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なんとなく「撮れた」から、考えて「撮ろう」へ


自己流で写真を撮っていたころ、それまでは多少の設定はいじってはいたものの、対象物はほぼ静止しているものだからもっぱらダイヤルはPとか、AvにしてF値を小さくするか大きくするかを変えるだけ。それも、まったく絞るとどうなるとか、開放するとどうなるかなんて理解はほぼない状態。あとは、晴れているときは「太陽マーク」曇ってたら「雲のマーク」影にいるときは「日陰マーク」にするとかくらい。
だから、シャッタースピードはどれくらいにすればいいかなんてわからないし、ISO?は?
なにそれ?的な感覚でしかありませんでした。
ただただ、その時目で見ていいな!と思った時に、

「インスピレーションで撮る」

当然、そんな撮り方をしていると、たまたま思っていた「いいな!」がうまく撮れるときもあれば、がっかりするときもあるし、シャッターさえ切れないときがありました。
それでも、「撮る」ことじたいは好きで、別にそれ以上のものを求めていなかったという感じです。

今から思えば、カメラがかわいそうだったなぁ・・・と申し訳ない。

その頃に撮ってた写真

春、きたー!
雲と山のグラデーション



そんな私が、リハビリに通っていたはずの整形外科で何故かアートな話で盛り上がり、写真での共通の知り合いがいる事がわかり、その方が通っている地元の写真教室の写真展に見に行かせてもらって、久しぶりに再会し、あれよあれよという間に教室に通い始めるようになりました。
そんな話になるまで、わずか何か月かの話。

その後は、私の「撮る」という概念をアップデートしていく感じで、面白くなると同時に
意識して「こう撮ろう」と思うことがなかなか難しいことに気付いていくのでした。

今でもまず、
いい!好き!と思った複写体を眺めてみるということが苦手です。

あっ!おっ?と思ったらすぐファインダーを覗いてしまう。

でも、その「あっ!」の時間というか、インスピレーション的なものも大事だと思う事もあるので(私のインスピレーションなんで所詮、大したことはないのですが・・・)

とりあえずの今の目標
「まずはそれで
1枚、それからよく眺めて構図を決めて1枚、設定を考えてみて1枚」

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