集客という言葉に踊らされるな
音楽において集客というのはライブの動員のことです。
つまりどうやってファンを増やすかということ。
そこで今一度よく考えて欲しいのは、動員というのは結果です。
何度も言っていますが、いいライブができていれば必ず動員は増えます。
ライブハウスやプロダクション、メジャーのレコード会社で仕事をしながら、数多くのアーティストの育成やデビューに関わってきた僕が言うんですから間違いありません。
もう一度言うと、「いいライブができた」という原因があるから「動員が増える」という結果につながるんです。
原因と結果の法則は裏切りません。
誤解しないでくださいね。
集客のために何か施策を打つというのが無駄だということではないんです。
例えば何か話題作りをしたり、企画を考えるのは大切なことですが、最終的に生で自分たちの音楽を聴いてもらう機会があったときに、もしがっかりさせてしまったらどんな施策も企画も水の泡です。
そして一度がっかりさせてしまった人たちを、もう一度振り向かせるのは至難の技です。
試しに行ってみたけど美味しくなかった定食屋が、リニューアルオープンで新メニューを揃えたところで行こうとは思いませんよね?
だから一回一回のライブが勝負です。
時間が短くても場所が悪くても音響の設備が整っていなくても。
言い訳は無用です。