YAMAHAスペシャルセミナー『Jazzハーモニーのマジック』のお知らせ
ジャズピアノといえば誰もが思い浮かべるビルエヴァンスのリハーモナイズについて弾きながら解説します。エヴァンス以降のジャズピアニストは例外なく多かれ少なかれエヴァンスからハーモニーの影響を受けています。しかし実際にあの奇跡的なサウンドのカラクリを解説してくれている有益なサイト、書籍は皆無に等しいです。
私自身かなり探しましたが、どれも表面的で無益なものばかりか、コピー譜やYouTubeで解説している動画でさえ間違えて解説しているものばかり。結局は自分で耳コピして分析するしかありませんでした。かなりの年月を費やし、ようやくエヴァンスのハーモニーシステムが数学的な“ある法則”に基づいて天文学的な数字のヴァリエーション(順列組み合わせ)を産み出している事に気づきました。
まずエヴァンスのハーモニーを語るとき、殆どの方がルートを抜いたテンションコードのポジションについてしか言及していません。もちろんそれも大事な要素ですが、今のピアノトリオなりコンボなり、ベーシストが居ればほとんどのピアニストは当たり前にルートを抜いて弾きますし、ハッキリ言ってそれだけ聴いて『エヴァンスのハーモニー』と片付けるのはあまりにも初歩的過ぎます。トリオなどの演奏のヴォイシングだけを聴いてその違いが分かる方が何人いるでしょうか?分かるとすれば演奏の違いや音質、音色、リズム感の違い(典型的なフレーズ、使い方)であり、左手の配置など皆似たり寄ったりなはずです。
エヴァンスのハーモニーはソロ演奏のヴォイシングなり書法(弾き方)にこそ真髄が隠されていて、ソロ演奏にこそ他のピアニストとの違いが表れており、そこを理解せず“エヴァンスのハーモニー”を語るのは何も語っていないに等しいです。
ジャズ評論家はもとよりジャズピアニスト達でさえこの有り様ですから、表面的な部分しか見ていないです。そうでなければもっとエヴァンスのソロ演奏が注目されるはずです。
『ジャズは人とやるものだからソロはたいしたフォーマットではない』というのはわかりますが、ジャズピアノの神様アート・テイタムの例を出すまでもなく、ピアノソロはいつの時代も普遍的フォーマットなのはクラシックのピアノソロ曲の多さを見れば一目瞭然です。
一言付け加えるなら、エヴァンスの練習テープを聴けば分かるように基本はソロフォーマットで考えていて、そこから取り出してコンボ用のヴォイシングにしているという事。(たとえ本人が違うと言っても結果的にそうなっています。)
この講座ではその辺の事も実演をまじえながら解説しますので、ビルエヴァンスのハーモニーの秘密が知りたい!!ビルエヴァンス大好き!!という方は是非ご参加いただければと思います。
お申し込み、お問い合わせは千葉センターまでお願いします。
Tel/043-309-5500
ちなみにコピー譜は一切弾きません。同じような音になっているとすれば、それは同じシステムで弾いているからであり、自分で音を選んでいます。
『コイツ、ハッタリだろ』と思う方は私のYouTube動画をご覧ください。あれこれ足掻いているのがお分かりになるかと思います。
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