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W800というバイク その1

W800を納車してまだ1カ月も経っていませんが、W800について少しずつ書いてみようと思います。

まず初めに感じるのは排気音と振動でしょう、、、

排気音は重低音、ドコドコというよりはドロドロと表現した方がいいかもしれません。

それもしっかりしたボリュームで主張して来ます、、、ご近所から苦情が来るのではと心配になるほど、、、
(しかし違法な音ではありません)

またこの重低音、、、いいんですよ

そして振動、、、マイルドではありますが、手足に、お尻に伝わってくる振動

鼓動感、生き物感を感じる瞬間ですね

それらはこのW800というバイクのエンジンに起源があると思うんです。

エンジンは773cc
バーチカル(タンデム)ツイン、
日本語で言うなら直立並列2気筒

さらにそのクランク角は360度

それが何を意味するか❓

4サイクルエンジンというのは、吸気、圧縮、爆発膨張、排気の4行程を指しますが、ピストン動作2往復で完結しますから、それを角度で表すと720度ですね、

クランク角360度という事は、ピストンが同期して上下している事になります。

そりゃ振動、出ますよね、、、それをバランサーシャフトでもって軽減させています。確かにマイルドです。

そして交互に爆発を繰り返す
(片方が爆発膨張している時、他方は吸気、片方が排気している時は他方は圧縮しています)

という事は、等間隔爆発しているんですね、、、

なのでハーレーの様な不等間隔な鼓動感とは違い、連続して安定したシルキーなものです。

よく4気筒のエンジンをシルキーという表現をしますが、それとは異なる2気筒のシルキーさがこのエンジンにはあるんですね、

独特の鼓動感とシルキーさを兼ね備えたエンジンと言えるかもしれません。

そして控えめな50馬力、
4800rpmで最大トルクを出すエンジン、
運転してても低速でのトルクは半端ない、、、
クラッチをゆっくり離してゆくとアクセルを開かなくても発進して行きます

これはやはりジェントルという表現が合うのかなぁと思います。


800ccのチカラ強さ、迫力のある排気音
豊富な低速トルクでライダーにも優しい

ジェントル、、、いや女性的に言ったら

エレガント、、、ですね

それにこのバイク、かなりの美人だと思うのです。

エンジンひとつとってみても

堂々としたバーチカルな空冷式のフィン形状、、、

エンジン中央のベベルギアタワー

自然かつ美しい曲線のエギゾーストパイプとそれに繋がるキャブトンマフラー

ひとつひとつの部品も全体のバランスも
正に、"造形美"  だと思います。

他のバイクの事をとやかく言う必要はありませんが、このバイクはやはり

美しい、、、

私は偶々、紅いタンクのW800に巡り合いましたが、やはり色気がありますね

グラマラスな色っぽい美熟女

そんなW800が、私の伴侶です。

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