VUCA時代におけるバーベル戦略
こんにちは、ステラ・システムズCEOの原です。 ステラ・システムズでは「予算を簡単に」をミッションに、みんなが簡単かつ迅速に予算(単年度のみならず複数年度の中期経営計画・事業計画含む)を策定・モニタリング・修正できる世界を目指しています。特に、スタートアップの資金調達のための予算策定、資金調達後の予算実績分析のモニタリング、予算修正を応援しています。
昨日は日本の学校の休校が決まりましたね。私の知人は、学校関係の仕事をしているのですが、今回のコロナの影響で、1,000万円以上の案件が飛んだと言っていました。本当に社社会がVUCA化(V=Volatile(不安定)、U=Uncertain(不確実)、C=Complex(複雑)、A=Ambiguous(曖昧)という4つの単語の頭文字をとったもの)しています。
昨日のNOTEでは「不確実な時代におけるプランBの重要性」(https://note.com/stellasystems/n/n6edfee6145a6)としてプランBを持ちましょうと書いたのですが、今日はもう一歩踏み込んで、こういった時代をどうやってサバイブしていくかについて書きたいと思います。
私は金融デリバディブの専門家であるナシム・ニコラス・タレブ氏のバーベル戦略という考え方を実践しています。バーベル戦略とは、ハイリスク・ハイリターンの資産とローリスク・ローリターンの資産を組み合わせた投資戦略で、山口周氏の「ニュータイプの時代」では、90%会計士、10%ロックスターというとても面白い説明の仕方がされています。相対性理論を発表したアインシュタインが、特許庁で働きながら、研究をしていたことなどが例として挙がっています。
私は、独立を決めた際に(ステラ・システムズを立ち上げると決めた際に)、この会社に専念するのではなく、他に仕事を持つことにしました。今までの経験を最大限発揮するうえではスタータアップのCFOをやるのが一番よかったのでしょうが(実際に紹介もほとんどがスタートアップのCFOでした)、自分の会社×スタータアップCFOという組み合わせはリスクがあまりにも大きいと考え、昼の仕事は1部上場している企業にノンタイトルで入ることにしました。
ステラ・システムズは予算のクラウド化という現状市場がきちんと存在しない領域ですので、当たればデカいですが、その分リスクも大きいです。ここは個人的にはもっと踏み込みたい思いもあるのですが、ファウンダーのエンジニアと2人で人は採用せず、自分たちにもほとんど給料を出さず、既にいる顧客に成果物を提供する傍ら、コツコツ開発を続けています。日々の生活は会社員として給料をもらっているので問題がありません(うちではいわゆる嫁ブロックもなかったです)。まだ、このスタイルになってから1年も経っていないですが、個人的には満足しています。
今後も世の中は更に不透明になっていく可能性があります。バーベル戦略を参考にしてみるのも面白いと思います。
ステラ・システムズでは、スタートアップが迅速に予算を編成・修正するのを助け、VUCA時代に素早く対応していくお手伝いをします。何か気になることがあれば、hara.dsk.stella@gmail.comまでお問い合わせください。