取り残された想い


ちょうど2ヶ月と少し前
君は突然私の前から姿を消した




’’私はきみを愛していた’’




ある日突然 きみは私の家へ舞い降りた

毎日きみと目を合わせきみに触れ、きみの声を聞く日々

きみと過ごした8年間
きみは私に溢れんばかりの愛と幸せをくれた

きみは私の唯一の心の支えだった

私が帰宅して一人で泣いている時に
隣に寄り添ってくれたのはきみだけだったんだ
言葉が無い世界で生きるきみは何も言わずとも何も聞かずとも私の隣に座って寄り添ってくれた
私がこの世界の縁から足を踏み外そうとした時も それを止めてくれたのはきみだった

何度も救われた
きみがいたから私は生きた

きみが隣にいるのは当たり前で
毎日きみを見るのは当たり前で
そんな当たり前が8年にも及んだ

でもそれは 何をどう言おうと

当たり前ではなかった。

この世界の神は意地悪だ
偶然の連鎖で奇跡であることも
その連鎖が奇跡であることに気付かない魔法をかけてしまう
私はその罠にまんまとかかっていたんだ

私の中の当たり前は突然終わった

今の私の隣にはきみはもういない
どこを探しても
影すら見当たらない

どんなに呼んでもきみの足音も
きみの声も 何も聞こえない
ただあるのは笑ったきみがうつった
薄い紙だけ

8年間きみに抱いた感謝と愛ときみとの思い出は 私が持ったままなんだ
きみは何一つ持って行ってはくれなかった

きみはもういない


君にもらったこの想いは
溜まりに溜まった8年間の想いは
全てをきみに返せないまま
私の胸の中に渦を巻いて残っている

『ありがとう』『かわいい』『愛してる』
『ずっと一緒にいたい』
きみへの想いなのに渡す相手がもういないんだ
何度きみにそれらの言葉をかけても
返しきれないんだ
渡しきれないんだ
伝えきれないんだ

有り余って仕方が無いのに
姿を消したきみは今でも私を魅了する

こんなに暖かい想いを胸の中でずっと暖めていては あつすぎて 私の心は永遠に夏だよ

胸の中がきみでいっぱいなんだ
きみのことしか考えられないんだ
どうか伝えさせてよ


お願いだよ...


私は誓う。この想いをいつか全てきみに渡すと


だからまたどこかで巡り会おう


この想いは一生をかけても
どれだけ声を出しても
永遠に伝えきれない
なら永遠にきみに伝える

だからまた巡り会おう

これからも
私が死んでも
生まれ変わった来世でも
そのまた来世も
何生でも 



わたしときみは永遠に一緒だよ


生まれてきてくれてありがとう


私のところに来てくれてありがとう


出逢ってくれてありがとう


私の存在すべて
きみのおかげで存在してる


だから私の人生
全てをきみに捧ぐ


きみが居ないこの先も
きみの為に生きると誓うよ




また出逢おう

何度でも

そしたらまた

きみの名前を呼ぶよ

生きていてくれてありがとう







世界でいちばんあいしてる

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