オペラハウスだけじゃない、シドニーの美しい風景と出会う旅
オーストラリアのシドニーと聞いてイメージするものといえば、オペラハウス、コアラ、カンガルー…
日本人が思い浮かべるシドニーのイメージは、こんなものではないだろうか。
私もシドニーで暮らすまでは多かれ少なかれこのようなイメージだった。
しかし、実際にシドニーで生活し、街の輪郭を徐々に掴み始めると、当たり前だがそのイメージは変わっていった。
晴れた日に散歩した何処までも続く海岸線、日本では見かけない道端に咲く色鮮やかな花々、夕暮れにフェリーから眺めた遠く広がる街並み。
日々の生活の風景が、こんなにも美しく、胸を打つ。
この何気ない美しい風景と出会うことが、シドニーを旅する醍醐味の一つなのだと思う。
そんな風景に出会える、私のお気に入りのシドニーの街を3つご紹介したい。
Manly マンリー
サーキュラーキー駅付近は、オペラハウスがシンボルの港町で、これぞシドニーという雰囲気。
クラシカルな見た目が可愛いフェリーは、実際にシドニーに暮らす人々の足として利用されている。
サーキュラーキーの港町を散歩するのも楽しいけれど、この景色を一番楽しめるのはフェリーの上から。
ぐんぐん移り変わっていく景色は見ていて飽きない。
オペラハウスやハーバーブリッジを間近に眺めながら、海風に吹かれるのは気持ちが良く、私がシドニーを一番感じるのはこの船の上からかもしれない。
サーキュラーキーからマンリーまでは30分ほどの船旅。
マンリーは所謂「ザ・オーストラリア」な風景を楽しめる場所。
観光客よりも地元の人がのんびり楽しむビーチで、開放的な雰囲気。
天気のいい日はアサイーをテイクアウトして、ビーチ沿いで食べるのがおススメ。
真っ青な海にカラフルな果物が映えて美しい。
マンリーにはマンリービーチとシェリービーチという有名な2つのビーチがあり、このビーチ間をのんびりお散歩するのが気持ちいい。
マンリービーチに比べ、シェリービーチは小さなビーチだが、よりローカルな雰囲気で大好きなビーチ。
Newtown ニュータウン
東京でいうと下北沢のような、個性的な古着やカフェが立ち並ぶ街。
ウォールアートが描かれ他の街とは違うアーティスティックな雰囲気を感じる。
ニュータウンはシドニーのカルチャーがぎゅっと詰まった街。
好きなファッションを目一杯楽しんでいるオージーを見るとパワーを感じ、自分も好きな物に正直に生きなくちゃな、そんなことふと考えてしまう。
ニュータウンから少し歩くと、マーケットにも行くことが出来る。
マーケットこそ、リアルなシドニーを感じることが出来ておススメの場所。
「Carriageworks Farmers’ Market」はオーガニック食品中心のマーケット。どちらかというとローカルの人向けのマーケットなので、海外に住んでいる気分を味わえるのが嬉しい。
ニュータウンの近くにはもう一つ「Glebe Markets」というマーケットがある。
ここは主に古着が売られるマーケットで、古着好きは絶対に訪れてほしい。
広い敷地には多くの店が並び、時間を忘れてお気に入りの宝物を探すことが出来る。
Bondi ボンダイ
シドニーで一番有名で大きなビーチであろうボンダイビーチ。
ずっと先まで広がる迫力あるビーチの眺めは、ここでしか見ることが出来ない絶景。
サーフィンをしたり、海水浴をしたり、草むらに座って海を眺めたり。
晴れた日にボンダイビーチへ来るだけで、最高の1日になる。
マンリーがローカルなビーチだとすれば、ボンダイは観光客向けのビーチ。
お土産屋さんや飲食店が立ち並び、リゾート気分を味わえる。
ビーチを満喫したらカフェ巡りがおススメ。
外まで席がある開放的でオシャレなお店が多く、どこ入ろうか迷ってしまう…。
私がシドニーを実際に歩いて、美しいと思った場所をまとめてみた。
もちろん有名な観光地も一通り行ったけれど、自分の心に残る風景は、こういった街並みを歩いていて見つけた何気ない風景だった。
シドニーに訪れる際には、少し足を延ばして街を散歩をしてみてはいかがでしょうか。