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ミスは続くよどこまでも

魔の連勤が終わりました。連勤最終日ということで気が抜けていたのか、大小さまざまなミスの連続だった。大きなミスを犯し、一度焦ってしまったが最後。乱れた心はドミノ倒し式に総崩れし、更なるミスを誘発し続ける。こうしてパニックに陥ると、ただでさえ注意欠陥多動な僕はもう見るに耐えない状態になる。

まず大きなミスを1つやらかした。自分で気づいたのではなく、他のメンバーから指摘された。それも個人宛のDMではなく全体チャットで指摘されたので、その公開処刑に汗がドバドバと止まらない。すでに社外に出回ってしまっているデータなので、一刻も早く修正対応にあたる。指が思うようにキーボードを捌けない。

なんとかリカバリーをしたつもりだった。が…..駄目っ…..! 後ほど再び指摘が入った。ミスを修正しきれていなかったのだ。それどころか、また新たな過ちを生んでいた。頭が真っ白になり血の気が引いていったかと思うと、ふつふつと自分への怒りが込み上げてきて顔が紅潮する。やり場のない激情を抑え込みながら「すみません、ご指摘ありがとうございます。ただちに修正します」とチャットを返す。

こういう日は何をやってもダメなのだ。下手に動くとかえって良くない方向に転ぶので、基本的に大人しくしておくのが吉。にも関わらず、その時の僕は妙な積極性を見せた。ミスで失った信頼を取り戻そうとでもしたのだろうか。誰がやるべきかは決まっておらず「気づいた人がやる」くらいの優先度のタスクがある。あろうことか、僕はそれに手を出したのだ。とはいえ、流石にいつもよりは慎重に作業を進める。指差し確認をする要領で最終チェックをしてから、全体チャットにて作業の完了を報告する。

ふぅ、と一息つく。しかし、僕の第六感がはたらいたのか、なんだか妙な胸騒ぎがする。あまり気に留めず仕事を再開するものの、ザワめきは収まるどころか強まっていく。そして次の瞬間、僕の脳に電流が走る。それはまるで天啓を得たようであった。「く、くる…!」Slackのシュポポッという通知音が無情に鳴り響き、またもや僕のミスへの指摘が入った。「キタァ—!!(心が崩壊する音)」やはり、先ほど無理に手を出したタスクは勇み足だったのだ。とっくに僕のライフはゼロよ。

言うまでもなく、こういう時はしっかり休まなければならない。そういえば最近は睡眠時間も不十分だったな…。今晩からきっちり英気を養おう。おやすみなさい。

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