K.ジョンソン選手が上向く要素
今日はクリス・ジョンソン選手の登板ですね。
ここまでイマイチだとの声が大きいジョンソン選手ですが、1試合ごとの成績を振り返ってみるといろいろな事実が浮かび上がってきます。
1番上が今期の通算です。
目に付くのはFIPが3.77と言う程悪くない点とBABIPが.338と非常に悪い点です。(FIPは大まかに言えば守備や運を除外した防御率。そしてBABIPはグラウンド内打球のみの被打率で、どんなピッチャーでも.300に収束していきます。)
この数字が意味することは、ここまでのジョンソン選手は、そこそこ運が悪いためにこの防御率になってしまっているという事が言えます。
今後揺り戻して、成績が向上する可能性は十分あると考えられます。
ただ、K%(奪三振%)が低い点は見逃せません。これはつまり、味方守備に大きく依存しているという意味です。
今年は、松山選手を筆頭に、守備にマイナスを計上する選手が田中広輔選手、堂林選手、西川選手、ピレラ選手と、全体的な守備力の落ち込みが顕著です。(1.02 Delta.Incによる守備成績)
グラウンドボールピッチャーのジョンソン選手に大きく影響していると考えられます。
今後内野守備を固めたオーダーを組めると、成績は向上すると考えられます。
最後に、私が大きく期待しているのは坂倉選手とのバッテリーです。
微妙なコースの出し入れが持ち味のジョンソン選手には、ストライクゾーンを大きく見せることができる、フレーミングの良い選手と相性が良いはず。
炭谷銀仁郎選手の元でフレーミングを磨いた坂倉選手の技術がここで輝くのではないかと私は期待しています。
さらに、坂倉選手の打棒は捕手としてはリーグ屈指。早い回で得点を重ねたらジョンソン選手も落ち着いて投げれるはず。
今期バッテリーを組んだのは2軍でのオープン戦と、前回2イニングだけですが、初めてではないのできっと大丈夫。
ここから2人が新たなタッグで勝利を掴んでいくのに期待しましょう。