デザイン多すぎ!? EU圏の通貨"€"と2ユーロ硬貨について
こんにちは!!そーまです!
今回は1つのテーマに絞り、記事を書いていきたいと思います。
今回のテーマはEU圏の多くの国で利用されている、€(ユーロ)についてです。
特にその中の2ユーロについて話していきます!
EU圏の通貨€(ユーロ)
EU圏🇪🇺の国の1部では€(ユーロ)という統一された単位の通貨を使っています。 EU圏外の国では、モナコ🇲🇨、サンマリノ🇸🇲、バチカン市国🇻🇦、アンドラ🇦🇩もユーロを自国の法定通貨としています。合計でユーロを使用している国は全部で24カ国(2023年よりクロアチアも導入)です。
もちろん私が留学中のオランダもこのユーロを使用しています。
ほんと便利だなと感じるのは、他の国に旅する時。お隣のドイツやベルギーもユーロを使用しているので、国ごとに両替しなくて済むのが本当に楽です。
またユーロを使用していない国でも観光地ではユーロを使えることがあります。実際ハンガリーではユーロではなく、フォリントという通貨なのですが、お土産を買った時はユーロで支払いました。恐らく観光地では使えるところもいくつかあるようです。
近年ではカードやクレジットなどの決済が主流になってきているので、もしかしたらユーロの便利さを感じることが薄れてきているかもしれませんが、とても便利だと感じました!
そんなユーロですが、紙幣の種類は7種類(5、10、20、50、100、200、500ユーロ札)、硬貨の種類は8種類(1、2、5、10、20、50セントと1、2ユーロ硬貨)あります。ちなみに500ユーロ札は額が大きく、犯罪等に悪用されるケースも多いので、2019年4月27日以降 ユーロ圏の中央銀行によって発行されなくなりました。しかしながら、現在も支払い手段として使用することができるそうです。
紙幣のデザインは基本的に全て統一されておりますが、硬貨は表面のデザインは統一されており、裏面は国ごとに異なります。
そんな中でも特殊なのが、2ユーロ硬貨。
さて本題の始まりです!笑
2ユーロ硬貨の多種多様な裏側
2ユーロも他の硬貨と同じく、表面のデザインは統一されており、裏面は国ごとに異なります。
ただ、他の硬貨と異なるのは、2ユーロ硬貨は年に2回限定デザインの2ユーロ硬貨を国ごとに発行することができるのです!!
デザインは本当に種類が多く、なんとその数は500デザイン以上!!
何かを記念したものからユニークなデザインのものまであります。 その国で起こった歴史的な出来事や、その国の節目等を記念して発行されることが多いです。
この仕組みと魅力にハマってしまった私は、現在限定デザインの2ユーロ硬貨を集めています!! ちなみにヨーロッパでも、この2ユーロ硬貨を収集しているコレクターの方が多いそうです。
収集している全てをご紹介しましょう。
通常デザインの硬貨
まずは通常デザインの国ごとの硬貨です。
世界地図に沿って並べてみました!
現在私が持っている通常デザインの硬貨は9種類です。現在ユーロを使用している国は全部で24カ国なので制覇はまだまだ先ですね。
そしてメインである記念硬貨はこちらです↓↓↓
記念デザインの硬貨
現在私が所持している記念デザイン2ユーロ硬貨は全部でこんな感じです!
全部で7枚あります。自分の住んでいるところがドイツと近いからか、ドイツの記念硬貨が多いです。
それぞれのグループで見ていきましょう。
ユーロ使用国🇪🇺発行の記念デザイン硬貨
まずはユーロ使用国🇪🇺全てで発行された記念デザイン硬貨についてです。
左側の硬貨のデザインは2015年に発行され、EUの旗がより良い未来のために共通のビジョンと理想をもって人々や文化を結びつけるシンボルであることを表しています。またその旗を人の姿に変形した12個の星が抱きしめています。右上の半円の中には、発行国と「1985-2015」の年号が記されています。この硬貨はNETHERLANDと書かれているのでオランダで発行されたものです。さらに右下には小さく作者(Georgios Stamatopoulos)のイニシャルがあります。
次に右側の硬貨はエラスムス計画の35周年を記念して発行されたものです。
エラスムス計画の説明を下にリンクを貼っておきます。
このデザインはエラスムス計画の2つの主な要素である、知的インスピレーションの源であるエラスムス自身と、ヨーロッパに影響を与えた寓話をミックスしたものです。前者は最もよく知られたエラスムスの絵によって象徴されています。後者はコインに描かれたビーコンからビーコンへとつながるリンクであり、現代的なグラフィカルなスタイルで星々から浮かび上がっています。これらでヨーロッパの学生たちの知的・人的交流の数々を表現しています。こちらもNLと書かれているのでオランダで発行されたものです。
ドイツ🇩🇪の記念デザイン硬貨
次にドイツ🇩🇪の記念デザイン硬貨を見ていきましょう。
まず1番上の硬貨はドイツのザールラント州の州都であるザールブリュッケンのシンボル、「ルートヴィッヒ教会」をモチーフにしたコインです。
そして左下の硬貨はラインラント・プファルツ州にあるアルプス以北で最も保存状態の良いローマ時代の城門である、「ポルタ・ニグラ」がデザインされています。こちらは世界遺産に登録されています。
最後に右下の硬貨はバーデン・ヴュルテンベルク州にある、アルプス以北で最も完全な形で保存されている中世の修道院群「マウルブロン修道院」が描かれています。1147年に建てられ、こちらも1993年にユネスコの世界遺産に登録されました。
ドイツの記念デザイン硬貨には、歴史的な建造物がテーマとなって発行されているものが多いと感じました。パっと見では、どんな建造物なのか分かりませんでしたが、これをきっかけに調べてみるのも歴史の勉強になり、面白いと感じました。
フランス🇫🇷とスロバキア🇸🇰の記念デザイン硬貨
最後に、フランス🇫🇷とスロバキア🇸🇰の記念デザイン硬貨について話していきたいと思います。
まずは左側の硬貨についてです。 こちらはフランス🇫🇷の記念硬貨で、1945年以降の平和と安全を構築するヨーロッパを表しています。コインの中央には、モダンなグラフィックで表現された鳩が描かれています。平和の象徴である鳩とオリーブの枝が描かれており、またその枝は欧州旗の12個の星に置き換えられています。またその周りに欧州連合28ヵ国それぞれの国のISOコードが描かれています。
最後に右側の硬貨についてです。 こちらがスロバキア🇸🇰の記念硬貨でスロバキア初のEU理事会議長国を記念として発行されたものです。スロバキア共和国の紋章を中心に、欧州連合理事会議長国であるスロバキア共和国の地位と重要性を表しています。内円の縁には国名の「SLOVENSKO」(スロバキア)と「PREDSEDNÍCTVO SR V RADE EÚ」(スロバキアEU理事会議長国)の刻印が刻まれています。
このように、1つ1つの硬貨には様々な背景があり、調べていると非常に面白いですし、1つ1つに愛着が出てきます。
2ユーロ硬貨集めのデメリット
この硬貨集めのデメリットは、限定デザインの硬貨を使いづらくなってしまう点。実際私は現在16枚の硬貨を持っているので、これを日本円に変えると、何と約4500円、、
留学中この金額のお金を使えないのはとても痛いです!!ただこのデザインの魅力に取り憑かれてしまっては仕方ありません笑
2ユーロのデザインの載ったウェブサイト
2ユーロの記念デザイン硬貨を載せたウェブサイトがいくつか存在するので、興味がある人はぜひ見てみて下さい!!
まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございます!!
今回はユーロ硬貨について取り上げてきました。皆さんいかがだったでしょうか?海外旅行に行くと、行った記念に持って帰りたくなってしまうその国の通貨ですが、ユーロにも様々な魅力があります。 ぜひヨーロッパに行った際は、硬貨の裏面のデザインを確認してみてください!!
今後も1つのテーマにフォーカスを当てて、記事を書いていったりもしますので、ぜひよろしくお願いします!!
それでは、また!👋
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