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紙様仏様

「フリーライターとして活動しています」というと、
「なんの雑誌に書いてるんですか?」と聞かれることがある。
これだけWEBメディアが溢れている時代だけど、いまだに

「モノを書く=紙媒体に書く」

というイメージがあるのかと、とても驚いた。
紙の時代は終わるだの、本は儲からないだの、色々言われているけれど、ライターは紙に言葉を載せる職業というイメージはまだ強いみたいだ。

・・・「みたいだ」とか冷静さを装って書いているが、
いつか紙に自分の名前で文章を書きたい!という気持ちが、ずっとある。
それで、その紙の匂いを嗅ぎたい。(この気持ちがわかる人とぜひ語り合いたい)

今日、KUMIKI PROJECTのくわばらさんとお話をしていて気づかされたこと。
それは「紙媒体には偶然の出会いがある」ということ。

なんで今まで気づかなかったんだろうってくらい、当たり前のことかもしれないけれど、
紙に書かれた言葉は、読者が意図せず目にすることがある。

本屋で表紙が可愛くて手に取った小説。
飛行機の機内誌で偶然出会う旅のエッセイ。
授業では取りあげられなかった国語の教科書の物語。

WEB媒体では意図して検索しなければ出会えない言葉が多いけれど、紙では本来届くと思っていなかった読者に届けることができるのだなあ、と思ったら、早く自分の言葉を紙に載せたい!!とワクワクしてきた。

すてっぴぃ@本は読む前に匂いをかぐ派です





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中﨑史菜
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