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ステップ1.問題(改善対象)の抽出

最初のステップである、「問題の(改善対象)の抽出」です。
このステップの重要なポイントは、「現場のみなさんが抽出する」です。

抽出する時の典型的な視点は、
①お客様、ステークホルダー
②業務プロセス
③組織目標
④品質
などです。

①では、顧客満足度とか、内部関係者の人員配置とか。

②の業務プロセスの視点では、日頃からメンバーが思っている以下にあてはまるものを抽出しましょう。
・面倒くさい
・めちゃくちゃ憂鬱
・すごく時間がかかる
・間違いやミスが多い

③では、組織目標に対して実績が未達の項目など。

④では、市場トラブルとか、生産での歩留まりとか。

ブレーンストーミングで付箋紙を使ったりMindMapなどを使って、みんなでわいわいがやがや出し合うというやり方がお薦めです。
上から振ってくるテーマも勿論あるのですが、自分たちで抽出したというところに価値がありますし、その方がやる気になります。

また、このステップは実際はあまり頻繁にやる必要はなくて、ある程度問題がプールされている方が多いと思います。
なぜなら、現場には問題や課題が溢れていて、改善する方が追いつかないのが実情だからです。
一つの問題解決活動が終了したら「次は何やる?」となるのですが、これはステップ2の「テーマの選定」です。

(次回はステップ2)

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