第95号『物語を知っているはずなのに、それでも泣いた鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』
このゲーム
練り上げられている
至高の領域に近い
お前は一体どこの上弦の参だよッ!とツッコミを入れてしまった皆さんに一言いいですか
「お前もヒノカミ血風譚をやらないか?」
なんでだよ!とまたツッコミが入りそうなぐらい猗窩座の口調で薦めてしまいますので今日はゲーム『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』の話に少々お付き合い下さい。
Nintendo Switch版の購入を検討している方も分かりやすくお薦めしたいポイントを書いていきます、是非ご一読ください。
『鬼滅の刃』はコミック累計発行部数が1億5,000万部突破し、そのアニメの劇場版『鬼滅の刃』はなんと全世界累計来場者が約4135万人、総興行収入が約517億円を記録するという異例のモンスターコンテンツになるまでに成長しました。
上記の過去記事で「今度アニメ化するからこの期に見てほしい、そして『鬼滅の刃』読んでくれる人が増えたら良いな」なんて書いていた頃が懐かしいぐらいです。もうそんな心配することなく、誰とでも鬼滅の刃の話が出来るぐらいに認知されました。
それぐらい、アニメを見た多くの人を惹きつける制作会社ufotable クオリティは偉大です。アニメ『鬼滅の刃遊郭編』も「これ劇場版じゃなくて毎週放映のアニメなんですけど!」というぐらい作画クオリティが高くて、見入ってるうちに30分があっという間に過ぎてしまう感覚。制作発表された4期が今から楽しみでなりません。
そんな『鬼滅の刃』のコンシューマゲーム(PS4・PS5)版はというと発売から2週間足らずで世界での全出荷本数が100万を超えるという好調っぷり。
人気作品のゲーム化なのだから当然でしょう?と思うなかれ
『鬼滅の刃』は売れた作品、否、売れ過ぎてしまった作品と言っても過言ではありません。
それ故に後発であるゲームに求められる期待値やクオリティは相当高いものになります。なぜかというと、これから発売するゲームはアニメ版でufotable 作画に慣れてしまった、良い意味で目が肥えてしまった『鬼滅の刃』ファン達を納得させる出来を求められるからです。
そして、これだけ人気作品にもかかわらずリリースされた『鬼滅の刃』ゲームがまだ一本なのは不思議に思いませんか?
もっとスマホやSwitchでも『鬼滅の刃』の色々なゲームが沢山出てもよさそうなのに?そう思いますよね。もちろん水面下ではそういう動きもあるかもしれません。
ただ上記理由で述べたように”今の『鬼滅の刃』ファン達を納得させる出来”のゲーム作品にするなら、どれだけ頑張っても発売までに制作3~4年は掛かります。つまり、アニメや劇場版『鬼滅の刃』がヒットしたから、そこに目をつけ次はゲーム作品としてリリースしようと動き出したとしても、最低でもそのぐらいの期間を必要とするからです。
PS4・PS5版で結果を出した『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』はNintendo Switch版の発売も決定しました。
なぜ『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』は他に比べてこうもリリースがはやいのか?
良いところに気付きましたね
それこそがこのゲームをお薦めしたい理由の一つです。アニメ3期が最終回を迎え、鬼滅ロスに陥ってる方も是非この機会に遊んでみてください。
『鬼滅の刃』を連載開始から週刊少年ジャンプで読み続けてきた、原作からのファンなら共感してもらえると思いますが、初期の頃は今じゃ考えられないくらい人気がなかったんですよ。
個人的見解では人気が出始めたのは漫画本編で主要キャラであっても死ぬ時は死ぬと作中で描かれてからではないでしょうか。自分が好きな登場人物はこの先の展開で死なないだろうな?と緊張感が段違いになりますからね。
おっと話が逸れそうなので戻しますね。
このゲームをお薦めしたい理由その壱
制作会社がサイバーコネクトツーだから
この制作会社のファンだからとかそいう盲目的な意味ではなく、しっかりとした理由とゲームを遊んでみたプレイヤー目線で書き出します。
『NARUTO』『ジョジョの奇妙な冒険』『ドラゴンボールZ』といった数々の少年ジャンプ作品のコンシューマゲームを世に送り出しているゲーム開発会社です。
お薦めしたい理由は、この会社が『鬼滅の刃』にどこよりも先に着目し、ゲーム化しようとする先見の明があったから?と問われればノーと答えます。
勿論、それもあったのでしょうが、それ以上にこの会社、社長をはじめとして社員達も週刊少年ジャンプ大好き集団なんですよ。『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』が発表され制作会社がここだと知った時は思わずガッツポーズしましたから。少年ジャンプガチ勢社員が作る少年ジャンプゲームとか最高じゃないですか。
そして、それは今までにプレイした少年ジャンプ作品全ゲーム(サイバーコネクトツー制作)のキャラクターの動きから感じることが出来ます。そしてCC2最新作の『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』は、さらに磨きが掛かっています。愛が無いとこのモーションは作れない、そう断言できます。「絶対そのキャラクターが一番好きな社員達が担当したんだろうな」という事が分かります。
それはなぜか?
そのぐらい雄弁に、操作するキャラクター達の動きが如実に語ってくれます。
『鬼滅の刃』ゲームの制作会社がここだからよかった最大の理由は、この3Dの表現の拘りにこそあります。
アニメや漫画で表情豊かなで良く動くキャラクター達がゲーム化された時、「あれ?なんだか表情や動きが固くないか?」とか「3Ⅾ化したら思ってたのと違う」といった違和感を感じたことのあるゲーマーは多いんじゃないでしょうか?
漫画やアニメは2Ⅾのキャラクターの為、それをゲーム化するにあたって3Ⅾ化させるとそういう不具合が起こったりします。これは近年3Ⅾアニメ化が増えているアニメ業界でもいえることですね。
しかし、この会社には設立当初からゲーム化する際に漫画の2Ⅾキャラクター達を違和感なく3Ⅾ化し動きもアニメ表現っぽくするにはどうすれば良いか?をずっと突き詰めて培った技術があります。その技術が他社よりずば抜けて良いのです。
そんな会社が目指したものは2.5次元とも呼べる神作画。
これはゲーム中のヒノカミ神楽を繰り出すシーンですが見てくださいこの表情、この表現。劇場版のクオリティをそのままに、生きた表現として違和感なく3Ⅾゲーム化させているクオリティを。カメラアングルも一番映える角度調整されています。
そんな細部まで拘り抜く制作会社が作った『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』だからこその味わいがあるのです。第4期アニメ刀鍛冶の里編までの間に予習も兼ねてどうですか?ちなみに自分は漫画で泣いてアニメで泣いてゲームでも泣きました。
このゲームをお薦めしたい理由その弐
誰にでもやさしいゲームデザイン
上記でも述べた様に『鬼滅の刃』はコミックだけでも累計発行部数が1億5,000万部突破している作品です。それだけにファンの年齢層の幅も広い。
『鬼滅の刃』は好きだけど、格闘ゲームとか苦手なんでちょっと・・・とか敬遠しがちな人も、うちの子まだ小学生高学年ですが買っても遊べるか心配している親御さんも大丈夫です。
幅広い年齢層のファンが遊んでも楽しめるように、『鬼滅の刃』主人公の炭治郎の様にやさしいゲーム設計になっています。
本編ストーリーを追体験するヒノカミ血風譚モードは広大な『鬼滅の刃』の大正日本世界を炭治郎として進むのですが、道に迷っても大丈夫です。ナビゲーションがあります。
炭治郎は鼻が利き、ニオイを辿るという原作設定を生かして辿るべき道筋が視覚化されるというシステムの導入が上手いと思いました。
あと原作ファンは涙腺崩壊するゲーム独自イベントがあるからこのヒノカミ血風譚のストーリーモードだけでも良いので遊んで欲しいです。
このゲームをお薦めしたい理由その参
拘り抜いた殺陣シーンがとにかく熱い
あと遊んでみた感想としては『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』は格闘ゲームじゃないです。
もちろん対戦要素のあるVSモードはありますが、格闘ゲームと違い戦うフィールドは広いし、だからこその間合いの詰め方や仕掛け方、当然戦い方も違います。(ガチ勢のコンボ繋ぎ方は除く)お互いのダメージ量も刀を使っているからこそ、ミスすると派手な量減ったりするので違う意味で緊張感あります。
私的な感想を述べるなら、自身が好きな鬼滅の刃キャラクターを何処までも格好良く戦わせる事に特化した剣劇アクションゲームです。
格闘ゲームにあるような複雑なコマンド入力もありません、技や奥義はボタン一つで出せる仕様なので誰でも好きなキャラクターで格好良く戦う事が出来て、尚且つ技や奥義を繰り出す時の殺陣シーンの格好良さを堪能して欲しいです。
特にこだわりを感じた部分
『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』には水の呼吸の剣士が炭治郎をはじめ富岡さんや村田さんまで含め5人登場します。しかし、同じ水の呼吸の使い手でありながら各技にそれぞれの個性や性格がしっかりと反映されています。
同じ水の呼吸、水面斬りや水車であっても、全く同じモーションの水の呼吸は一つもないというこだわりっぷり。錆兎や真狐は漫画原作本編では描写が少なかったけれど戦ったら絶対こんな感じかもしれないというファンも納得の出来映え。そんな週刊少年シチューイチオシの殺陣シーンを是非楽しんでください。
このゲームをお薦めしたい理由その肆
DLコンテンツ追加が待ち遠しい
とにかく発売時期が早かったこともあった『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』ですが、アップデートも充実してきて無料DLコンテンツにて鬼側のプレイアブルキャラクター増えました。そのうち遊郭編のキャラクター追加になったりするのか楽しみですね
ずっと鬼殺隊の剣士ばかり使っていたのですが、この記事を書くにあたり自ら禁じていた鬼側のキャラクターで遊んでみました。
下弦の壱の閻夢とかなんて、人の苦しむ姿を見るのが大好きな下種野郎だけあって、基本攻撃がえげつないのしかないです。なので彼の基本戦法を分かり易く書くなら”友達を無くす戦い方”になります。その使い方がスタンダードなのでずっと使ってると性格が悪くなりそう。「お眠りぃ~♪」とかやって相手おちょくるの楽しいけど、このゲームがオンライン対戦で本当に良かったと思います。現実なら喧嘩とかのリアルファイトになりそう勢いですよ。
そして冒頭でもモノマネしてた上弦の参、猗窩座ですが、強すぎるwこの鬼馬鹿なの?というぐらいに強いです。鬼だからと言って体力回復ズルいだろ?!(これは全鬼にいえることだけど)と文法が乱れるぐらいの強キャラに仕上がってました。
お前も鬼プレイアブルキャラクターを使わないか?
思わずそう言ってしまいたくなる強さですが、自分は頑なに呼吸の使い手なのでこれからも鬼殺隊士を推したいと思います。
あと鬼畜プレイ大好きな人は鬼側のキャラクター使うのをお薦めします。
まとめ
遊んでみた『鬼滅の刃ヒノカミ血風譚』は幅広い年齢層のファンでも楽しめる仕様につくられた優良良作ゲームでした。
『鬼滅の刃』にゲーム要素を盛り込み上手くアレンジされてる部分も含めて楽しめました。冒頭で書いたようにゲーム版ならの泣ける部分あるので是非遊んでみてください。
あと機会があれば誰かオンライン対戦しましょう。
このゲーム、自分は吾妻善逸使いです。ランクマッチだと同キャラを使ってる人とほぼマッチングしませんがこのゲームシステムなら輝くキャラだと思ってますし、何より『NARUTO』のロック・リーもそうですが一つの事を極めるキャラ大好きなんですよ。
スイッチ版の発売までのんびりPS版で腕を磨いて置きます。
おまけ
恒例のおまけ部分は、この先のDLコンテンツはこうかなとかの考察や、善逸でランクマッチを勝つための簡単コンボ集のメモ的な何かになります。
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