離脱症状と漢方の話

noteを書こう、と思いながらも重い腰が上がらない毎日。
毎日毎日雨、そろそろ飽きてきたけれどまだまだ梅雨は始まったばかり。
なかなかやる気出ないですけど、書きましょう。

やる気出ない、だるい、元気がない。。。といった目に見えない症状、これは中医学でいう【気虚】という状態です。気虚はつらいです、目に見えないのでなかなか理解してもらえません。

前回の投稿で離脱症状のことを少しまとめてみます、ということを書いたので最近の体調のことや中医学的なことを少し書こうと思います。

6月上旬少しだけ減薬ステイからの再開です。
減薬をしていると色々な症状が出て困りますが、最近主に困っている症状は

・筋肉や皮膚が突っ張る
・背骨の突っ張り
・引き攣る
・筋肉の痙攣
・息苦しさ
・脚の痺れ
・高音の耳鳴り
・後頸部の強張り
・手の強張りや握りにくさ
・肋骨や胃の締め付けられる感じ
・胃腸の不調
・頭痛
・中途覚醒
・めまいやふらつき
・腰痛や膝の痛み
・ちょっとだけイライラ感
・頭がパンパンする

多分、こんな感じです。他にも細かいことたくさんありますが・・・

減薬をしばらく休むと強張りや突っ張り、引き攣る感じはマイルドになるけれど再開して減薬を進めるに連れてすごく症状が強くなって痛い感じがしてきます。
ありがたいのはイライラが時々少しあるだけで済んでること。冬〜春は本当にイライラが強くてイライラとか可愛い言葉に感じるくらい、本当に辛かったんです。

あとは胃腸の不調があるものの、自律神経の乱れから来る不調で胃腸そのものがそんなに弱っていない感じなのもありがたい。減薬しているとご飯が食べられなくなるという人も結構いるので。ひたすら胃腸を強くする漢方を飲んでいるお陰だと思います。

突っ張りや引き攣り、痙攣、イライラや高音の耳鳴りなどは中医学的に肝の病症を表します。頭痛も側頭部が張るような痛みや目の奥の痛み、わたしはよく眉に沿って痛くなることがあるんですがそれも肝胆に関係します(胆が湧いて出てきましたが、気にしないでください笑)

時々、減薬をやっている人や減薬について発信している人を見ていると、漢方を使うのも結局は薬に頼っているということだから。。。という意見を見るのですが、漢方の良さはとりあえず今困っている症状を抑えることもするけれど、その症状が起きている根本的な原因を治すというところだと思うのです。おそらく、世間的にはそれが伝わっていないんだろうなぁ、と。

例えば、わたしは離脱症状でイライラが酷くなってしまい、そのイライラを抑えるための漢方を飲むことがあるのですが、そのイライラが本当はどこからきているのか?というともっと深いところに原因があって、その根本を改善していくのです。

長年睡眠薬を飲んできて、やめるのにこんなに苦労しているわたしが一番知りたかった不眠について。

西洋医学だと不眠症といったら、睡眠導入剤や安定剤、睡眠薬が処方されますが、中医学ではその人がどんなタイプ(証)で不眠が起きているのか?を考えます。

一番重要なのは、その証をきちんと診ること。
不眠に使う漢方薬でもその人の証に合っていなければ使っても効かないし、色んな証が混ざって起きている場合もあるので、それを見極めて最終的には一番大元になっている部分を治療していくことが大切です。根っこを治すには少々時間がかかります。

あと、現実的に医療機関では証をきちんと見て漢方薬を出しているお医者さんがとても少ないというのも問題です。わたしは基本的には漢方家の先生に相談して保険外の漢方を飲んでいますが、離脱で出る不調に対して全部を保険外で賄うのはとてつもなく大変なので先生のアドバイスで病院でもらえる薬は病院で出してもらっています。両方の先生の理解があってこそなので、本当に感謝しています。
保険適用になっていない漢方薬はどうしても病院では処方されないし、逆に病院でしか処方出来ない漢方薬もあったりします。

それとは別の問題として、離脱症状の方が漢方の力よりも圧倒的に強くて漢方薬じゃ飲んでもどうにもならない_(:3」∠)_ってこともあります。喉の詰まりとか息苦しさとか、わたしは全然漢方効かないです。

背中が痺れて痛いので今日はこの辺にします。
わたしの背中と脚の痺れは血虚からきています。(違う場合もあるよ)
血虚の症状もめまいや立ちくらみ、不眠、爪が割れるなど色々ありますが、判断するのに一番重要なのは色だと教えてもらいました。その話はまた今度書きます。


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