量り売りショップの紹介 〜株式会社 斗々屋さん〜
前回は、「量り売りショップとは」ということで記事を書かせていただきました。
地球にも経済的にもメリットがある量り売りショップを利用する人が増えてほしいと切実に思います。
今回は、近年の「量り売りショップ」はどういったものなのか分かりやすく紹介できればと思います。
先行事例
今回勝手ながら紹介させていただきたいのが、「株式会社 斗々屋」さんです。
本店を京都に置く、ゼロウェストスーパーです。
乾物や液体はもちろん、それに加えて野菜、果物、お豆腐、納豆、お肉、お惣菜などの生鮮商品もたくさん販売しています。
また、調味料や日用品まで幅広く取り扱っているお店です。
皆さんの家の近くにあるスーパーを、プラスチックが出ないように工夫した、と考えてもらえたら分かりやすいと思います。
ここまで幅広く取り扱っているのは、業界初の試みだと思います。
個人的に「株式会社 斗々屋」さんで感銘を受けた内容をいくつか書きます。
デポジット容器
まず一つ目に、デポジット容器を使用したことです。
プラスチック容器を使用しない代わりに、瓶などの容器を貸し出す仕組みです。
容器を貸し出す際に、デポジット金としてお金をもらい、容器の返品してくれた人に、お金を返金するそうです。
買い物をする時に、容器を毎回持っていくのが、量り売りショップでは大事なことです。
ですが、忘れてしまうことも、思ったよりも大量に買ってしまうことも、通りすがりに寄ることもあると思います。
その時に、デポジット容器で購入できる仕組みは、ありがたいですよね。
配送
二つ目は、生産者からの配送にも気を配っているところです。
基本的に繰り返し使用できる「通袋」の利用を生産者にお願いしてします。
簡易包装の徹底や、リユースダンボールなど、できるだけゴミが出ないように考え抜かれているみたいです。
ゴミをできるだけ出さないように配慮している点に素晴らしさを感じます。
食品ロス対策
レストランの運営で、余った商品をシェフが調理し、食品ロスをなくす取り組みがされています。
食品を無駄にせず使い切る
簡単に見えて結構難しいことです
こういう細部までこだわっている点は、さすがとしか言いようがありません
量り売りのシステムIT化
最後に、量り売りシステムを従来の秤に乗せる方法ではなく、ITシステムを利用し、値段がわかる仕組みです。
寺岡精工さんが販売しているもので、電子秤に容器を乗せると、RFIDラベルに記録された容器の重量データが自動的に検知され、容器の中に入れた商品の重量のみが表示されます。
以上4つの従来の量り売りショップとは異なる、「株式会社 斗々屋」さんならではの取り組みです。
詳しくは、斗々屋さんのHPとクラウドファンディング見ていただけたらと思います。
ゴミの出ない環境に良い取り組みを考えてくれた斗々屋さんに心から感謝しています。
私自身も将来的に量り売りショップを行いたいと考えています。
この業界が、もっと発展しますように。