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ゆるすということ

今回語りたい、ゆるすは「許す」ではなく「赦す」と表す方のゆるす。
という事である。
ということで今日は「ゆるす」事について書かれた名著
「ゆるすということ」についてのレビューです。
最近(2024/7/18)、上記の新装版が出版されましたので、書店でも手に取ってご覧になれると思います。

この本は、多数の名著を記した精神医学者ジェラルド・G・ジャンポルスキー氏が著者で、日本語訳は元玉川大学教授で、多数の本の翻訳をされた大内 博さん。
残念ながら、大内博さんは、残念ながら2013年にこの世を去った。
私は何度か彼のワークショップに参加した事があります。
本当に心が深く優しい方で、また、子供のように無邪気な笑顔を見せる素敵な方だった。また大内さんの主催するワークショップに参加してみたかったなあ。(ワークショップの参加レポはいずれお話できる範囲でお話しますね。)


何冊か、彼の翻訳した本を持っているが、その中でもこの本が一番自分の心に響きました。
「ゆるす」は「許す」ではなく「赦す」という意味です。
赦すは「罪や過ちを責めないということ」でこれがなかなか難しく、
ふと昔の傷つけられた事を思い出し、ふつふつと怒りが湧きます。
ゆるせない状態は非常に自分が苦しく辛い事。
つまり、ゆるせなくて腹立たしく苦しいのは「自分自身」の方。
その苦しさを手放すステップを書いたのがこの「ゆるすということ」
という本です。
今怒りの頂点にいる人より、長年ゆるせない事に苦しみ、
もう怒りの苦しさを抱えて過ごしたくない。
もう自由になりたいという方にお勧めの本だと思います。

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