豊かなはずなのに、豊かな気分になれない閉塞感のワケ
中国の北京に住む人たちの平均年収は200万くらいらしい。
それでも、日本の外食チェーンの客単価は日本より高いそうだ。
「えっ、どういう事!? 」と思った。
節約志向がない?宵越しの金は持たない?将来の不安がない?中国人の心理は分からないけど、きっとこれからの自分の未来とかを楽観視できるんだろうなと思う。
可処分所得に対しての外食費の比率までは分からない。日本より客単価が高いというなら、年収の割に、消費が旺盛だということなんだと思う。
でも、これってきっと日本以外の国でも言えるんだと思う。
富裕層が、押し寄せているというよりは、中間層の方も来られているだろうし、日本人の年収の半分の方々が、日本を安いと言って買いに来てるんだなーと思うと、なんでこんなに私たちは日本に縛られていて、海外旅行にも行けないのだろう?と、とっても疑問に思った。
中国人は日本人よりも平均所得は少ない筈なのに、少子化の問題は、一人っ子政策をしていた中国も、対岸の火事では無いはずなのに・・・。
なぜこんなにも中国人は自由なんだろう。これは、将来不安の差だと思った。
では、なぜ、中国人は将来不安がそこまでないのだろう?
それは、ズバリ、政府への信頼度が高いから、将来の不安が軽減されていると、言い換えられるのではないだろうか。
中国の政府信頼度は、すこぶる高いらしい。調査データによって差はあるものの、7割以上の人が政府を信頼しているそうだ。
対する日本は「あなたは日本政府を信頼していますか?」という質問にイエスと答える人は、24%しかいないそうだ。
これほどまで、私たちの生活に政治が大きな影響を及ぼしているんだなと、怖くなった。
この政府への信頼というキーワード、今まさに、混迷している選挙後の国会運営とは無関係とは言えない。本当に、これからどうなってしまうのだろう?と不安ばかりが先行してしまって、明るい未来なんて描けない。辛いなーと思う。
まさに、これを読んで、そういうことだよねー。と答え合わせができてしまった。次の特別国会(解散後に行われる特別な国会)までに、どう自民党が動くのか、目が離せないけれども、どの政党が舵取りしたところで、社会保険制度の抜本的な改革にはならなさそうで、本当に将来に希望が持てない。
今のところ、この閉塞感を打破する方法を見つけられていないが、原因が分かったような気がしていることはプラスだと思った。