デジコンしものせき2023 - 大学生がデジタルを活用した課題解決に挑戦-
はじめまして。特定非営利活動法人STEM Leadersです。
今回は、昨年開催した「DEGICON SHIMONOSEKI(デジコンしものせき) ~Wakamono Innovation Network 2023~」についてご紹介します。
デジコンしものせき2023とは?
概要
下関市スマートシティ協議会が主催するハッカソン。
下関市の若者が地域の課題解決に挑戦し、若者の発想力・創造力を活かしたソリューション案を競い合います。
勉強会や現場へのヒアリングを通して課題を洗い出し、デジタル・デザインを用いてアイデアをブラッシュアップしながら、具現化・実装を試みます。
今年のテーマ
「子どもの居場所づくり」
対象者
下関市在住もしくは下関市に関心がある大学生、大学院生、社会人(新卒3年まで)
スケジュール
2023年7月23日 キックオフ
2023年10月15日 中間発表①
2023年11月26日 中間発表②
2023年1月20日 最終審査会
STEM Leadersが実施したこと
STEM Leadersは下関市と共催し、ハッカソンの運営や参加者のサポートを行いました。
メンター活動
STEM Leadersのメンバーが各チームに一人付き、メンターとしてチームメンバーのサポートを行いました。
主な活動内容は、週に一度オンラインで行われるチーム会議の参加です。
オンライン会議に慣れていないチームメンバーもいるので、最初はSTEM Leadersがファシリテーターや議事録作成を務めました。
また設定した課題定義には事実に基づく根拠があるか、自分たちが提案するものはデジタルソリューションとして価値があると言えるかなど、第三者から見た客観的な意見を提示します。
セミナー
課題解決をする上での手法や思考法について、参加者を対象にしたセミナーを定期的に開催しました。
セミナーでは前半に知識をインプットし後半は事例問題を用いてチーム内で議論をすることで、より実践的なスキルアップを図ります。
ロジカルシンキング
デザインシンキング
クリティカルシンキング
共感マップ
フローチャートの作成
プレゼンテーションの方法
これらは、大学生にとってはあまり馴染みのないものですが、課題解決を行う上で基本となる知識やスキルです。
セミナーを実施したことで参加者のスキルが磨かれ、より良い議論が展開されるようになりました。
STEM Leadersのメンバーにインタビューをしてみました
デジコンしものせき2023にはSTEM Leaderから6名のメンバーが携わりました。
Aさん 津田塾大学総合政策学部 (1年)
Bさん 東京工業大学情報理工学院 (修士1年)
Cさん 福島大学共生システム理工学群(4年)
Dさん 下関市立大学経済学部(3年)
Eさん 下関市立大学経済学部(3年)
Fさん 下関市立大学経済学部(3年)
下関市在住のメンバーはもちろん、関東からも参加しました。
日々の活動はオンライン上で行いますが、中間発表や最終審査会の際は下関を訪れ、普段は会うことができないチームメンバーとの話に花を咲かせました。
今回は、デジコンしものせきに参加した6名のメンバーにインタビューをしてみました。
Q「Aさんのチームはいつも楽しそうな雰囲気を醸し出していましたが、どのようなチームでしたか?」
Aさん「会議では全員が積極的に発言してくれて、誰か一人に任せることなくチームメンバー全員が本気で取り組んでくれました。最終審査会の後、チームメンバーから『メンターをしてくれたのがAさんで本当に良かったです。楽しかったです。』といってもらえたことが本当に嬉しかったです。
Q「Bさんはメンター活動としてどのようなことをされていましたか?」
Bさん「課題解決をする上での考え方や、手法、視点をチームメンバーに共有しました。また、ポジティブなフィードバックをすることでチームメンバーのやる気を引き出すことを意識しました。」
Q「Cさんにチームは見事最優秀賞を獲得されましたが、チームメンバーにかけた言葉などはありますか?」
Cさん「最終審査会まで残り1ヶ月となった時、チームメンバーにある質問をしました。『自分たちのやりたいようにやるか、本気で最優秀賞を取りに行きたいか』という質問です。彼らの口から『本気で最優秀賞をとりに行きたい』という言葉を聞き、自分も今まで以上に真剣に取り組みました。」
Q「Dさんが考えるデジコンしものせきの価値は何だと思いますか?」
Dさん「答えのない問題に対して向き合うことだと思います。AIができることが益々増えている世の中において、人間ができることは答えのない問題に向き合い課題を解決することだと思います。デジコンしものせきは、大学生が社会問題に向き合うチャンスを与えてくれます。
Q「Eさんが考えるデジコンしものせきの魅力は何でしょう?」
Eさん「下関市内の様々な方が関わってくださることだと思います。今回の場合、教育関係のNPO法人や教育機関、HP制作会社などの多くの方に協力していただきました。多様な立場の方々に話を伺うことで、「子どもの居場所」という課題の根底にあるものが少しずつ見えてきます。」
Q「Fさんは前回のデジコンしものせきには参加者として参加し、今回はメンターとして参加してくれましたが、気持ちに変化はありましたか?」
Fさん「今回はチームの責任を背負う立場であるので、中途半端な気持ちは捨て覚悟を持って挑みました。プロダクト開発には多くの大人の方々にご協力いただいているので、学生の気軽な気持ちではなくなりますね。」
最後に
今回はデジコンしものせきについて紹介しました!
いかがだったでしょうか?
STEM Leadersではハッカソンやプロジェクト活動を通じて、実践的な社会課題解決をしています!
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