがそっくりなシマエナガ。先述したようなトラウマがあるので、僕はシマエナガの画像を検索する時には身構えました。「シマエナガ」とカタカナ表記でいいのか...?「縞肢長」みたいな漢字表記があるんじゃないか...?調べようにも、下手をするとまたフクラスズメの二の舞になってしまう。が、安心してください。シマエナガはシマエナガです。恐らく、”同じ音の別物”は存在しないので、心置きなくお調べください。そのまっしろでふっくらな姿に癒されること請け合いだ。最後にいま一度。ふくら雀を調べる際にはご注意を。

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