
[現役CA回答例20題] CA志望者向け 自己分析ガイド
こんにちは。シュテルン代表の徳永です。今回は、就活解禁直前ということで自己分析記事を執筆いたしました。
シュテルンの使命は、皆さんにエアラインで活躍してもらい、充実した人生を送ってもらうことにあります。
そのために必要なのは、次の2つです。
①あなた自身が持つ唯一無二のアピールポイントを全て洗い出し、整理する
②アピールポイントをES・面接の質問に対して的確に回答していく
今回は自己分析ということで、①を究める必要がある方に向けた記事となっています。
<本記事の対象者>
・自己分析をどこまでやればいいのかわからない
・エアラインで活躍するための自己分析がしたい
・現役CAの自己分析回答を見てみたい
最後まで読み進めていただくことで、再現性の高いシュテルンのメソッド、特に自己分析部分を体感できるようになっています。
自己紹介/実績
<過去実績>
2024年春夏期 無料トライアル枠にて4名全員がJAL/ANAに内定
内訳:JAL+ANA1名、JAL1名、ANA2名
無料トライアル定義:私の支援を複数回以上受講し、自己分析およびES添削、面接対策を行った方
<学生時代の代表>
・九州大学工学部出身
・アメリカ留学経験、ミャンマーでのインターン経験あり
・国際プログラムに参加
・貧乏出身ですが、給付奨学金の選考を2つ突破、黒字で大学通ってました
・ヒッチハイクで旅するのが趣味で、100人以上にお世話になりました
現在は、塾講師として高校生に理系科目を教える傍ら、シュテルンにてエアライン受験者をサポートしています。
元々は、matcherという就活相談アプリで就活生の相談に乗っていました。
以下にレビュー集を50人分掲載していますので、スクロールもしくはタップしてぜひご覧ください!
内容の質はもちろんのこと、「こんな人に教わりたい」と思っていただけるよう、日々向上に努めています!
自己分析がなぜ重要なのか
自己分析が重要なのは、大きく以下2つが理由です。
理由① 面接官が知りたいことだから
面接官が知りたいのは、あなたのスキルや経験以上に、人柄や価値観だからです。特に接客など、他者と関わる仕事であるCA業務において、価値観は非常に重要であることがわかっていただけると思います。
また、エアラインは企業ごとにカラーが異なります。
「この人は活躍してくれそうか?」
「長く働いてくれそうか?」
そんな視点で人事はあなたをみています。となると、人となりや価値観が大切ですよね。
<まとめ>
自己分析をすることで、面接官が知りたいことに対して的確な応答ができる。
理由② あなたが充実した人生を過ごすことができるから
そして何より、自己分析を徹底し、自分に合う道を選ぶことがあなたの人生の幸福度に大きく関わります。
もしあなたが急に、魚と一緒に海で泳ぎながら暮らせ、と言われても困りますよね?
泳ぎは断然魚の方が上手です。
私たちは魚ほど泳ぎは得意じゃありませんが、船に乗って移動することができます。また、そもそも海で勝負しない、ということもできます。
これが「得意を活かす」ということだと思います。あなたには、あなたに合った道があるのです。
<まとめ>
自己分析をすることで、自分を活かした充実した人生になる
代表の例
ここで、私自身の例を紹介しておきます。
私自身も、多くの優秀な人と出会ってきました。私より才能ある人なんて、星の数ほどいます。
大学受験で日本一には到底なれませんでした。iphoneは作れないし、chatgptも作れません。医者になる器でもないし、エアラインも訓練生でやめています。ヒット曲はかけないし、絵の才能もありません。
でも塾講師として、シュテルンの代表として、多くの人を笑顔にすることができます。これから取り組もうとしているプライベートパイロットの免許取得も、火山学の研究も、自分に合ったとても楽しみな道だと思っています。
自分の可能性を信じるな、と言っているわけではありません。むしろ最高の自分とは、正しい自己分析の先に出会うことができる、そう思うのです。
そして幸せとは誰かに与えてもらうのではなく、誰かの協力を得ながら、自分で確保するものです。
自分自身を理解し、大切にしている考え方(価値観)を満たし、得意を活かして進むことで、あなたは幸せと真の安定を手にいれるはずです。
かくいう私も、まさに今それを実践しているところなのです。
それでは、次のセクションから自己分析に取り組んでいきましょう!
自己分析手法
このセクションでは、具体的な自己分析手法を紹介していきます。大きく (1) 価値観 と (2) 得意 の2つを明らかにすることで、あなたのアピールポイントを整理することが可能です。また、最後に(3) 原体験についても分析します。
(特にJALですが、様々なエアラインで広く聞かれます。)
(1) 価値観について
価値観 とは「あなたにとって大切な考え方」のこと。
これをリストアップすることで、「どんなことを通じて、何を与えて他者を喜ばせたいのか?」 が見えてきます。
例として、以下のような価値観が挙げられます。
・上達したい、上手くなりたい
・ワクワクしたい
・安心して日々を過ごしたい
・チームで仕事がしたい
・丁寧な仕事がしたい
「〜すべき」ではなく「〜したい」と思うことを考えていくのがポイント。
たとえば私は、上達するのが好きですし、いろいろなことを経験して知見を得ていくのが好きです。そういった自分が望んでいることを正直に書き出してみましょう。
重要: 価値観を書く上でのポイントは、主体的に表現すること。
「お客さまを笑顔にすることで幸せになれるから」など、自分の充実感とのリンクを示すと、面接官にも「活躍がイメージしやすい人だ」と思ってもらいやすいです。
さらに、ESや面接を意識するなら、
なぜその価値観に至ったか (原体験やきっかけ) をできるだけ多くメモしておきましょう。
<エピソード例>
「小さい頃のJAL利用でCAさんに声をかけてもらい、安心感を覚えた → 安心感を与える仕事がしたいと思った」
(2) 得意なことについて
次に、 得意なこと をリストアップしていきます。
ここで大事なのは「得意はスキルと違う」という点。
スキル : 得意なことを伸ばした先にある、具体的な資格や実務能力
得意 : ついついやってしまうことを動詞で表現したもの
・人の表情などから状況を察する
・相手の視点に立つ
・粘り強く取り組む
・計画を立てる
・集団にあまり馴染めていない人に声をかける
・人前で話す
・コツコツ積み重ねる
ESの設問には「得意なこと」を記入し、既卒の方は前職の職務内容欄などに「スキル」を書くのが基本です。

また、得意はあなたの個性が長所としてあらわれたもの、という解釈をすることができます。つまり、長所と短所は表裏一体の関係にあるのです。
例えば人に合わせられるという長所がある人は、主体性がない(短所)と捉えられる場合がある、ということです。
(*本noteでは苦手なことを聞く質問を準備しています。苦手を逆転させると長所が見えてくることを忘れずにいてください。)
そして価値観同様、得意の証拠となるエピソードやきっかけをたくさん思い出してメモしておきましょう。
<エピソード例>
・学祭の実行委員会で部門リーダーをしていた際、今年から新たに実施したいイベントにうまく学校からの協力が集まらなかった。学校側が得られるメリットや学生たちの思いを組み込んだプレゼンを工夫して作成し、粘り強く交渉した末、多くの協力と協賛を得てイベントを成功させた。
事前にイベントの詳細な計画を立てていたことや、学校側の視点に立ったことが、協力を得てイベントを成功させる上で最も重要だったと感じている。
ここまでで、価値観と得意をリストアップする準備が整いました。
(3) 原体験について
価値観に近いものですが、原体験は非常に大切です。
なぜCAになりたいのか?
なぜ接客を通じて、人を笑顔にしたいのか?
なぜ仲間を大切にするのか?
なぜ人助けがしたいと思ったのか?
あなた自身の価値観が形成されるとき、そこには必ずあなたに影響を与えた人や出来事があったはずです。ESや面接では、それを正直に話してみてください。それこそがあなたという人間の、最大のアピールになります。
次の章では、具体的な「価値観・得意を知るための質問集」に触れていきます。
価値観を知るための質問 10選
まずは価値観を知るための質問です。それぞれについて、価値観と証拠となるエピソードを挙げていきましょう。
例として代表の自己分析結果を記入しています。有料部分では、現役CAによる回答とエピソードをご覧いただけます。
1 「これだけは譲れない」と思うことは何ですか? それはなぜか?
(代表回答)
・毎日楽しく生きること!!!
(エピソード)
・ヒッチハイクしていたときや、海外を巡っていたとき、いい結果を出したことや達成したことよりも、結局は人との出会いや日々の経験がいい思い出として残っているから。
2「これをしているときは楽しい」「時間を忘れる」と感じる活動は何ですか?
(代表回答)
・前進しているときが楽しい
(エピソード)
・生徒に教えているとき
・面談しているとき
・ブレストしているとき
・新たな活動や発見をしているとき
以上のようなときが楽しい
→今はこれらを組み合わせ、仕事にしています。
3 逆に、「これはストレスだ」と感じることは? その理由は何か?
ストレスなことを掘り下げると、価値観の裏返し(何を重視していないか)を把握できます。
(代表回答)
・何も意見を出してはいけない場所にいるとき
(エピソード)
・ただ黙って従え、というのが無理だった
→主体性が大切
4 尊敬する人や憧れの人物は誰ですか? なぜその人を尊敬・憧れますか?(フィクション可)
その人物のどんな行動や考え方に惹かれるのかを分析すると、自分が大切にする価値観が見えます。
(代表回答)
・ハンターハンターのジンフリークス。未来を信じて今を楽しんでいるから
5 逆に尊敬できない人はどんな人ですか?
尊敬できない人、また人単位でなくとも、部分的に尊敬できないと感じるところを挙げることで自分の価値観がわかります。
(代表回答)
・悪い意味で過度に人に甘え、自立心がないことで他者を傷つけている人
(エピソード)
・いい歳して人を幸せにできない人はNG!
6 あなたが大切にしたい「チーム」「仲間」とは、どんな特徴がありますか?
チームワーク重視か、個人の成長重視か、雰囲気重視かなど、価値観の優先順位が現れます。
(代表回答)
・人間としていい人かどうか、根っこが優しいかどうか
(エピソード)
・いい思い出はいい人から生まれていると感じるので
7 判断に迷ったとき、最終的にどんな基準を頼りに決断しますか?
「安全」「挑戦」「周囲の意見」「自分の直感」など、選択の基準はあなたの信念や価値観を象徴します。
(代表回答) 面白いかどうか、充実するかどうか、自分を信じて決める
8 これまでで「一生懸命取り組んだ」と思える経験は何ですか? その時何を大切にしていましたか?
頑張りの源泉になった要素が、あなたの価値観・モチベーションに直結します。
(回答例) シュテルン設立以外だと・・・
・大学受験と入学後に奨学金を獲得するために走り回ったこと。
(エピソード)
・下手すると休学などもありうると感じていた中で、奨学金願書を出せるところに全部出して日々必死で試行錯誤した。
・諦めないハートと試行錯誤して手を動かすことが大切と学びました。
9 「こんな社会や環境を作りたい」と思う理想像はありますか?
将来的なビジョンや理想が、あなたの価値観の方向性を示します。
(代表回答)
・みんなが好きな仕事をしていても成立する社会
(エピソード)
・やりたい、幸せになれる仕事をみんなすればいいと思うので
10 自分の「好き」「大切にしたい」を貫くために、今まで犠牲にしてきたことは?
犠牲やリスクを負ってでも守りたいものには、あなたの本質的な価値観が含まれています。
(代表回答) 飲み会などの人付き合い。大学時代もサークルに入ってなかった。やりたいことを優先してきてしまった節がある。これからは色々とバランスをとりながら、大切にしていきたいと思っています。
ここまでをまとめると、私は以下のような価値観を持っていることがわかります。これらがアピールポイントになるわけですね。
<代表価値観リスト>
・充足感、楽しく生きる
・主体性
・本質思考
・自由
・挑戦的
・改善や前進、上達
・試行錯誤
・他者と協力する
・仲間といい関係性を築く
<現役CA価値観リスト>
・思いやり
・新しい視点や価値観を得ることが好き
・人と接することが好き
・感謝の気持ち
・仲間と目標を共有していたい
・挑戦したい
・一生懸命諦めない、努力
皆さんも、回答した後に簡単な言葉で自分の価値観をまとめてみてください。
得意(強み)を知るための質問 10選
続いて、得意を知る段階に入ります。
価値観と同じように、得意なことをエピソードと共に記入してください。
1 周囲からよく頼まれたり、「助かった」と言われることは何ですか?
(代表回答)
・人前で話すこと
(エピソード)
・挨拶やプレゼンなどよく頼まれます。
・この前は結婚式の乾杯スピーチをしました
2 「これは苦手だな」と感じることは?
(代表回答)
・子供っぽい人に教えること
(エピソード)
・子供と遊ぶのは好き
・それなりに大人な高校生以上じゃないと教えるのは苦手
→人間的成長を促す教師より、上達をもたらすスキルコーチが向いている!
3 人が苦手そうにしていることでも、自分は楽にできると思うことは?
(代表回答)
・実験しまくって
・要点を見抜いて
・コツを掴むこと
(エピソード)
・何事も実験と思うタイプなので、あまり失敗という概念がないです。
4 チームやグループで、あなたはどんな役割を担うことが多いですか?
(代表回答)
・現場や人前に出る仕事
・アイデアを練る仕事
(エピソード)
・シュテルンはまさに当てはまりますね。
5 最近、達成感があった出来事は?そのときどんな行動をしていた?
(代表回答)
・人の人生を変えられたとき(シュテルン)
・生徒に対していいパスを出せたとき(塾)
(エピソード)
・大学入試の出題傾向を分析、さらに生徒の苦手を聞き込みし、一番いいと思われる問題集と、その中の問題を選んで渡す
・エアラインの採用傾向や選考状況を個人に合わせて分析、対策しまくって内定させる
→ 分析すること、コミュニケーション(聞き込み)
6 困難やトラブルに直面したとき、いつも最初にどんな行動を取りますか?
(代表回答)
・とりあえず直感で動いて脱しようとする
(エピソード)
・最初は、「最も大事なポイントを見抜こうと考える」かなと思った
・結局は体が先に動く、話はそれから!というタイプです。
7 人から「すごいね」「よく気づくね」と言われるポイントは?
これは2人以上から言われたことがあると、なおいいですね。
(代表回答)
・アイデアマンで行動的
(エピソード)
・複数人から言われたことがあります
8 何か目標やプロジェクトに取り組むとき、あなたが最初にやりがちな行動は何ですか?
(代表回答)
・とりあえず現場に出てみる
(エピソード)
・出なきゃわからないだろ!と思いがちです。
9 あなたが「つい頑張りすぎる」または「止めどころがわからなくなる」場面は?
(代表回答)
・作戦を立てているとき
(エピソード)
・いい作戦を思いついたとき気持ちいいので。
・考えまくった挙句、最初の方のアイデアが一番いいじゃんとなりがちですが・・
10 初対面の人にどんな印象を与えるか、友人に聞いてみると?
(代表回答)
・フレンドリー
(エピソード)
・ヒッチハイクを楽しくやっていました
・初対面が得意なタイプです
まとめると、以下のような得意がわかりました。どれも動詞になっていると思います。価値観同様、アピールポイントになるわけです。
<代表得意リスト>
・人と話す、人前で話すこと
・フレンドリーに接すること
・とりあえずやること
・実験しまくる→コツ掴む→スキルコーチのサイクル
・アイデアを出すこと
・作戦を考えること
・本質を見抜くこと
・分析すること
皆さんも、自分の得意を簡潔にまとめてみてください。
練習:志望動機を作ってみよう
ここまでをまとめて、志望動機を作成してみましょう。
例えば私がシュテルンでの活動を志望する動機は、以下のようになります。
①前進や改善、上達をもたらしたい。(価値観)
好きな仕事をしている社会になれば良いと思う。(価値観)
②分析やアイデア力、コミュニケーション、現場主義が活かせる。(得意)
+ 好きな分野である学問や教育、飛行機関連に関わる
これらを文章化してみました。
<代表志望動機回答>
私がシュテルンでの活動を志望する理由は3つあります。
まず、前進や改善をもたらしたい、そしてみんな好きな仕事をすればいい、という思いがあるからです。
次に分析やアイデア力、コミュニケーション、現場主義といった得意分野を活かせるからです。
最後に、教育や飛行機関連など、好きな分野に関わることができるからです。
有料部分では、現役CAの志望動機を公開しています。
参考にしながら、あなただけのCA志望動機を作成してください!
原体験を知る
原体験とは、「人生において大切な価値観を得た体験」です。
皆さんにも必ずあるはず。大袈裟なものじゃなくて大丈夫です。あなた自身の言葉で、あなたの体験を記入してみてください。
<代表原体験>
小学4年生の頃、友達3人と一緒にあるテレビ番組に「宇宙飛行士の毛利衛さんに会いたい」と応募。すると実際に取材班がやってきた。裏では訪問日程も決まっていたらしい(保護者談)。
しかし毛利さんは当時南極におり、破談になった。
・結局会えなかったが衝撃的な経験であり、「やればできる」「何か行動しさえすれば、いいとこまでいける」と思えた。
<得た価値観>
チャレンジ精神、やってみる精神
それでは、お待たせいたしました。各質問に対して現役CAの卒業生に回答していただきます。
回答例はあくまでも一例です。
あなた自身の価値観や得意、エピソードを整理することが最も大切。
そのことを理解して、この先に進んでください。
ここから先は

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?