【Balatro】とてつもない爽快感が得られるゲーム
こんにちは。カルネアです。
前回初めて記事を書いてから1週間ほどが経ちましたね。
このペースを維持できるならそれに越したことはないのですが、近々実家に長めの帰省をする予定のため次の更新はいつになるかまったくわかりません。
ただ、実家にいる間にもボドゲなりをする機会はあるので8月中か9月頭に一回ぐらいは投稿したいなーと思っています。
ここまでを近況報告として、本題に移りましょう。
今回私がプレイしたゲームは『Balatro』です。少し前に一度話題に上がっていたため、このゲームの名前を目にしたり耳にした人がいるかもしれません。
私も熱心に遊んでいたのは4,5月頃なのですが、久しぶりにプレイしたらなかなかとんでもないスコアが出てしまったので共有したくなってこの記事を書きました。
SwitchとPS5でのパッケージ版が10月に発売されるようなので、購入を迷っている人の参考になれば幸いです。
今回の投稿ですが、書いてみたら7000文字でした。
思った以上にゲームシステムの説明に早口オタクになってしまったので、
そんなに長いのめんどくさい!
という人は下の目次から「まとめ」以降だけでも読んでいただけると嬉しいです。
Balatroとは
Balatroはポーカーをテーマに作られたローグライクゲームです。
ちなみに筆者はローグライクとローグライトの違いがいまだによく分かってないです。
大意は変わらないだろうということでここではローグライクに統一しています。有識者がいれば教えてください。
ローグライクってなんだ?という人もいると思うので別の言葉で言い換えると、ランダムに生成されるステージを攻略しながら進んでいくゲームです。
Balatroの場合はそこにカードゲームの要素としてポーカーやデッキ構築が追加されているといった感じでしょうか。
ここまで読むと複雑で難しそうに思えるかもしれませんが、ゲームの進み方自体を理解するのはそこまで難しいことではありません。
実際のプレイ画面と一緒に見ていきましょう。
ゲーム内で使う言葉
プレイ画面は以下のようになります。
左上の「ビッグブラインド」というのはステージ名のようなものです。
左下にある「アンティ」と「ラウンド」も自分の現在のステージの進行度合いを示しています。
どれもポーカー用語ですね。
黄色い四角に囲まれたなかの「450」という数字が目標スコア、その下の$マークがクリア報酬です。
画面に見えているトランプカードを使ってポーカーの役を作り、目標スコアに到達するとステージクリアとなり次に進む…
という流れを繰り返していくことになります。
ではそのスコアはどうやって獲得していくのか、ということを書いていきます。
ステージクリアまで
先ほどの画像をもう一度貼ります。
このゲームはポーカーをもとにしているため、画面中央のトランプ(以下手札と書きます)から5枚までカードを選んで「プレイ」することができます。
そしてプレイしたカードには役が付くため、その役に応じた点数が入ります。
この手札で作れる強い役は「7を2枚と2を3枚」使ったフルハウスという役になります。
ただ、いつでも今回のように強い役が作れるとは限りません。
手札が弱いと感じたときは手札から5枚まで選んで捨て、捨てた分だけ新たにデッキからカードを引く「ディスカード」という行動ができます。
一度プレイしたり捨てたりしたカードはそのステージ中はデッキには戻らず二度と使えなくなるため、注意しましょう。
一応デッキのカードがなくなると負けになりますが、最初はあまり気にすることはないと思います。
なんてったってこれはトランプですから。
初期は52枚もカードがあるので大丈夫です。
プレイとディスカードには回数制限があり、左下の青と赤の文字で示されています。
今回は、プレイとディスカードがどちらもあと4回できることがわかります。
より少ないプレイでクリアするとステージクリア時の報酬が豪華になるため、上手にディスカードを使っていきたいですね。
上の画像には青い四角に囲まれた数字と赤い四角に囲まれた数字があると思います。この2つの数字の積がスコアとなります。
そしてこの青と赤の数字をいかにして増やしていくのか、ということこそがこのゲームの肝なのです。
次はその点についてお話ししたいと思います。
スコアの伸ばし方
先ほども話したように、スコアは青と赤の数字の積によって決まります。
この2つにはそれぞれ名前がついていて
青枠の数字を「チップ」
赤枠の数字を「倍率」
といいます。
チップと倍率の増やし方は大きく4つあります。
順番に説明していきます。
1.トランプ
プレイしたカードのうち、役を作っているカードはその数字に応じたチップが加算されます。
2なら+2、3なら+3といった具合です。
つまり、ワンペア(同じ数字が2枚あるときにできる役)だったとしても2のワンペアなら追加で増えるチップは4であり、10のワンペアなら追加で20もチップがもらえるということになります。
2.ジョーカー
ジョーカーとは画面中央上にあったカード群のことを指します。
このカードの効果はさまざまで、ここにある2枚のジョーカーは
左が「ランダムに倍率がプラスされる」で
右が「絵札をプレイすると一枚ごとに倍率が+5される」です。
ここにあるのは2つとも倍率を加算するようなジョーカーでしたが、そのほかにもチップを加算するようなジョーカーやクリア報酬を増やしてくれるようなジョーカーもあります。
そしてなによりすごいのは倍率を乗算するジョーカーです。
これが複数枚組み合わさったときは倍率の伸び方が凄まじいです。
どれぐらいやばくなるのかはあとで私の実際の画像を出したいと思います。
このゲームで高いスコアを出したいと思ったならば、高倍率のジョーカーを入手することはほぼ必須です。
どうやって入手するかについては後で触れますのでもう少しお待ちください。
3.惑星
続いて出てくるのは惑星カードというものです。
ゲームをプレイしていくとこういったカードが出てくることがあります。
このカードを使用するとそれぞれの惑星に対応した役のベースとなるチップと倍率が上昇します。
上の画像だと、もともとベースが20*2だったツーペアが40*3になるということですね。
このカードは重ね掛けできますから、もう一度使うと60*4に…
とどんどん増えていきます。
1枚使っただけでは実感は薄いかもしれませんが、後半にかけて何枚も使っていくと結構バカにならない差が出てきます。
惑星のいいところはチップの値が大きくなっていくところですね。
先述のジョーカーは倍率を大きく上げてくれるカードが多いのですが、チップの値も意識していかなければスコアは思うように伸びていきません。
極端ですが、1*99と50*50では積の値には約25倍もの差があるといえばわかりやすいでしょうか。
もちろんトランプでもチップの値は加算されていきますが、仮にAでフォーカードをしたとしても加算される値は44です。
そう聞くと惑星1枚でチップが20も30も増えていくことの強さが感じられるのではないでしょうか。
4.その他
いきなり雑だな!と思うかもしれませんが許してください。
1つの章として書くには分量が少ないものたちが残りました。
それに、どれも系統としては似たようなものなので統一して書いてしまっても問題ないだろうという判断です。
どのような共通点かといいますと、どれもカードやジョーカーを強化するという点で共通しています。
それぞれ、「強化」,「シール」,「エディション」と名前がついていますが深く考える必要はありません。
1つのカードに2つの強化を重ねることはできないが、
1つの強化と1つのシールなら重ねられる
という区別のために名前を変えているだけです。
どれも攻略に有利になるような内容のため、どれが重複可能かに注意しながら利用していきましょう。
ステージをクリアしたら
ここまで話を聞いてきたのはいいけど、いつどのタイミングでジョーカーやら惑星やらを買ったり使ったりするんだよ!
と思ったかもしれません。
これはステージクリア後に次のステージが始まる前にクリア報酬で得たお金を使ってアイテムを買うことができますので、その時に自分のデッキを組み替えていきます。
そのときの画面は以下のようになってます。(まだ説明パートかよ)
1.デッキ強化
画面左下のほうに所持金が$マークとともに書いてあります。現在は9$持っていますね。
そして中央には2枚のカードが並んでいます。
右にあるのはジョーカーで値段は5$です。
左側にあるのは「アルカナ」と呼ばれるもので先ほど話した強化やエディションをつけてくれるほか、所持金を増やしたりトランプのスートを変えたりする効果のアルカナも存在します。
ここに惑星カードが並ぶこともあります。
もし並んでいるカードが気に入らなかったら左にあるリロールボタンを押すことでショップのカードを更新できます。
ただし一回5$必要で、一度使うと次は6$必要になります。
右下にあるのはブースターパックと呼ばれるものです。
購入すると数枚の同種のカードが入っていて、そこから1枚、もしくは2枚を選んで使います。
入っているカードの枚数が多いときやカードを2枚使用できるときはパックの値段が上昇します。
今回右にあるのは5枚の惑星から1枚選ぶパックで、左は3枚のアルカナから1枚選ぶパックですね。
ジョーカーのパックやトランプのパックも存在します。
また、ここには「スペクトル」と呼ばれるカードのパックが登場することもあります。
スペクトルカードは「ランダムにカードを破壊する」などのデメリットの代わりに少し強めの効果があるような癖の強いカードが多いです。
使いこなすのは難しいですが、うまく使えたときは自分のデッキがかなり強くなります。
左下にあるのは「バウチャー」と呼ばれるものです。
お助けカードという認識でいいかと思います。
値段は一律10$で少し高いですが、ショップに並ぶカードの枚数を増やしてくれたり値段を永続的に安くしてくれたりといった長期的に見て便利なカードが多いです。
直接的なデッキの強化という感じではないので序盤は買いづらいですが、余裕が出てきた中盤以降には購入を検討していきたいですね。
ちなみに、お金が足りないと感じた場合はすでに購入したジョーカーを売ることもできます。
売値は買値の半額になるので不要になったカードを売るのがいいでしょう。
ショップの内容は引き継がれないため、ほしいものが並んだ時に確実に買うためにお金の使い過ぎには気を付けましょう
2.次のステージへ
必要なものを購入し終えたら、また次のステージへと進みましょう。
この画面を見るとわかるかもしれませんが、このゲームは3ステージごとで1つの区切りとなっていて3ステージ目にはボスが登場します。
ボスはプレイヤーに対して何らかのデバフをかけてきます。
今回はハンドサイズ-1、つまりこのステージの間は7枚の手札でやりくりする必要があります。
このステージをクリアするとまた購入フェーズとなり次のステージへと進むわけです。
ショップやパックは自動で更新されています。
バウチャーだけはボスを倒した時だけ更新され、それ以外の時は引き継がれます。
ステージが更新され、目標スコアが上昇して新たなボスが現れました。
中央下のほうに「ブラインドをスキップ」というボタンがあるのが見えるかと思います。
その名のとおりステージを1つスキップすることができます。
ただボスはスキップできないほか、クリア報酬やショップもスキップされますし、目標スコアも変わらず上昇します。
スキップの利点としては、スキップボタンの横にある「タグ」というものがもらえることです。
タグの内容は無料でパックがもらえたり、次のショップでレアジョーカーが確定で並んで無料で買えたりなどです。
正直強いかといわれると…微妙だと思ってます。
これでも過去のアップデートでタグは強化されているのですが、それでもまだスキップすることはほぼないですね。
スキップが強すぎてボス以外はスキップが安定みたいになってしまうとゲーム性の崩壊なので、今ぐらいの強さがちょうどいいのかもしれませんが。
まとめ
Balatroはポーカーの役でスコアを稼ぐ
チップと倍率の積でスコアが決まる
スコアはジョーカーや惑星カードで伸ばせる
ステージクリア→デッキ強化の繰り返し
Balatroの面白さ
ここまでですでに5000文字あるそうです…
最初からここまで読んでくれた人、ありがとうございます。
ここからは私が実際にプレイして感じたこのゲームの面白さについて語っていきたいと思います。
1.できることの多さ
これは間違いなくありますね。ローグライクの面白さの本質といってもいいのではないのでしょうか。
ショップには毎回ランダムに商品が並び、ジョーカーだけでも150種類(初期はそれより少ないですが)あります。
ほかのパックなどにも当然種類がありますから、仮に一度いい走りができたとしても、次回以降でのその勝ち方の再現性というのは非常に低いです。
序盤の動きこそリセマラで何とかできますが、中盤以降はどうやったってその場その場での臨機応変な対応が必須です。
私はそこが面白いと思います。
自分の一番やりたいことができるわけではなく、今できることの中からベストを探して立ち回るという不自由なやりくりを乗り越えた先にある達成感や気持ちよさがあります。
その過程で全然使いどころがないと思っていたものが実は特定のカードと組み合わせることで爆発するんだと気づけたときの楽しさもあります。
最初にコンセプトを決めるのもいいと思います。
今回は惑星中心でいこう!とか
デッキのトランプを大量に増やしてみよう!とか
うまくいかないこともあるからこそ、成功した時の快感はひとしおです。
2.難易度
これは個人的な感覚なのでもしかしたらほかの人はそう感じていないかもしれませんが、けっこう難しいです。
このゲームは開始時に難易度を選択でき、それによって目標スコアがあがったりプレイできる回数が少なくなったりするのですが、最高難易度は本当につらいです。
私はクリアはしましたが、いい感じにかみ合ったからクリアできただけで安定して勝つというのは現実的ではないです。
まあ最高難易度は詰みポイントが随所にあるので私がとかじゃくて安定のさせようがない気もします。
下のほうの難易度であっても失敗するときは失敗しますし、クリア後にはエンドレスモードがあるのでいつかは負けるようになってます。
下の難易度でエンドレスモードに入りどんどん目標スコアがきつくなっていくなかでどこまで進められるのかを試すもよし、高難易度でクリアを目指すもよしです。
3.爽快感
これはタイトルにも書いたことですね。
さっきも書いたとおり、このゲームで複数の効果を上手に組み合わせることに成功したときはえげつないスコアの伸び方をします。
自分はこの前下の難易度でエンドレスモードをプレイしてどこまでいけるかというのを試していたのですが、こんなことになってしまいました。
これだけ見てもやってない方には何が何だかわからないと思うので順番に説明していきます。
この写真のやばいところは僕が所持している5枚のジョーカーです。
5枚のジョーカーのうち三枚が同じものですね。
これの効果は「キングかクイーンがプレイされたら、1枚につき倍率を2倍にする」です。
そんな強いか?と思った人もいるかもしれません。
その感覚は間違ってません。
このカード単体ではそこまで強いカードではありません。
2倍はそこまで高いわけじゃありませんし、2倍されるタイミングも他より早いため倍率が思うように伸びません。
それにこのゲームは同じカードが2枚ショップに並ぶことはありません。
なので、ランダムに複製するジョーカーを使って気合で三枚にしました。
一番右にあるのは「一番左のジョーカーの効果をコピーする」ジョーカーです。
そして左から2番目にあるのは「絵札がプレイされたときそれをもう一度スコアする」カードです。
つまりこれらのカードが組み合わさると…?
1枚QかKをプレイすると
倍率2倍が4回発動→絵札なので再スコア→倍率2倍が再び4回発動
となる。
つまり1枚で倍率が256倍されるのです!
この時トランプデッキには気合でQとKを30枚ぐらい入れているのでほぼ確実に「QとKのフルハウス」以上の役が作れます。
5枚全部がQまたはKだったならば256倍が5回繰り返されるので…
256^5=1.0995116*10^12
つまり約一兆倍です。
まともに計算したのは初めてだったので自分でも結構びっくりしています。
惑星カードなども使いつつスコアを伸ばしていくと最終的には
こうなりました。
ベストハンドの値が10^29なので単位としては穣ですね。
ガンダムトライヴ以外でこんな単位を使うことってあるんですね。
まあこれは100時間ほどやって初めてだったのでこのゲームをやればすぐにこんなことが起こるというわけではないですが、100時間やったからこそこの瞬間の爽快感はたまらなかったです。
1人でやりながら笑みがこぼれてしまうほどでした。
最終的にはボスのデバフがきつくてもうちょっといけそうだったのに負けてしまったのですが、それでも自己ベストを更新して終わることができました。
この爽快感は1や2で面白さとして挙げた自由さや難易度があるからこそのものです。
ここまでのスコアが出せなかったとしても、このゲームをプレイしていれば爽快感を感じられる瞬間はきっとあります。
ローグライクをやったことがないという人でも楽しめると思います。
ぜひやってみてください。
では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?