友情・努力・勝利。
今回は、私が小学生の頃の腹痛エピソードを一つ紹介いたしましょう。やはり小学生の頃の話ですので、エグさも小学生レベルといったところです。安心して読んでいただければと思います。
これは私が小学6年生の時の話です。
私の小学校では毎年春に全校遠足が催されておりました。この遠足では6年生が1年生とペアになり、行きと帰りの道を手を繋いでお話しするというイベントがあります。
私のペアの1年生は、母親同士仲が良く昔から知っている子だったのですぐに打ち解けて、学校から公園までの道も1時間弱あったはずですが非常に楽しく話すことができました。
公園ではグループごとのレクリエーションや、お弁当タイムで他の学年の子たちと仲を深め、またこの非日常感を楽しんでいたはずです。
公園でのプログラムを終え、残るは学校までの道を再びペアの子と手を繋ぎ帰るというミッションのみです。
事件はここで起こりました。
グループごとに公園を出発します。出発前に先生方から「忘れ物ありませんか?トイレには行っておいてください。」と当然の注意をされます。しかし、こんな注意を聞く小学6年生などこの世にはいません。行事のたびに聞くこんなセリフなど、右から入って左から出ていくものです。私はペアの子と会話に花を咲かせながら、公園を出発しました。
直後です。腹部に襲う違和感。何度も経験してきました。これはヤツです。
それもそのはず。お弁当を食べて催さないわけがありません。私は昼休みいつもトイレに行っていました。自分の教室の近くだと友達にバレるのでわざわざ人がほとんどいないフロアまで行って。
しかし今日だけはそういうわけにもいきません。遠足の帰り道ですから勝手にトイレに行くわけにもいかず、何より隣には仲良くなった1年生がいます。私はカッコいい6年生でなければならない。
先述の通り、ここから学校までは1時間弱かかります。出発直後に腹痛を感じているので、40分ほどは我慢しなければいけない計算になります。それでも私は我慢することを決めました。
その時、しっかりと会話できていたかは覚えていません。鮮明に覚えているのはパチンコ屋の前の信号が異常に長く感じたことくらいです。
途中何度も思いました。先生に「すみません、お腹痛くなってしまったのでトイレに寄ってもいいですか?」と聞こうか。コンビニや駅を通るたびに私の気持ちは揺らぎます。
それでも迫り来る腹痛の波を乗り越え、ようやく学校に到着しました。やりました。もうトイレに行ける、となると途端に冷静になるもので、ここでもわざわざ自分の教室の近くのトイレではなく、いつも行く人の少ないトイレまで行ってダムを決壊させました。
小学生の頃なんてもう10年前ですから、ほとんど記憶にはないと思っていました。しかし「40分」我慢できたことや、「パチンコ屋の前の信号が長い」こと、「人の少ないトイレまで行って用を足した」こと等、やはり腹痛に関するエピソードは色濃く記憶に残るものですね。小学生の頃のエピソードでここまで話せるものはもう無いような気がします。
久しぶりにnoteを書いたんですけど、意外と書けるものですね。ただ、1つだけ。一人称変わってしまいました。この記事を投稿する前に、どんな締め方してたっけなぁと思って過去の投稿を見てみたら「僕」って書いてますね。まぁ「私」も「僕」も普段から使うんでどっちが変って訳じゃないんですけど、統一させておきたかった感はあります。わざわざ書き直すのも面倒なのでこのまま投稿することにしました。それでは。
最後までご精読いただきありがとうございました。