シカモア温泉視察報告書
シリコンバレーに来て、温泉に行きたい!といろんな人に言っていたら、多くの人に「Sycamore温泉行って来たら?」と言われた。
滞在しているところから車で3時間。富山の実家からは20〜30分で温泉に行けるから、温泉までのこの労力が信じがたい。
温泉のすぐ近くにはAvila beachがあり、かなり賑わっている。水は冷たいが、入れないほどではない。サンフランシスコよりもロサンゼルスの雰囲気に近い。
Seafoodのレストラン、イタリアンレストランが多くある。
せっかくなので、ビーチで水遊びをして昼寝をして(かなり焼けた)、温泉に向かう。
宿泊施設やスパ、ウエディング会場等もある”いかにもリゾート”な作り。
温泉は室外と室内の個室温泉のみ。お土産やさんのカウンターで温泉の申し込みをする。
休日は1時間1人当たり$20(平日$15)
私は室外の温泉を選んだ。丘の下から上まで10以上のバスタブがあり、上と下どちらがいい?と聞かれたので上の方を選ぶ。
かなり急な階段を登り「paradise(パラダイス)」と名付けられた温泉へ。
「あ〜塩素のいい香り〜〜〜」
温泉ぽさのないお湯。パンフレットやサイトの写真はかなり綺麗に写っているが、現実との落差が激しい。言ってみれば、温かいプールのような空間。
アルコールダメって書いていあるのに、ゴミ箱にワインの空き瓶。
シャワーがないので、結局帰ってからお風呂に入り直すことになる。
他の空間がかなり綺麗に作られていたので温泉に期待したが、少し残念なつくりだった。
それでも「この辺りの温泉といえばシカモア」と言われるくらい有名で、しかもかなり賑わっているのには驚いた。温泉に求めるものが日本とは全く違う。他の温泉お客さんをみると友達でワイワイ騒ぐためにきていたり、温泉には入らずにプールだけ楽しんでいたり。
アメリカ人は小さい時からお風呂に一人で入るので、みんなで裸になって同じお湯に浸かるということに抵抗がある。
シカモアは当たり前のように水着着用。それは習慣なので致し方ないが、温泉の効用も理解されていないように思う。(塩素の匂いはすごかったが、銀のアクセサリーは外すように言われたので、温泉であることには間違いないはずなのだが)
前回、ニューヨークのスパに行った時は炭酸泉が人気で、その効用が事細かに書かれていた。もっと温泉の良さや湯治についての知識が広まれば、健康志向の人たちが温泉に通うかもしれない。
レジャーとしてではなく、健康維持・健康促進のための温泉を作ったら良いかも。
すてっぴぃ@背中の日焼けが痛い