映画の前に。ステのホラー考察
今年は廻、心伝、映画々伝とステの動きが多いね
今の時点でかなり言いたいことができたので、まだ映画始まってないけど書き留めておくよ
刀ステすごいよね。虚伝って初演再演そして今回のアニメと都合3回。しかもほとんど同じ話の筋を見せられてるのに、こんなに気持ちをかき乱すなんて……
廻をみたら刀ステってホラーなんだなーって思った
舞台より笑いどころが減ってるよね。徹頭徹尾シリアス。
マイルドなジャンプスケアまである
ホラー好みな人にあうか?というと疑問ではあるが、ホラーのお約束にのっとってると思うといろいろわかりやすい
本格的に話が動き出すのが4話とやや遅め。
そこまでが無意味というわけでなくて、廻本丸のしきたりと、刀剣男士の生態の説明に話数を費やしてるんだよね
昔の話で申し訳ないんだけど屍鬼連想したよ。村の風俗をやたら細かく説明してたの
具体的にはねー
1話で不動行光が顕現、本丸の仕事の説明、ダメ刀というワードに傷つく山姥切国広
2話で刀剣男士が物語に縛られてる件、不動の疑問に動揺する本丸のみんな
3話で、不動と織田刀のソリが合わないことが全員にバレる
そして4話の訓練へ……と流れていく
舞台虚伝では不動の疑問がない混ぜになってんだよね
どうせダメ刀だし→なんで戦うの→どうして歴史を守るの?→戦えない俺はダメ刀だ〜
ってなってた。
廻では疑問が切り分けられ、それぞれ山姥切・三日月・宗三が回答してくれる
で
この三日月のセリフが あっ 言っちゃったーーーって感じ
とうらぶの顔の三日月がそう言うってことはつまり、歴史を守る理由は誰もわからないってことなんだな
仲間はずれの話
廻最終回のあとに心伝をみたんだよ
ステの人間関係って毎回毎回どこか似通ってるなあって思った。思わない?
その……虚伝の不動行光の境遇と、心伝の山南敬助の身の上がダブって見えたの
閉じた本丸にひとり仲間はずれがいる……
考えてみれば、第一部はずっとそんな話だった
それは悲伝慈伝を頂点として、まんばが本丸を去ることで終わる。けど、第二部維伝からも形を変えて続いてる
ぞろぞろと歴史人物が出てきて、その中にぼっちがいるって構図
土佐勤王党 と 坂本龍馬
熊本城のみなさん と たまさま
新選組 と 山南さん(とうらぶに新選組は何回か出てるけど、粛清の話は今回が初じゃない?)
さらに禺伝でも光源氏と姫たちという構図が出てきた
いわばテンプレ?
第一部で刀剣男士たちの人間関係に当てはめていたこれが、第二部では出陣先の人間模様として客観的にみる
みたいな
ステの特命調査って時の政府の意向だと思うんだけど、どういう意図があるのか……
それが明かされるのかすらよくわからない
でも
第二部でもっとも重要なのは、仲間はずれ本人がループの中心にいることではないか?
心伝みたら単独行の印象が変わった
単独行の三郎って遡行軍が化けたものにみえる
甲陽鎮撫隊は遡行軍が記憶を奪ってなりかわってるってはっきり言ってたもんね
奪うって……
遡行軍の見た目が変わる、朧と同じことできる
この情報でこれまでの解釈が大きく変わる
キャラの見た目が信用できないってことだからね
過去未来の違いはあれどターゲットに接触して歴史を見せる
そこに黒いまんばが生まれてクロカンが連れて行く
これが朧の生成プロセスなんじゃない?
綺伝でガラシャが言ってた
味土野に遡行軍が現れて、未来の自分を見せられ、気がついたらここにいたって
このセリフそのままじゃない
これもホラーの文脈よ。
主人公幸せそうなんだけどよく考えると凄惨な裏側が見えるみたいなの、ありがちよね(ミッドサマーとかさ……)
丸の中にはいっちゃった本物まんばのこと考えてる。
正史龍馬も正史ガラシャも心配になってこない?
ステ正史の時間軸には、特命調査の核になった人物は登場してないんだよねぇ
刀剣男士じゃないキャラを何度も出されても困るけども……
それよりも三日月まんばのその後を果たして出す気があるのかどうか
実際ループの中だけずっと擦る気なのかもって不安だったの
今回、話が大きく動いて安心した
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