今回京都へ行ったのには目的がありました
今月6日に大阪に入り、仕事と打ち合わせを終えて京都市内のホテルに宿泊し、翌日は目的達成のため朝から電車に乗りました。
目的地はどこかというと、子供の頃に何度か行ったことがある小山家の本家で、父親も亡くなってるし親戚付き合いもないので、アポ無しで突然尋ねるという強行作戦でした。
ただ挨拶に行くためだったのですが、50年以上行ったことがない家ですから、もうほとんど初めてという感じでちょっと勇気が入りましたね😅
で、何のために行ったかというと、これはたぶん自分にしかわからない感覚で、子供の頃からイメージとしてあったことなのですが、家系にまつわる悪しき因縁みたいなのがあって、自分の代で終了させるというテーマがあったのです。
祖父は末っ子なのでウチは分家ですが、大酒飲みのため僕が小学校に上がる直前、50代で亡くなっています。
年末の夜に一人で出かけて田んぼで倒れ凍死したのです。飲酒の影響で精神的に支障があったらしいのですが、よく徘徊していたそうです。
そしてその子である僕の父親はアルコール依存症で、同居していた2000年頃から朝から飲むようになり、何度も警察や消防の世話になり、今思い出しても気持ちが重くなるくらい本当に大変でした。
父親は若い頃から精神的な疾患もあり、10代の頃から森田式精神療法で治療を受けていたようで、森田式精神療法とは対人恐怖などの恐怖症、強迫神経症、パニック障害などの不安障害に対する治療法で、僕が中学生の頃に母親の実家がある静岡に引っ越したのも、精神的なバランスを崩したことがきっかけでした。
僕自身も高校一年生からパニック障害を発症し、その後も何度か軽い発作を起こしたことがあって、今は完治していますが鬱のような症状もあり、精神的な疾患が出やすい家系なのだと思います。
特に父親が酒を飲んだときには人格が変わり、目つきまでおかしくなるのを見て、完全に憑依されていると思っていました。
ゲンコツで手加減なしで殴られたこともあるし、大声で罵声を浴びせられたことも何度もあります。
その姿を見ていて、家系に対して恨みがある人の怨念を感じていたんでけど、父親が言うには先祖は高利貸しのような商売もしていたらしいので、きっと取り立てとか何かで恨みを買ったんでしょうね。
僕は霊能者ではないので詳しいことはわかりませんが、とにかく子供の頃から家系にかかわる何か悪しきものを終わらせるという使命感がありました。父親も3年前に亡くなり全て精算されたような感じがしたので、本家に行って挨拶をし、気持ち的に締めくくりたかったんですよね。
今回はそれが達成できて本当によかったです。
本家は89歳になる叔父さんが一人暮らしをしていて、父親の従兄弟に当たる人ですが、もしかしたら会ったことがあるかもしれないけど記憶にはありませんでした。でもよく来てくれたと歓迎してくださって、お昼ご飯もご馳走になり、2時間以上たっぷりとお話を聞くことができました。
実はこの日はお墓参りにも行く予定があって、それを済ませてから午後に行こうと思っていたのですが、なんか勘が働いて最初に行ったのが結果的に大当たりで、もし5分遅かったらその日には会えなかったのです。
リハビリや病院に行く予定があったそうで、直感という形でメッセージをくれた宇宙の采配に感謝せずにはいられませんでした。
まぁこれは自己満足と言われればそうかもしれません。
でも今回の旅で役割を終えた報告ができたことは、本当に嬉しかったし感慨深いものがありました。
先に書いたようにこれは自分にしかわからない感覚なので、今まで他人に話したこともないし、もちろん親にも言ったことがありません。
なのでここから新たなスタートな気がしていて、これを書いたことで頭の中も整理され、スッキリしてよかったです。
きっと先祖の皆さんも喜んでくださっていることでしょう。
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