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家事も育児も"期待し合わない"ワンオペがいいと思う

3人目の出産を目前に控えて「ワンオペで3人育児とかイケるの?仕事もあるよね?」とめちゃくちゃ聞かれるようになった。

イケると思っているから産むんだろうね、わたし自身。でも実際どうやってワンオペで3人の子ども達とやっていくのかを真剣に考えたことはない。それはたぶん、現状のワンオペに不安や辛さをあまり感じていないからなのだろう。

SNSでは“ワンオペの嘆き”をよく目にするけど、わたしがそうならないのは、なぜか…。基本的に楽観主義者だということもあるけど、一番の理由は“家事育児について夫に期待していない”からだと思う。こう書くと、なんだか冷めた関係のようだけど、自他共に認める仲良し夫婦だ。

育児分担表というものが少し前に流行っていたが、それは夫婦共に家事育児に積極的な場合にのみプラスに作用する(効率化が図れる)のであって、そもそも現状ワンオペをしている夫婦が、突然分担表を持ち出したところで、うまく機能はしない。それどころか、余計なストレスをうみ、夫婦仲を悪くするだけだと思っている。

分担して責任を発生させると、それが果たされなかったときのガッカリ感とストレスは、どうしたって感じてしまうものだ思う。やはり夫婦は、相手に期待しないのが一番であり、そんな日々の中だからこそ、相手がしてくれたことに感謝を伝え、労い合える関係こそ幸せなんじゃないだろうか。

我が家の現状を書くと、こんな感じだ。わたしは妊娠9ヶ月。娘5歳、息子3歳。仕事しつつ、家事育児は9割5分わたしのワンオペ。両家の両親は遠方に在住。

夫は「EDGEof」の一員として、エッジの効いた空間で、これまたエッジの効いた方々と日々忙しそう (楽しそう)。平日の夜に一緒にご飯を食べた記憶は・・・ない。

私「来週3連休の予定は?」
夫「え、月曜も休みなの?普通に打ち合わせ入れまくってる!あ、土日もいないから3日とも居ないわ、ごめん!」

とか

夫「どーしても顔出しときたいイベントがあるから旅行キャンセルして、すまん!」

とか、とにかくまぁ、平日は言うまでもなく、休日もお仕事のスケジュールでいっぱいのご様子。子どもたちも"パパは不在"を通常と認識している。

「よく怒らないね?わたしならキレるわー。」

と多くの友人に言われるけど、特にそういう気にはならない。
夫だって自分のやりがいのためだけに仕事をしているわけじゃない。仕事に対する夫の姿勢は尊敬しているし、家族がいるからこそ仕事を頑張ってくれている部分が当然あると思うので、むしろ感謝している。忙しさと並行して、ステップアップしていく姿は傍で見ていて純粋に嬉しくもあり、ただただ精一杯応援したいと思うだけだ。それに、旅行は夫がいなくてもプランを変更して行かせて頂く(笑)

わたしの夫に対する応援のスタンスは、自由にやってもらうこと。夫の仕事を手伝えるわけじゃないし、いくら楽しそうと言えど、あれだけ仕事をしていれば、その心身的疲労は相当あると思う。だから、家事とか育児のことをゴタゴタ言って、余計な負担を増やすのが一番ナンセンスだと考えている。

とは言えわたしにも仕事はあるので、家のことも、子どものことも、わたしがやらなければいけないというわけでもない。得意な方が出来るときにやればいい、というのが我が家の共通認識だ。

ハイパー忙しい夫と比べると、フリーランスのわたしのほうが時間に融通がききやすいのは事実なので、必然的に子どもたちの送り迎え、お風呂、寝かしつけ、炊事、洗濯、片付け等々を一手に引き受けるワンオペ体制にはなるが、毎日全てを完璧にこなしているわけではない。

分担ルールを決めていないおかげで、わたしがやらなきゃいけないと気負わなくて済むし、堂々とサボタージュする日もある。洗濯や片付けは、1日くらいサボったって大したことない(笑)もちろん夫も、それでブツブツ言ったりはしない。むしろ「わたしがサボる=疲れている」という認識からか、優しい言葉をかけてくれたりする。

ワンオペ夫婦の間で大事なのは、自分の大変さや疲れのレベルを無理に相手に理解してもらうことではなく、「適度にサボってもいいのだよ^^」という認識を共通で用意しておくことと「無理しなくていいよ」や「いつもありがとう」の一言をちゃんと伝え合えることだと思う。そうすることで、すり減っていたHP(=体力)と MP(=精神力)が、グッと回復する。そして、これこそが“ワンオペの嘆き”を減らす秘訣でもあると思う。

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ワンオペの話と同時に、子ども達とパパの関係についてもたまに聞かれる。「そんなに家にいなくて、子ども達はパパをどう思っているの?」と。

結論から言えば、とっても仲良しだ^^ 家族を思う気持ちは、家族と過ごす時間とはイコールではない。そのことは、わたしも子どもたちも、十分に理解している。先日の連休も、夫は仕事で全然家にいないと分かると、「じゃあ、いつもお仕事を頑張ってくれるパパに、ありがとうのクッキーを焼こう!」と娘が言った。パパが家にあまり居なくても、パパが自分たちを大切に思っていることは十分に伝わっているのだと嬉しく思った。

(娘からパパへのクッキー)

子どもの成長については、出来る限り共有したいと思っているので、保育園行事やお誕生日旅行などのイベントは、かなり前もって夫にスケジュールを伝えて時間を確保してもらっているし、日常的には写メを送ったり、メッセで報告もしている。

(保育園の運動会。パパと一緒に勝利してお喜び!夫はこの後も仕事へ…)

夫は家にいないから、子育てはわたしに任せてノータッチという意識ではなく、子ども達に有益な情報があればメッセをくれるし、わたしが子どもたちのことで相談チャットを投げれば隙間時間に返信をくれる。今の世の中、家でゆっくり話す時間はとれなくても、ネットさえ通じていれば隙間時間でやりとりができるからありがたい。わたしの場合、それで十分に一緒に子育てをしている満足感はある。

3人目が産まれたからといって、すぐに夫の仕事スタイルが大きく変わることはないだろうし、わたし自身も仕事を辞める気はない。むしろお互いに、やりたいことは膨らんでいくと思う。子供たちにだって、もちろんそれぞれの思いや考えがあるだろうし、そこは大人も子供も関係なく“個”を尊重し、必要なら手を差し伸べてあげたいと思う。

他所の家は他所の家、我が家は我が家。どういうカタチが“自分たち家族”として幸せなのか、心地いいのか、これは気づいて気づいて築いていくしかない。3人目が産まれて、想像以上にテンテコ舞いになるかもしれないけど、これからも“期待はせず、でも、愛を持って”わたしたちらしい家庭をつくっていきたいと思います^^

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