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午後4時の青い薔薇

────────── 両親が離婚することが決まった つい先日16となった私は過去の生い立ちもあり父を嫌っていた そのことから私は両親の離婚に賛成していた。 ────────── 幼い頃、 父から朝起きないと水をかけられた お風呂へ行かないと服を着たまま浴槽に入れられた やることをやらないとカウントダウンが始まって 0になると平手打ちをくらった それでも、幼くまだ純粋だった私は父が好きだった 年齢が上がるにつれて父の言動を許すことが難しくなっていった。 思春期だからなの

    • 取り残された想い

      ちょうど2ヶ月と少し前 君は突然私の前から姿を消した ’’私はきみを愛していた’’ ある日突然 きみは私の家へ舞い降りた 毎日きみと目を合わせきみに触れ、きみの声を聞く日々 きみと過ごした8年間 きみは私に溢れんばかりの愛と幸せをくれた きみは私の唯一の心の支えだった 私が帰宅して一人で泣いている時に 隣に寄り添ってくれたのはきみだけだったんだ 言葉が無い世界で生きるきみは何も言わずとも何も聞かずとも私の隣に座って寄り添ってくれた 私がこの世界の縁から足を踏み外そ

      • 悲しみの夜を過ごす君へ

        『雨降り地区』 悲しくていいんだ 寂しくていいんだ それが当たり前 それだけ大切に想っていた証 たくさん寂しくて たくさん悲しくて 毎晩隣にいたのに 今日もいない 明日もいない あの子がいなくなった喪失感はいつまで経っても消えることは無い それでも 負の感情でいっぱいの夜でも 思い出して欲しい 君があの子と一緒に前を向けるまで何度だって言う あの子はいなくなったんじゃない。 あの子が残したものは 君を悲しみで溢れさせるものだけだったかい? あの子の存在は君の中で輝いてはいな

        • 自分が嫌いと泣いた君へ

          ある時君は一人で泣いてた 君がそうなってしまったのはいつからだろう 君は元々自由奔放で今を楽しむって感じで、我が道をゆくって感じで。 でも、君は突然気付いた 自分はみんなとは違う って それは良い意味ではなかった そこから君は走り出した みんなと同じようにならなきゃ みんなに追いつかなきゃ もっと、もっと、努力しなきゃ って。 そこから君はすっかり変わった 自分の出来なかったことを責めた なんで出来ないんだ 自分はダメな奴だ 君は恐れた 自分だけが出来損ないの癖に

          なんのために"今"を生きてるか

          嫌な記憶も 面倒くさい道も 今手にしてる選択も 全部消そうと思えば消せるさ 出来ないことなんてない 忘れちまえばいい けどね 消して忘れてしまったら 消したそれら以上に 消える大切なものがある気がするの。 その大切なものを消さないために 嫌な記憶も 面倒くさい道も 今歩んでいる選択も 消さずに忘れないの。 辛いこととか、険しい道とか、こんなの無理だろっていうような現実を前にしたら、そりゃ逃げたくなるよ。 過去の辛い記憶とか、自分を縛り続ける何かとか、忘れてしまいたい黒

          なんのために"今"を生きてるか