猿山のボス猿であれ
指導者と選手も、人と人だ。「この人が言ってることに乗っかろう」と抵抗なく思えるかどうかは、信頼関係が最も影響する。
信頼関係は複雑な要素で形成される。指導者が知識を持っているだけではダメ。選手よりも競技の能力が高いだけではダメ。立派な経歴があるだけではダメ。優しいだけではダメ。厳しいだけではダメ。
何か一つが良ければ良いわけではない。様々な要素が絡んで「この人、信頼できるな」が決まる。特に大切なのは「言葉と行動の一致」だ。
言葉と行動が一致している人は、言動や振る舞い、姿勢に重みがある。受け手は重みを感じると、本能的に「この人、信頼できるかも」を感じる。
だから、
選手に対して、「努力しろ」と言うなら、自分が誰よりも努力していなければいけない。「ピッチ外の行動も正せ」と言うなら、自分が誰よりも清廉潔白な行動をしなければいけない。誰よりも荷物を整え、誰よりも早くピッチにいなければいけない。
指導者は多くの選手を評価している。一方で、選手全員が指導者のことを評価している。しかもそれは、数字や明確な基準に基づくものではない。人の中になんとなく備わっている評価センサーによるものだ。だから、評価されていない時間はない。常にされている。と思って振る舞いを決めるべきだ。
肩の力を抜いて、何も考えない時間は完全プライベート空間で作れば良い。
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