
【回答例6つ】JAL既卒ES:内定獲得のための書き方ガイド
はじめに
JAL既卒のESが先日発表されました。昨年とテーマがほぼ同じで、「今年はどう書けば良いの?」と迷っている方も多いでしょう。しかも既卒だからこそ、前職の経験をアピールしたい、自分にしか書けないエピソードを詰めたい。そんな思いがあるはずです。
結論から言えば、「既卒だからこそ」採用側に響くESを作ることは十分可能です。ですが、そこに至るまでには“内定できないES”の典型パターンをしっかり知っておく必要があります。本ノートではまず「絶対に内定できないESの特徴」を明らかにし、その後「内定レベルのES」を書くための構成・回答例を解説します。
まずは「絶対に内定できないES」を知る
1. こんなESを書いていませんか?
仕事選びで重視するポイント(300字)
私は、働きやすい環境と充実した福利厚生が整っている会社を重視しています。長く働くためには、ワークライフバランスが取れていることが重要だと考えており、休暇制度や社内のサポート体制がしっかりしている企業を希望しています。また、自分の成長も大切にしたいので、研修制度やキャリアアップのチャンスが豊富な会社で働きたいと考えています。安定した環境のもとで、安心して働けることが私にとって最も重要なポイントです。
JALの客室乗務員として目指したい姿(300字)
私は、小さい頃から客室乗務員に憧れており、JALの制服を着て機内で活躍することが夢でした。JALの客室乗務員の皆様の温かい接客に感動し、私もお客様に笑顔を届けたいと思っています。お客様に寄り添い、明るく丁寧な接客を心がけることで、JALの良さをさらに多くの方に知っていただきたいです。
また、英語を活かして外国のお客様と積極的にコミュニケーションを取り、グローバルな環境で成長していきたいです。これからも接客スキルを磨き、お客様に最高のサービスを提供できる客室乗務員を目指します。
実はこれ、絶対に内定できないESなんです。もう一度言います。絶対に内定できません。
2. NGなESの共通点
会社をただ褒める・憧れているだけ
「JALが好きです」「昔から飛行機に憧れています」だけでは、採用担当が『で、あなたが何をしてくれるの?』と思うのも当然です。
海外に行きたいだけ
「世界を飛び回りたい」「英語を使って成長したい」など、“自分の欲求”ばかりでは企業に貢献する意思が見えません。
福利厚生・働きやすさを強調しすぎ
「ワークライフバランスが良い」「充実した研修制度が魅力」だけでは、採用すべき理由が提示されていません。
こうしたNG例は、「ただのファン」もしくは「お客さん目線」でしか書かれていないのが最大の問題です。人事や面接官、社長が欲しいのは「未来の仲間」であって、「うちの制服に憧れてます!」「福利厚生いいですね!」というファンや消費者ではありません。
ポイント
CAとしてどう活躍するかが明確でない以上、会社はあなたを採用しません。
3. どんな人が内定するのか?
結局、採用側は「活躍しそうな人」を求めています。特にJALの場合、
客室乗務員としてしっかり活躍できる
JALに合った人材で、長く働いてくれそう
この2つをESで示すことが大前提です。優秀そうに見えるかより、「自社の客室乗務員として活躍できそう」かどうかが肝。ここを押さえれば、書類通過率は飛躍的に上がります。
良いESとは?
ESを読んだだけで、『この人ならJALで活躍しそう』と人事がイメージを持てる文章。
そのためには、自己流でESを書くよりも、「企業研究」「自己分析」「具体的な書き方構成」をしっかり押さえておく必要があります。ここから先は、JAL既卒を突破するために欠かせない要素を深掘りしていきましょう。
4.自己紹介/実績
改めまして、エアラインスクール「シュテルン」の代表・徳永と申します。
私は普段、塾講師として高校生に理系科目を教える傍ら、CA受験者をサポートする活動を続けてきました。過去には就活相談アプリ「matcher」で100人以上の学生・既卒者の就活相談を受け、以下のようなレビューを多数いただいています。50件分載せておりますので、どうぞご覧ください。
内容の質はもちろんのこと、「こんな人に教わりたい」と思っていただけるよう、日々向上に努めています!
「優秀な人」ではなく「活躍しそうな人」が受かる
JALの採用方針を見ていると、やはり「将来、機内でどれだけ活躍してくれそうか」が最重要。学歴や資格があっても、実際にCAとして活きる力がない人は採りません。一方で、たとえ資格が少なくても「この人ならJALでやっていける」と思わせれば受かるわけです。
客室乗務員としての適性(CA適性)
JALらしさ・理念への共感(JAL適性)
チームワークやリーダーシップ(チーム・リーダー適性)
これらを自分なりにアピールするために、次章から「企業研究」「自己分析」を具体的に解説していきます。
ここまで読んで、「やっぱり自分のESはファン目線で書いちゃってるかも…」「どう活躍できるか、全然伝えてなかったかも…」と感じたなら大丈夫です。ここから先の有料パートでは、JAL既卒向けのESを具体的にブラッシュアップするための方法を徹底解説します。ぜひ最後までチェックしてみてください。
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