3. ハワイに長居する
語学スクール
手っ取り早くハワイに長居したかったら、一番のおススメは語学スクールへ入学(つまり留学)することです。 費用は、1年 留学するとして最低でも300万円ぐらいかかりますが、10日~2週間の小旅行を何度か繰り返す費用やそのデメリットを考えれば、(留学は)かなり魅力的ではないでしょうか? ともかく、行くつもりになってネット検索したり、資料請求をしてみることから始めましょう。 ハワイが本当にお好きなら、この段階でも なかなか楽しめるはずです。
先ずはスクール選びですが、「ハワイ 学校 ビザ」とかで検索すると ズラリと候補が並ぶので、ご予算や環境と相談しながら、ご自分に最も合うスクールを選びましょう。 最初からいきなり決めてしまうのではなく、少しずつ候補をしぼるつもりで進めていけばよいと思います。
「留学なんて したことないし .... 」という方は、留学の斡旋をしている業者もあるので、「留学相談 おすすめ」とかで検索すると、やはり候補が並びます。 できるだけ格安に済ませたい方は、更に「格安 手数料なし」と続けてもよいかもですね。 この業界は競合どころが多いので、いろいろなサービスでしのぎを削っています。 資料等を請求して しっかりと判断しましょう。
留学すると ....
最低受講時間が設定されているので、あまり講義を休むと学校から何度も注意されます。 更に、それに無視を続けるとビザを取り消されたりするので要注意です。
昔はそれほど厳しくなかったのですが、2001年の同時多発テロ事件以降、格段にシリアスになりました。 規定受講時間を満たさない生徒をたくさん抱える学校にも、厳しい罰則が科せられているので、ここはしっかりと対応してください。
また 学校によっては、受講生の大半が日本人というところもあり、言葉が通じる気安さから日本人同士で延々と行動してしまい勝ちです。 お友だちができるのはよいのですが、それにかまけてしまうと、肝心のハワイを全く堪能できなくなってしまうので、目的を見失わないようにしてください。
米国の他の49州に比べてハワイは、格別に日本語が通じます。 他州では先ず通じないであろう、日本人が頻繁に犯す(英語上の)間違いを心得ていてくれたりするので、伝えたい熱意さえあれば何とか通じてしまう可能性が高い環境です。
しかし、それに甘え続けて日本語にどっぷりと漬かっていると、大切な Aloha Spirits に触れるチャンスは大きく遠のいてしまいます。
進級禁止?
授業を受けるにあたって、重要なのはあなたの優先順位です。
「何が目的でスクールへ通うのか?」のお答えが「英語能力の向上」ならば、その向学心に従って切磋琢磨して、どんどん上のクラスを目指せばよいのですが、ハワイがお好きで、第1目的が「1日でも長くハワイに居たい」のなら、その上達ぶりをアピールすることは控えましょう。
先ずは 始業前、あなたの英語能力を測るクラス分けテスト(placement test)を受けるはずですが、これにベストを尽くしてはいけません。 「テスト」と言われれば「よい点数を取らねば」という反射神経が働いてしまうでしょうが、そこは冷静に判断してください。
.... 例えば こんな問題が出たと仮定します。
★ Fill in with a correct word. (正しい言葉で埋めなさい)
(1) I ( ) a boy.
【 is ・ am ・ are 】
(2) He ( ) to school everyday.
【 go ・ gone ・ goes 】
こんな問題に、am や goes と答え続けてはいけません。
正解を重ねると あなたはどんどん進級して、あっと言う間に卒業させられてしまいます。 もちろん、それがお望みなら、 am と goes が正解です。
しかし、英会話学校へ行く真の目的が「ハワイに1日でも長く滞在する」だったら、迷わず間違いを書いてください。
私は、初日の振り分けテスト前、そこに居た美人講師を生徒のひとりだと勘違いして 普通に※話しかけてしまい、あやうく 中級(intermediate)か上級(advanced)クラスへ割り振られそうになりました。
ハワイの語学スクールの中でも、特に日本人受講生が多い英語課は、授業の進み具合がたいへんスローです。 英語が全然 分からなくても、講師の態度や空気を読めば、正解がうすうす推察できたりします。 クラス内は英語以外禁止が基本ルールなのに、それを破って日本語でヒントを出してくる講師も(稀ですが)居ます。 しかし、ハワイに長居したかったら、その誘惑に乗らないでください。
あまりに白々しい誤答を繰り返すと、クラスメイトから「馬鹿じゃないの?」というような目で見られるかも知れませんが、そこはご自分の優先順位に従って、そういう目線は無視しましょう。 怪訝な表情をする講師が現れるかも知れませんが、学校側としては、あなたが長居してくれた方が売り上げが上がるのですから、(出席率に比べて)あまり厳しく追及はしないはずです。
講義を受け始めてからでも、レベル・ダウンしたいと思ったら、担当講師か事務局に遠慮なく相談しましょう。 シンプルに「私には難しい」(It is too difficult to me.)と言えば、下のクラスに再編入してくれるはずです。 アメリカに限らず諸外国では、
黙っている = 満足している
なので、遠慮は美徳でも何でもありません。 ご自分の考えは しっかりと伝えましょう。
余談ですが、レストランで「レアで」と注文したお肉が「ミディアムレア」で提供された場合も、しっかり「No!」と言うべきです。
もちろん、もともと英語が苦手という方はこの限りではありません。 中学卒業程度の英語力で、普通に努力して、テストを精いっぱい頑張ったら、3年ぐらいで卒業見込みとなる可能性が高いです。 それぐらい滞在できれば満足という方は、その姿勢で大丈夫かと存じます。 ただし、卒業してしまえば もう帰国するしかないので、そのことだけは忘れないでください。
あなたのハワイ生活が Aloha と Mahalo にあふれ続けることを祈ります♡
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※ 私は、日常英会話は ほぼ不自由なくこなせますが、例えば、米人たちが民主党と共和党について議論を始めたら、9割方はチンプンカンプンです。 また、病名や内臓名が飛び交う会話には、辞書なしでは ついてゆけません。
語学スクールですので、そこに居るのは英語課の生徒ばかりとは限りません。 少人数ですが、英語以外を勉強している人も居ます。
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