今日からひとつひとつのハウスについて書きますね。
昨日の投稿でもお伝えしましたが


ハウスは天体が活躍するステージです。天体が入っているハウスを見ることで天体を使う場面や場所を知ることができます。
ホロスコープを読む時にはハウスに『どこで』という言葉を当てはめると読みやすくなります。

それぞれのハウスには人が人生において経験するであろう出来事が12の部屋に順を追って当てはめられています。12の段階は12サインとも対応しています。タイトル画像のように1ハウスはおひつじ座、2ハウスはおうし座・・・というように人生のステージが進んでいきます。
(プラシーダスハウスシステムではサインとハウスの区切りは一致しませんが サインとハウスの対応が分かりやすいので上のタイトル画像をお借りしました)

ホロスコープにおいて向かい側のサインやハウスは対になっています。
おひつじ座と1ハウスは向かい側のてんびん座7ハウスと対になり
おうし座2ハウスはさそり座8ハウスと対になり、といった具合です。

1ハウスは『自分自身のハウス』と呼ばれます。
12サインの始まり、おひつじ座と対応しています。

1ハウスはホロスコープで最も重要なハウスとされています。
東の地平線、アセンダントの始まりのハウスであり
天体が地下の暗闇から地上の光の世界へと昇っていく、まさに『わたし』の誕生の瞬間です。

1ハウスは向かいの7ハウスと対になります。1ハウスは自分自身がテーマとなるハウスですが、7ハウスは外の世界に出て他人と関わる、パートナーシップがテーマとなるハウスです。

1ハウスが表すのは生まれたままの自分。生まれ持った性格や幼少期の環境、体質、容姿、才能や資質などを表します。他者に見せている顔、他者に与える印象でもありますが、あまりにも自分過ぎて本人は無自覚・無意識だったりします。自分がこの世に生まれてきた動機も1ハウスから読み解くことができます。自分自身を探っていく上で重要な鍵を握るハウスです。

ハウスがどのような性質を持つかはハウスの始まりの区切りの線『カスプ』が何座にあるかで見ていきます。1ハウスの場合、カスプ=アセンダントとなります。上のタイトル画像だと1ハウスのカスプはおひつじ座となります。上のホロスコープを持つ人は生まれ持った自分がおひつじ座的です。何かを始めたり開拓していくことを無意識にしているかもしれません。また生まれたままの赤ちゃんのような、素直で純粋な人だなと思われているかもしれません。

自分自身の原点、始まりのエネルギーに満ちた1ハウス。
春分前の今の時期に自分を深く掘り下げ、始まりの春に自分を輝かせていきましょう!