優しいのか、騙されているのか

「なんか人良さそうな顔してるから、気をつけなよ。本当に、いろんな人がいるからね。疑うってことを覚えた方がいいよ」

最近よく言われる言葉。
そういえば騙されて痛い目を見たことはないし、性善説で考えることが多い。

でも、本当に優しい人が多い。
移民が多い地域だからか「カタコトの英語」に対する寛容さもあって、話を聞いてくれる、英語を教えてくれる。面倒を見てくれる人も多い。
バスを降りるとき、「Thank you」という人は明らかに東京より多い。後ろのドアから降りるときも、大きな声で運転席に向かって声をかける。
スーパーのレジ打ちの人と話をして盛り上がったり、Uberの同乗者と仲良くなったり、知らない人とサッカーしたり。
人と人との距離感が近くて、「友達」が増えた感覚がある。

でもこれから、自分で会社をやろうと思ったら急に利害関係が出てきて、優しかった人に騙されたり、仲良いと思っていた人たちが急に自分のもとを去って行ったり、そんなことも経験するのかなあ、と漠然と思っている。

最近言われてハッとした言葉。
「学生目線じゃなくて、大人目線でシリコンバレーを見てね」
ここで仕事をするとしたら。ここで、この人たちと対等に渡り歩くには。足りないものがたくさんあるし、この平和ボケもなんとかしなければいけない。

すてっぴぃ＠嫌われる勇気