~ 書道の展覧会のご案内 ~
私が14年間書道を学んでいる「龍門社」の展覧会です。
コロナによる2年の延期を経て、ようやく開催の運びとなりました。
その間、
昨年11月に代表大藪清雅先生が急逝され、
恩師大藪先生を偲ぶ、「龍門社」としては最後の展覧会となります。
日時:2022年5月20日(金)~5月22日(日)
午前10時~午後5時
場所:京都文化博物館
(地下鉄烏丸御池徒歩5分)
龍門社は、篆書を深く学べる珍しい教室でした。
篆書は実印に使われることが多く、
漢字が絵から発展した象形文字であることがわかる書体です。
篆書だけに限らず、
五体(楷・行・草・隷・篆)と仮名の作品が並びます。
恩師である大藪先生を偲び、創師森岡峻山先生、
両先生の過去の作品も展示されます。
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今日20日から始まる展示会の搬入・会場設営に昨日行きました。
月が山羊座にあるとき
~日本の伝統
~手を動かし、仕事が捗る
展示が終わって、お客様がいらっしゃらないプレオープンのような、
社中の人だけの空間。
思い思いに作品を見て回るなか、やはりじっくり見てしまうのは、
恩師大藪先生の懐かしい作品や初めて見る作品。
年季の入った「温故知新」。
こうして作品が残っていることに胸が熱くなります。
私が雅号をとったときに書いた「筆墨生涯獨善身」。
爽やかで清々しい表装に先生らしさを感じつつ、
また初心に還る想いでした。
そして、
この80回展のために書かれた「八寿」。
八十の「十」と「寿=ジュ」を重ねて、色んな篆書の「寿」が8つ。
名前の横には、作品に書いた文字を書くのが常ですが、
お名前の横に「祝八寿回展に乾杯」とあり、
ずっと目標にされてきたことに、思わず涙がこぼれました。
「龍門社」という名前の由来となった故事にちなんだ
創師峻山先生の書「登龍門」を囲んで撮った集合写真は宝物です。
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作品をここに掲載することはできませんが、
表意文字と墨の濃淡・筆遣い、
紙・軸や額との表装が合わさったアート。
ご都合合われましたら、ご高覧いただければ幸いです。