ガソリンスタンドへ行く道中、いつも気になる車がある。 その車はひどくボロボロで、走るかどうかもわからない。後から写真で見るとタイヤはパンクしてるように見える。ナンバープレートだってフロントガラス越しに置いてるだけの明らかにグレーな付け方だ。ちょっと前まではこれでもいけたんだっけな。 ただ、名も知らぬそれは雨の中ひどく孤独を漂わせることで僕を惹きつけた。 ※ storytellingという考え方が写真にはあります。 意味としては「物語性」といった所でしょうか。意訳甚だし
好みや流行は日々変わるものだ。 個人的に感じたことだけど、最近抜けの悪い写真が流行ってるかな? 実際インスタなんかをパーっと見るとフィルム調のエッセンスが散りばめられたポートレートがよく見受けられるし。 そもそも「抜け」とはなんなのかって改めて調べてみると、くっきりした写真であるかということを意味するところらしい。 抜け感ないって言いはするけどすごく曖昧な言葉だなって思う。僕は「ぼやっとしてる」とか「色味が薄い」ってニュアンスで使ってた。 実際のところ「抜け」を構成
リプトンのグレープティーを飲んでいたらふと文章を書きたくなったのでつらつらと。 人間には自分を好きになってもらいたい、認められたい、評価してもらいたいという承認欲求があるのを理屈では分かっているけれど、僕はそれが嫌で堪らない。 なんだか汚らしい生き物に感じるというのは些か中二病的発想だとは思うけど実際その通りなのだ。思春期真っ盛りのアラサー。 ここで一つ、承認欲求の最たる例と言える自撮りについて考えてみよう。 そもそも写真なんてものは誰でも撮れる。一眼レフを持ってロケ
タイトルの再考と最高が掛かっているのはさておき、結局僕は人間の写真を撮るのが好きだ。 初めて触れたカメラは社カメ(会社のカメラ)。CANON EOS 7D。取り回しにくいがなんでも撮れるいいカメラだった。社カメは7Dでほとんど統一されていたとはいえ、当時はまだSONYが強くなくてCANON・NIKONがブイブイ言わせてた頃だったと思うので妥当な入り口だったと思う。 今ではSONY一強。時代の流れは恐ろしい。 話が逸れたが僕がカメラに触ったきっかけは記念写真を撮る仕事だっ
根っからの長文書きたいオタクなので、noteではいつもアニメの話ばかりしていますが、趣向を変えて写真の話をしたいと思います。 まだまだぺーぺーのカメラマンですが、少しでも一緒にカメラを持ち出して写真を撮りに行けるカメラマンが増えたら嬉しいなってところです。 いや、今や一眼がなくても写真って楽しめるんですよ。iPhoneの方が軽いし設定も簡単だし、今のやつはめっちゃ綺麗に撮れるし。 それでもやっぱり一眼レフには敵わないなって思うんです。なぜなら写真を撮ることに特化した機械
こんばんは。こういう寒い夜は文章が書きたくなりますね。 ☆近況 特に導入なんて必要ないんですけど、あえて言うならばふと「幸い」という言葉が脳裏を過った為、宮沢賢治の銀河鉄道の夜にある一節を想起しました。 このシーンについてそもそも話し出すととても長くなってしまうため割愛します。さいわいとは何かなんて人それぞれなんだから。 僕が好きなアクタージュという漫画にもこの銀河鉄道の夜の話が色濃く描かれています。残念ながらもう日の目を見ることは無さそうですけど、この作品は語り継が
恥ずかしながら今日まで東京喰種を見てこなかったタイプの人間なのですが、ようやく手をつけました。数年前にコミック版の最初をちらっと読んだ朧気な記憶は残っているも、ごちゃごちゃしてるけど迫力あるな〜程度の印象でした。 今回まだ:reを見れていないので、√A終了時点の感想。ここがとりあえずの区切りだと思ったのはそうなんですけど、話が少々複雑に絡みすぎてて一旦整理しておかないといけないと思った。 未視聴の方向けに説明しますと、東京喰種は三部作で4クール分の話があります。どうや
深夜アニメはサブスクで見るものとなったこのご時世。とあるアニメの配信が先日始まった。 「ひぐらしのなく頃に 業」 新規エピソードを楽しむ為に、ひぐらし廻のパチンコを打つ程度に僕はこのコンテンツがまた何かやってくれるんじゃないかと密かに心待ちにしていた。 ちなみにひぐらし廻はあまり良い台ではない。319を今の時代もう打ちたくないんよ。アニメ台は甘で良いんよ。 あと鉈落ちた時の音が非常にうるさい。文句しかねえな。 (謎の新キャラ出すのは好きだけど) 話は逸れたが、僕は根