マッチング度を上げる!エージェントを使わない40代の転職のリアル
リクルートエージェントやdoda、ビズリーチに○○スカウトなどなど。転職するとなったらエージェントがいるサービスに登録したり、スカウトを待ったり、、、転職の仕方もいろいろな方法やサービスがあって、どう動いたらいいか分からないですよね。
アラフォーになってからというもの、スキルや職歴を武装しての転職活動に嫌気がさして転職サービスを使っての職探しはしなくなりました。
募集要項を見ても、職務内容を見ても、まったく、もうこれっぽっちも!働けるイメージが沸かないんです。
出来ることとやりたい事、求められている事のミスマッチしか感じない。そんな状態で転職活動が進むわけもなく、動けない・・・。きっとそういう方も多いと思います。
突然ですが私の転職歴を紹介します。2007年に建築商社→建築商社に最初の転職をし、2022年2月に障害福祉事業所へ転職。その後、2023年9月に3回目の転職を経て、今はNPOでファンドレイジングと広報の仕事をしています。
アラフォーで、職員としての採用される難易度が上がった中、2年で2回の転職をすることになった私が、アラフォーでも希望の企業や職種に転職する為にした事をご紹介します。
貴方の経験を求めている会社を探す
「そんな会社がみつからないから困っているんだけど?」と、冷たくあしらわれてしまいそうですが、結局のところ、そこを見つけられれば転職活動も楽になります。
そのためには、今あなたが見ている転職サイトとは違うサイトで探したり、検索方法を変える必要があります。
まず、あなたがエージェントを介して転職活動しているなら、エージェントがいる転職サイトの仕組みを思い出してみてください。転職者の年収の30%前後の費用が雇用された後にエージェントに支払われるシステムですよね。
正直、この紹介手数料を払える会社って意外と限られるんだと思います。1名採用するの何十万~100万円以上の紹介手数料をポン!と払える会社ってすごくないですか?それだけ売上規模も事業規模も大きい会社だということです。
でも世の中にあるのは、そんな大きな会社ばかりじゃない。売上規模は小さいけど優良な会社ってあるはずです。
なので、転職エージェントを使っていない会社ってとっても狙い目だと思います!今いる職員の給与を削ってまで採用にコストを掛けたくないという(社員思いの)会社って意外に多いです!
そういう意味では、掲載料を払って一時的に転職系のフリーペーパーやサイトに掲載されている求人もエージェントよりはコストが安いのでエージェントサイトでは紹介されない求人が見つかることも多いです。いろいろな転職情報掲載サイトがありますが、あれこれ見ずにindeedだけ見とけばOKです!
※indeedは他の転職サイトの求人情報も自動的に吸い上げるような仕組みになっているので、職種や地域に絞ってざくっと検索するには良いと思います。
ただ、比較しやすい年収や職種は出てきますが、その会社のカラーや大事にしてる事まで読み取ることは難しいので、めぼしい会社が見つかったらピンポイントで詳細検索をかけると良いと思います。
▼indeedの仕組み
https://jp.indeed.com/%E6%B1%82%E4%BA%BA%E5%BA%83%E5%91%8A/c/info/how-indeed-works
職種によっては、ハローワークでも見つかることもあるかもしれません。保育士さんや介護職といった支援職については地場の企業が募集を出していることがあります。実際に保育士さんはハローワークの求人募集でも定期的に応募もあり、求人側も求職側もハローワークが活用されていました。
ハローワークは離職中の方向けのサービスのイメージが強いですが、転職希望者でもサービスの利用は可能です。ネックがあるとすれば、オンラインで完結しないことや、事前の登録が必要なことでそょうか。
キャリアアップやキャリアシフトしたい方向けのハローワークの職業訓練講座はかなり専門的なものもあり、民間の有料講座と同じレベルの講座が無料で受けられるので、求職に関する幅広い情報収集先としても一度は訪れてみてはいかがでしょう。
(あくまでも求職中の方向けの講座やサービスなので、平日開催の日程が多いのと、利用に関していくつかの条件があります。)
探し方を変えるだけで、今まで出会ったことがない企業に出会える可能性が増えますよ!
経営者のSNS投稿から求人を探せ!
「転職エージェントや求人情報掲載サイトを使ってない会社で求人がある会社なんてあるん?」と思う人がいると思いますが、SNSをみていると意外と自社のホームページや、SNSでしか求人情報の広報をしていない経営者や企業って多いです。
かくいう私も、障害福祉事業への転職のきっかけは、数年間Facebookの友達という関係で、お会いしたことも2回くらいで、誰かを介してしか会う機会がないゆるーい繋がりの経営者の方が発信されていた、その会社とは別の関連会社の営業職募集がきっかけでした。「スタートアップだけど、チャレンジしてみたい方は連絡くださいー」なんて仕事内容も何も分からない投稿に飛びつきました。
結果的にその時に紹介してもらった会社ではなく、つなぎ役となって下さった障害福祉事業所に転職したので、縁ってどこで繋がているか分かりませんよね。
繋がりのある方の職員採用の投稿ってすごい親和性が高いと思います。興味の範囲でフォローしているだけという関係性だったり、むかーしどこかのイベントでお会いしてSNSだけで繋がっているという関係もあるかと思います。
興味の範囲が何かしら合致したから、実際に知り合ったりフォローしている訳なので、当然その方がどんな活動をしているのかは知っているだろうし、その知っている活動も何かしら興味があればタイムラインの投稿をウォッチしていると思います。
そうやって何気なくフォローしていた経営者の方がSNSで発信してる職員募集で、自分の経験が活かせそうな職種が募集されていたら当たって砕けろ精神で応募しましょう。
「とこで知ったの?」という質問は必ずされますので、知った理由にうすーい関係であったとしても、SNSをフォローするきっかけとなったイベントや出来事を最初の応募の時に盛り込みましょう。(ココ重要!)
長い間フォローされていたという実績があればきっとその企業の採用担当者の目にも留まりやすいはずです。
面接の回数よりも、課題があるくらいが調度いい
経営者の方が発信している職員募集も、エージェントを介さない求人情報も、詰まるところその会社と求職者とのマッチング率を上げる効果があると私は思っています。
エージェントが悪いとは言いませんが、少なくとも、キャリア武装できないアラフォー向きではないと思います。
エージェントを使う会社は、結局のところ楽して職員を採用したい、スキルや経験重視で人柄やマッチング度は二の次、三の次という採用スタイルが透けて見えます。
採用ってめちゃくちゃ企業側にも負担がかかること。
だからこそお金だけ掛けて手間は最低限にして、勝手にいい人材が向こうから来てくれたらいいと思っているんじゃないでしょうか。
それだけのネームバリューがあって、採用の費用も潤沢に掛けられる会社であれば、スキル、経験重視でも採用できるでしょうし、エージェントや紹介予定派遣をバンバン使ってとにかく頭数を揃えることに注力してるんだと思います。
そういう会社は、離職率も意外と高いと思いますけどね。(2年前まで勤めてた建材商社の離職率えぐかったー)
そういう会社では、もう私は働きたくないんです。なので、転職エージェントは使わないと思います。
私はアラフォーワーママの転職でいちばん重要だと思うのはマッチング率だと思っています。
それこそ、企業側も求職側も「この人と働きたい!」「この会社で働きたい!」と双方に思えるような関係性になれるかどうかを見極めるような採用活動をしている企業でないと、アラフォーで転職は難しいです。
企業側としては(再教育の難しさから)年齢的にもマッチしない人を採用できないという裏事情もあると思いますし、求職側もいまさらやりたくないことも沢山あるでしょう。
だからこそ、経歴しかみない企業はまず避けましょう。そうです!エージェントでアラフォーワーママが働きたい会社なんてそもそも見つかるわけがない!そう思っています。
面接だけでなく、実務を想定した課題が出されるくらいの会社の方が双方にとっても、マッチング度が事前にわかっていいと思います。
カジュアル面談や、オープンポジション、会社説明会やイベントに参加してみて、まずは会社のビジョンや、事業内容が自分にマッチしているかを確認することも大切です。
そういう意味では職種によってはユートラストで企業を探すというのもありかも知れませんが、使っている企業はテック系の会社が多いイメージなので、職種によると思います。
NPOやベンチャー、スタートアップ企業への転職は、勢いがあって経営者との距離も近くてとっても刺激が多いです!社内体制が整っていないことも多く、1人で何役もこなさないといけない場合もありますが、その分、経験できる仕事の範囲も広くなるので潰しが効く経験が得られるハズ!
アラフォーワーママのミスマッチ転職は、双方にとってマイナスしかありません。
数打ちゃ当たる的な転職活動は体力的にも精神的にも難しいので、ある程度受ける会社を厳選して、望みがあり、是非とも入りたい会社にババーンっとリソースを投入しましょう!
SNSでみつけたリアル求人情報
ここで、実際にSNSで見つけたリアル求人情報をご紹介します。Facebookもいいですが、やっぱり情報量の多さとフォローの気やすさからXがオススメです。
株式会社インターパークさん
ノーコードでノンプログラマーでもアプリがつくれちゃうサスケWorksを開発されているインターパークさんの求人情報。
何度か社員さんとお話したことがありますが、皆さんイキイキと仕事されてると感じますし、サポートセンターの方も本当に丁寧で、こちらの意図を汲んで一歩先の知りたいところを教えてくださる印象です。
オンラインのイベントでも新人さんが任されていたり、ドンドンチャレンジさせてくれる環境がある、そんな雰囲気を勝手に感じています・・・。
やまだくにあきさん
noteを再出発するきっかけをくれたやまださんが学生&社会人インターンを募集されていました。
副業的な関わり方でもいいので、影響力のある方の近くで実際にお仕事をするってプライスレスな経験だよなと思います。
私の場合で恐縮ですが、、、。
気になった企業や人がいたらまずその会社のSNSから関係者をぜーんぶみます。あまり大っぴらげに求人を出されていないことも多いですが、求人があれば窓口から応募しますし、なければ関われそうなイベントに参加します。ショールームや店舗があれば実際に訪れます。
そういう小さな接点やきっかけは、その時に実を結ばなくても、回り回って大きく人生を動かすキッカケになります!そうやって転職先をみつけてきました!
株式会社Wamazing (ワメイジング)さん
インバウンドサービスを展開するワメイジングさんの求人情報です。
代表の加藤さんのSNSで流れてきた投稿に痺れて、それ以来Xをフォローしています。
コロナ禍で旅行産業は大打撃!同業他社が軒並み出向やリストラをする中、誰1人出向にも出さず、リストラもせず乗り切ったスゴイ会社です。コロナ制限もなくってこれから益々登り調子間違いなし!IPOも視野に入れているイケイケの会社だと思ってます。
IPOする前の企業で実際に働くってめちゃくちゃ貴重な経験になるので、気になる人はぜひチャレンジしてみては?
認定NPO法人D×P
9月から勤めています。
マッチング率のプライオリティ高いです!
それは、倫理観や団体が掲げるビジョンやミッションへの共感だけでなく、その人が考える支援のあり方が団体の方向性と一致しているかなども含めたマッチング率を見てると思います。
もちろん、募集している職種に合う経歴があって、仕事の進め方も、価値観として重きを置くポイントが擦り合わせ可能かも…。
あれこれ書きましたが、マッチング率が高ければ、年齢は関係ないです。というか私の年齢が何歳なのか誰も気にしてなかった。びっくり!
面接の他に実務に即した課題があったのは、今の所D×Pだけですが、事前に仕事の内容のイメージもついたし、働き始めることに何も不安もなかったです。
「この仕事なら貢献できる!」と、確信を持てたのは有難かった!そして、仕事に慣れるのも早かった!と思います!
今回募集する職種が合わない場合は、定期的に事業説明会も開催してますので、どんな事をしている団体なのか、事業内容から知ってみたい方はこちらもオススメです!
(他の企業ですが、2回、中途採用の応募にチャレンジしたことがあります。2回目は最終面接までいきました!)
アラフォーの転職活動は自分との葛藤
20年くらい社会人をしていると、「こういう仕事はもうしたくない!」というプライドというか、自己防衛本能というか、精神的にも体力的にも無理な仕事が増えてきてると思います。
だからといって、現状維持を決め込むにしては私たちは若すぎると思うんです。まだ20年以上、いや30年?仕事しなきゃいけないんですよ!逃げきれないですって!
今はそれで良くても、5年後、10年後、アラフィフになってどうにもならなくなってから、転職活動することになった時、希望に近い仕事に就けるのだろうか?
それこそ無理ゲーだと思っています。
使い古された言葉ですが、今が一番若い!何年かして、精神的にボロボロになって働けなくなるくらいなら、新しい環境を求めて転職活動したり、転職に繋がる出会いを探しに行くことも大切だと思います。
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