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本日のSTEAM食育(鯛)

みなさん こんばんは。
STEAM食育ママです。

本日の夕食のおかずは、鯛でした。
鯛のあらの部分をシンプルに蒸して、「魚の頭部の構造を観察しよう!!」
というのが狙いです。
長男も次男も魚っ子で、これまで色々な魚を食べてきましたが、最近どうも食いつきが悪い。
でも目の前にある魚の頭をいじりまわして観察するのは楽しいようです。

魚は、特に鯛は小骨も多くしっかり確認しないといけませんが、
あらの部分は意外に一つの骨が大きくつながっているので、上手に身をほぐして食べる、ということを教えるには良い食材だと思います。
そうは言っても、長男も次男を小骨を飲んでしまったことはあり、幸い大事には至りませんでしたが、細心の注意を払いたいものです。

魚を食べる時は、なるべく切り身ではなく、丸々一尾を料理できるとベストだと思います。切り身の状態では、結局魚のどこの部位なのか想像しにくいのがデメリットです。
しかしそうは言っても、忙しい中魚をさばく時間はないし、内臓のゴミが出るとコバエ発生や匂いの問題など、後処理に悩ましい。
ということで我が家は、価格も手ごろな魚のあらをよく購入します。
もちろん骨や匂いの問題もありますが、骨が突き抜けないように、硬さのある袋などに入れればそう大きな問題にはなりません。
我が家では、例えば海苔が入っていた袋とか、コーンフレークが入っていた袋とか、お菓子が入っていた袋や、おむつの外袋など、分別したプラスチックごみの中から見つけて再利用しています。

さて、鯛のあらを食べる。
単純なことですが、STEAM食育の観点からは、どのような学びのポイントがあるでしょうか。
今日は科学Scienceの視点から見てみます。
鯛のアラには頭や骨、内臓などが含まれており、これを観察しながら魚の構造や役割を学ぶことができます。
泳いでいる鯛を見ても、外側から骨の配置を観察することはできませんが、
あらを食べることで内部の観察ができるというのは良い機会です。
8歳児は、「さぁ、宝物さがすぞー!」と意気込んでいます。どこに身が隠れているのか、宝物探しだよ!とよく話しているので、ゲーム感覚のようです。
5歳児は、「見て!歯!」といって鯛の顎をパクパクカチカチ動かしています。「人間の頭もこうなっているのかなー」なんてつぶやいています。
もうすぐ2歳児は、パパが取り分けた身をぱくぱく。
味付けはしていません。
今夜のおかずの相棒は炊き込みご飯なので、その前に味なしの鯛を食べることで、調味料なしの魚本来の味を美味しく味わうことができます。
順番はとても大事です。

魚のあらを食べることで、骨の配置や構造、身のつく場所、あごと歯・関節の動き、目玉の構造など、解剖学的な学びにつながります。
ただ切り身を食べるより、宝探しゲームにする方が断然楽しいですし、得ることは多い今夜の食卓でした。
ではまた明日。


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