Sapporo珈琲マルシェ2022を振り返る
今年も珈琲マルシェが始まるのでこれまでを振り返る。
と思っていたら既に始まり豆の売り切れが始まる中盤戦。
今回は第6回、気がつけば名称が若干変更となり
丸井今井創業150周年記念「Sapporo珈琲マルシェ2022」として開催。
2021年も予定されていたものの秋にCOVID-19が盛り上がってしまい
開催無しとなり2年振りの開催。
今回も前回に引き続き試飲カップを購入/レンタル方式を採用。
今回は三越伊勢丹サイトからの事前予約で事前購入して当日受付でアプリで引き換える事も可能になる。
当日会計よりもスムーズになったのは魅力。
最大の変更点は第1回より続いていたスタンプラリーが廃止。
スタンプに気負わず巡れる様になった反面、
巡らなくて良いなら…と満遍なくまわるという事が減ったかもしれない。
会期:2022/10/19〜10/24
会場:丸井今井札幌本店 大通館9階催事場
出店店舗
【道内店】
丸美珈琲店(札幌)
StandardCoffeeLAB.(札幌)
CoffeeStand28(札幌)
SATURDAYS(札幌)
宮越屋珈琲(札幌)※再登場
RainCoffeeRoastery(札幌)※初出店
さっぽろ珈琲牛乳(札幌)※初出店
8A Garage(小樽)※初出店
Sprout(倶知安)
ウトナイ珈琲焙煎所(苫小牧)
yoshinoricoffee(東川)
【道外店】
SazaCoffee(茨城)
Philocoffea(千葉)
NozyCoffee(東京)※再登場
AmameriaEspresso(東京)
RoastDesignCoffee(神奈川)※初出店
いつか珈琲屋(神奈川)
BontainCoffee(愛知)
Cafe de UN Daniel's(三重)
St.berryCoffee(富山)※再登場
和珈屋(福井)
OkaffeKyoto(京都)
Unir(京都)
TaocaCoffee(兵庫)
RecCoffee(福岡)
豆香洞Coffee(福岡)※再登場
ATTIC出島焙煎所(長崎)
豆ポレポレ(沖縄)※再登場
【有料販売店】
TakaIshitani(東京)
丸美珈琲店の後藤社長が、2021年4月からPodcastsで
「新解釈珈琲の世界」を毎週金曜日更新で配信を開始。
開催直前の3週間で出店店舗と楽しみ方を配信。
会期中/会期後にかけては
石谷バリスタ、豆香洞の後藤社長、Unirの内部バリスタをゲストに迎えて配信。
珈琲マルシェ熱も開催前から終了後まで暫く続く。
前月のWCCで開催されたWBC2022で石谷バリスタが4位、
SCAJで開催されたJBC2022ではUnir内部バリスタが優勝、
SazaCoffee安バリスタが2位、本間バリスタが3位、
StandardCoffeeLAB.石川バリスタが6位と
バリスタチャンピオンシップ熱が最高潮。
TakaIshitaniブースはWBC2022完全再現メニューが登場。
マシンはTempestaではなくEagleOne(今回は黒から銀に)とEK43。
これまではEspresso&LatteセットだったのがSignatureDrinkもセットとなりWBC2022セットとなった事でより貴重な体験が出来る場になる。
豆売りでも「Panama Hartmann Lot130」に「Vietnam Robusta」を付け販売。
(このセットを買い再現…出来るのか?という誰もが大変悩ましいものであった)
KoffeeMameyaから図師バリスタのCoffeeMartiniとCoffeeMocktailも登場。
引き続きFilterCoffeeはKoffeeMameyaの三木さんが担当。
WBCセット、GeshaVillage、CGLEを飲むと裏メニューがアンロック。
(WBCで少量使用のVietnamを100%でEspresso等、PanamaやIndonesiaとか…)
StandardCoffeeLAB.は石川バリスタがJBC完全再現メニューが登場。
Espresso&LatteはJBC予選セットと準決勝/決勝セットで楽しめ、
Signature Drinkは事前予約/人数制でプレゼン付きで提供。
こちらもマシンはTempestaではなく前回に引き続きAureliaWAVEとMythos2。
SignatureDrink提供は予約した6名程度へドリンクの説明をしながら作っていくが、予約制という事もあり見知った顔で楽しく和やかに進んでいく。
JBC準決勝/決勝でも審査員席に置かれていた説明ボードも置かれて
参加者はセンサリージャッジ気分で参加が出来る。
北海道・東北エリアの店舗からは初めてのJBCファイナリストという事も有り、
次回以降の活躍にも期待。
SazaCoffeeはJBC3位の本間バリスタとJBC10位の砂押バリスタが
安バリスタの「Panama Altieri Geisha Washed」
本間バリスタの「Panama ElBurro Geisha AnaerobicSlowDryNatural」
砂押バリスタの「Panama Janson Geisha Lot.809」
3名の使用豆をJBC直後という事もありお得な価格で販売。
週末は鈴木社長も登場してSazaブースが盛り上がる。
和珈屋は今回はサイフォニスト2名がJSCファイナリストとなり
前回の攻めたプロセスの豆達から方向転換が見られ
酒井サイフォニストの「Kenya」、
清水サイフォニストの「Ethiopia Idido」を販売。
豆にはサイフォンでのお勧めの抽出方法の紙も添付され、ドリップの場合でのお勧めも説明してもらえる。
初登場のRoastDesignCoffeeは
「CoffeeFanatic三神のスペシャルティコーヒー攻略本」が発売された事もあり
出店発表からどんな豆が出てくるかと注目される。
「UNDER DEVELOPMENT」と「OVER DEVELOPMENT」2種類のトートバッグセットが人気で会期後半には既に残っておらず。
Coffee Fanaticに会いに行こうと来場した方も多かったはず。
豆香洞は2019年ぶりの再登場。
(前回も来場はしていたなんて噂は伺いましたが…)
前回出店時の尖った競技会ロット等は無く、
今回は北海道向けに限定の極深煎りを用意。
会期後半には既に完売の大人気商品となっていた。
すっかりComandante正規代理店でも有名なBontainCoffeeは
とうとうComandante本体とオプションの販売も。
Mk4から樹脂製になったBeanJarが良いなと思ったMk3ユーザは買ってしまう。
メンテナンスツールも日々使用しているユーザには気になるアイテム。
少量、Comandanteのバッグも販売してこちらは数日で完売。
恒例のCostaRicaやブレンド豆だけでは無く、Comandanteユーザにも嬉しいブーストなった。
最終日終了間際はどの店舗も豆がほぼ完売状態。
パンや洋菓子のコーナーも人気で夕方以降は品薄。
第2回以降からSCAJの結果踏まえて北海道向けにやってくる催事の印象だったが、
よりSCAJでは体験出来なかった事が体験出来る場になってきたと感じる。
今後もより一層SCAJに行くべきか、我慢して珈琲マルシェに備えるかが迷い所。
会期終了後の週末、
Coffee&WineStandardCoffeeLab.では珈琲マルシェ購入豆のカッピング会が開催され参加者の持ち寄り豆+特別枠の豆でこちらも盛り上がっていた。
SCAが2020年に改訂したカッピングプロトコルは従来の方法より初心者も気負わず参加しやすいと思う。
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