個性を伸ばすためにはこだわりをなくす時期も必要
信念やこだわりは、自分の個性を発揮するためにとても重要なものですが、それが強すぎると逆に学ぶ機会を失ったり、物事を客観的に見れなく可能性が大いにあります。
修行の時期というか、とにかく自分の間口を広げるためにこだわりなく吸収する時期は必要です。それによって、より多くの世界観を手に入れることができ、引き出しを増やすこともできるのです。
自分の経験から言っても、やってきたことに無駄なことは一切ありませんでした。本当はやりたくないなぁと思うようなことでも、それをやったことで学びになったことはたくさんあります。
つまり拒否するのも方法の一つですが、一旦受け入れることで吸収できることもあるので、これも損得の問題ではないし、いいも悪いもありません。
二択でどちらか決めた後でも、間違いだったのではないかと迷うことはありますが、正解があるわけじゃないので「間違った」という判断をしなくていいです。もし違ったと思ったらもう一つの方をやり直せばいいし、両方を経験できるメリットだってありますから。
経験を積むことで俯瞰で見れるようになるものだし、その経験を生かして他の人にアドバイスすることもできます。
一度受け入れてみて、自分ならこうするという方法を見つけるのもいいし、自分には合わないという判断もあるだろうし、とにかくやってみてからということでいいと思います。
ほとんど経験もないのに自分のこだわりを主張しても、それは独りよがりになってしまいます。
やってみればみるほど自分の考え方や個性が浮き彫りになるので、だから言葉は硬いけど「修行の時代」は必要なのです。
要は見聞を広げるってことですね。