【初心者必見】なぜ経口のアナボリックステロイドを使ってはいけないのか?
はじめに
アナボリックステロイドには錠剤の経口ステロイドと、注射のステロイドの2種類があります。経口ステロイドはオオサカ堂などをはじめとした、一般的な薬の輸入代行サービスで簡単に購入できることや、注射と違って飲むだけで良いので、とても手軽に使用できます。そのため、初心者の方は一度は検討したことがあるのではないでしょうか?
そんな手軽さとは裏腹に、知識のあるステロイドユーザーの間では「経口ステロイドは絶対に使ってはいけない」というのが常識になっています。正確にいうと、経口ステロイドを単体で摂取するのはNGで、注射剤と組み合わせて使うなら、場合によってはアリ。となります。
今回は経口ステロイドをなぜ使ってはいけないのか、ステロイドの輸入代行とパーソナルを行っている著者が、専門的に突っ込んだ話も交えて記載していきます。
経口ステロイドのメリット
いきなりデメリットの話をする前に、経口ステロイドのメリットからお話します。
購入先がすぐに見つかる(オオサカ堂、お薬なびなど)
飲むだけで良いので手軽(注射不要)
注射剤と比べると安い(2〜3分の1)
例えば、下記はお薬なびに掲載されている「オキシポロン」という製品です。経口剤で簡単に入手できるものの中では、最も強力なステロイドと言われています。
価格を確認すると、50mg120錠で9000円でした。1日50mg接種したとしても120日間持つので、1ヶ月あたり3000円。確かにこれは安くて魅力的です。
次に、肯定的なレビューを見てみましょう。
ハンマー刃牙さん(24歳)
コロナ以降、筋トレにハマって自宅でも毎日していますが、最近はなかなか筋肉量が増えなくてもどかしい日々を送っていました。筋トレ仲間がオキシポロンおすすめしていたので使ってみたら、3週間で2キロ筋肉量増えました!ボディビルダーのような体も夢じゃない!
初ガツオさん(30歳)
4週間のサイクルを組んでうまくいったので、2回目のトライのための購入です。思った以上にムキムキになれていい感じです。これからも肝臓の数値に気を付けながら利用させていただきます。
フジヤさん(29歳)
筋トレ歴4年ですが、先輩にすすめられて今回オキシポロンを購入しました。詳しい使い方を教えてくれるとのことなので、筋肉ムキムキになったらまた投稿します。
嶼行冥さん(41歳)
他のアナボリックステロイドも使ったことがありますが、オキシポロンは最強だけあって副作用の出方も強いので気を使いますね。使用する方はきちんと調べてケア剤も用意した方がいいですよ。ただ、上手に使うと理想のムキムキマンになれます。
このレビューをみて、皆さんどう思ったでしょうか?
著者は自身でもステロイドを使っていますし、パーソナルで他の方の成長も見てきましたが、注射剤を使ったとしても、このレビューにあるような「4週間でムキムキ、筋量2キロアップ」なんていう夢のような結果は、誰一人として得られていません。現実的には2〜3年ステロイドを使い続けて、それなりの筋量になるのが関の山です。
それと最近のトレーニーなら「ムキムキ」なんて古臭い表現を使わず「バルクアップ」と言うので、ヤラセレビューの可能性が非常に高いです。
基本的に、こういった経口ステロイドを売っているサイトのレビューは信用しないほうが良く、情報商材や投資詐欺に近いものだと思ってもらったほうが安全です。
経口ステロイドのデメリットについて
ここからが本題です。経口ステロイド単体のサイクルのデメリットは主に4つです
肝臓への負担が非常に強い
低男性ホルモン症になり、サイクル中に男性更年期障害が発生してしまう
サイクル後も同様で、オフ期間に筋肉量が落ちてしまう
これらの副作用を考慮すると短期間しか使用できず、注射剤よりも筋肉量が増えづらい
1つ目の肝臓のダメージですが、これはとても有名なものです。経口ステロイドは、胃などの消化器官で分解されるのを防ぐために、特殊な加工が施されています。この加工の結果、肝臓へのダメージがとても大きいものとなっています。これを防ぐためにはウルソデオキシコール酸という医薬品の摂取が必要ですが、経口ステロイドに手を出す初心者の方は、この薬剤の存在を知らない方が多いです。よく、サプリメントのシリマリンを接種されている方がいるのですが、シリマリンは効果が弱く、ウルソデオキシコール酸の摂取が必須です。とはいえ、ウルソを接種したとしても肝臓へのダメージはとても大きく、長期間使用すると肝臓悪化で入院することになりかねません。
次は、2つ目の低男性ホルモン症についでです。すべてのアナボリックステロイドに言えることですが、これを摂取をしている間は、人間の体は男性ホルモン(テストステロン)の生成を止めてしまいます。テストステロンは男性の体に必要な、様々な役割を担っています。テストステロンが少なくなると、低男性ホルモン症、いわゆる男性更年期障害のような症状が出ます。性欲低下をはじめとして、やる気の低下やうつ症状を発症します。
これらを防ぐために、外部からテストステロンを接種する必要があります。このために、エナント酸テストステロン(テストステロンエナンセート)という注射剤を使用します。これは、男性更年期障害の治療にも使われている注射剤で、すべてのステロイドのサイクルで、必ず摂取が必要な薬剤です。
経口ステロイド単体のサイクルだと、このエナント酸テストステロンを取ることができないので、かなりのダメージを覚悟することになります。
次は、サイクル後の筋肉量低下についてです。
経口ステロイドは4〜8週間前後、注射剤は12週間前後を1サイクルとして、その後は2〜3ヶ月ほど休みをいれるのが普通です。
この休みの期間に、テストステロンの自然な生成を回復させる必要があるのですが、hcgという重要な薬剤は注射剤でしか存在しておらず、hcgを利用しないとなると、テストステロンはなかなか回復しません。テストステロンが回復しないということは、その間は筋肉が落ちることになってしまいます。
クロミッドという錠剤タイプのケア剤だけで、これらを回復させようとする方もいますが、注射剤のhcgを接種しないと、なかなか回復しません。
最後に、上記の副作用をケアする場合、短期間しか経口ステロイドを使用することができません。休みも長くいれる必要があり、1年を通した筋肉量の増加では、注射剤よりも圧倒的に少なくなります。しかも、副作用は注射剤より強いです。
そして注射剤を使ったとしても理想の身体になるためには、何年間もステロイドの摂取が必要です。しかし、経口ステロイドのサイクルでは1年も体が持ちません。経口ステロイドを使うことは、理想の体になるために遠回りをしつつ、体へ大きな負担をかけることになります。
最後に
今までの内容を見て、注射剤からスタートしてみたいと思った方へ向けて、当方でステロイドパーソナルを受け付けています。興味のある方はぜひご検討ください。簡単な質問でしたらXのDMなどでも受け付けています。
注射剤のステロイドの輸入代行サービスも運営していますので興味のある方は↓でご確認ください。