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本日のSTEAM食育(ピザ窯を作ろう1)

みなさんこんにちは。
管理栄養士のSTEAM食育ママです。

一年半くらい前から、ピザ窯を作りたいと思っていました。
お庭にピザ窯のある家を見たり、
砂浜に本格的なピザ窯を設置している海のお宿で遊ぶうちに、
いつか我が家にも導入したい、と考えるようになりました。

長男が小さい頃から、我が家では何度も作っているピザ。
モノづくりの大好きな長男と、いつか作ってみたいと思っていました。
でもその「いつか」、って一体いつ?。
ぼんやり思っているなら、早く作ってしまおうということで、
早速準備に取り掛かることにしました。
近くのホームセンターに耐火レンガが売っていることはリサーチ済み。

必要なものを検索していると、
「カインズ」の、積み上げるだけの簡単ピザ窯づくり
という動画を発見しました。

積み上げるだけ。
接着する材料もいらない。
難しそうな設計も不要。
これなら子供とできそうです。
地震が来たら崩れる心配はありますが、安全な場所を選んで設置します。

以前から作りたいと思っていた窯は、熱対流に優れるドーム型のものです。しかしドームを作るのが難しそうで躊躇していました。
今回発見した積み上げるだけのタイプは、もし都合が悪くなったら、レンガを一つずつ外せばよいので、心理的なハードルが下がりました。
これなら私たちにもできそう。
スモールステップで試すことにしました。

カインズの動画では、必要なものとして下記が挙げられていました。
・基本ブロック(横幅12cm)×8個
・耐火レンガ94個(基本構造用92個+フタ用2本)
・鉄Lアングル

困ったのは、カットの必要なものが2つ。
鉄Lアングルと、耐火レンガ。
耐火レンガは半分にカットしたものが5個必要だそうで、
さらに鉄Lアングルはレンガの幅に合わせてカットする必要があります。
はて、この工程はどうしよう。

まずは近くのホームセンターに問い合わせることにしました。自分で電話して聞いてしまえば簡単ですが、実際に長男と足を運んでみることにします。たくさんある商品から鉄Lアングルやレンガを探す、ということも、彼にとってよい経験だと思うのです。

今日は雨が降っているので、ホームセンターに行くのは後日にするとして、今日は自宅にあるカプラというおもちゃを使って練習することにしました。

我が家のカプラ。木片が1000ピース入っています。

さぁ、念願のピザ窯づくりを、早速STEAM食育のお題にしてみます。

カプラでの疑似体験を通して、
STEAM教育における技術(Technology)と工学(Engineering)の学びにつながることを期待します。
技術(Technology)の分野では「構造の安定性」を、
工学(Engineering)の分野では「設計と製作プロセス」を意識します。

カプラを積み上げる際に、構造的な安定性を考えることで、簡単な建築技術や構造物の強さの理論に触れることができます。
どのように積むと崩れにくいか、実験しながら学びます。

また、窯のデザインを考えながら設計し、実際にカプラを積む、ということを通して、エンジニアリングの基本的なプロセス(計画、試行錯誤、改善)を体験することもできます。
設計といっても、ぼくはこういう風にしようかな、なんて話しているだけですが、まずはそれでok。

「何で普通のピザ窯って丸いの?」と長男。
素朴な疑問が来たので、
工学(Engineering)的な視点から説明を加えてみました。

「ピザ窯の天井が丸いと、熱が窯の中でぐるぐる回って上手に焼けるんだよ。火をつけると、熱が下から天井にあたるでしょ?そうすると、また天井から跳ね返って、ピザの上にも熱が当たるんだよ。ピザの下も上も、上手に焼けるの」
「四角い窯でも焼けるんだよ。でも、天井が四角いとどうなると思う?
熱が角にたまって、ピザの上に跳ね返ってこないところもありそうじゃない?」
「天井が丸いと、熱がどこにでも行けるから、ピザがまんべんなく焼けるんだよ。」
「じゃ、やっぱり丸い方がいいんじゃないの?」と長男。
「丸い方がいいんだけど、まずは簡単にできる四角い天井でやってみない?レンガを積むだけだからすぐできるよ。」

五歳児は「???」な様子だったので、身振り手振りで追加説明。

「ボールを壁に向かって投げると、ボールは壁にぶつかって、
はね返ってくるでしょ?」
「窯の中でも、熱い空気が壁に当たって、跳ね返ってくるの。だからピザの上も下も、全体が焼けるんだよ。」
うまく伝わったかな。

さて、長男とカプラでピザ窯づくりをしてみました。
レンガとカプラのサイズが異なる上に、半分サイズのカプラがないため、
カインズのピザ窯そっくりなものはできませんでしたが、
煙突代わりの通気口も設けて、それらしいものが出来上がりました。
結局、末っ子怪獣に崩されてしまいましたが、カプラで練習してよかった!と思うことが一つ。
カインズの動画でしっかり予習したと思っていましたが、鉄Lアングルの本数を勘違いしていました。
正しくは、一段につき4本必要で、合計8本分にカットする必要がありました。
STEAM食育ママ、この手のモノづくりはなかなか苦手で、カプラで確認できてよかったです。

さぁ、我が家でのピザ窯づくりが始まりました。
どうなるかな。
まずは積み上げ式にチャレンジして、行く行くはドーム型に挑戦したいと思います。

以上、STEAM食育ママでした。



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