遠くの朝を夢見てる



1995

自分が死んだ夢を見た。死んだ自分が、母と妹が幸せに暮らすのを家の外から眺めていた。この時7歳なのでぼくのイメージは幼稚で、見事に漫画の幽霊になっていた。その部屋には父も義父もいなかった。

1995

スーツを着た男たちがベルトコンベアに並んで脚が切断されていく夢を見た。男というのはそういうものなのだと思った。


母と娘の関係というのは特別なもので母と息子というのは母と娘とは同じ関係を築けない、ということに対して早くも嫉妬したのだろうか。

というようなことを思ったのはぼくの心がバラバラになったからだった。
わたしの心を一つに。
ワインレッドの心からワインレッドの夏至へ。

特に書くことはなかった。

いいなと思ったら応援しよう!

男の虚線
基本的に無駄遣いします。