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本日のSTEAM食育(さつま芋パフェ)~予習編~

我が家には畑があります。都心にいたときは、非常に狭いベランダと、玄関にある花壇が唯一の菜園スペースでした。と言っても、育てたのはハーブやしそなどで菜園には程遠いもの。
皇居に近く公園の多いエリアで、利便性は文句なしの環境でしたが、やっぱり子供は土が大好きですね。

都心にいる時は土もないし水遊びをすると怒られるし、こちらに来たら子供たちはやりたい放題。誰にも文句を言われずに、心から泥遊び、穴掘りなどを楽しんでいます。
さて、今年もさつまいもの収穫時期がやってきました。我が家では初めてのさつまいも栽培です。もう少ししたら子どもたちと一緒に収穫しようと思います。
収穫したさつまいもを使って、楽しいSTEAM食育を実践しようと思います。今回は、さつまいもを使った簡単スイーツを通じて、親子で学べるSTEAMの要素を予習してみます。

最近おやつにパフェをよく作ります。周りにお店の少ない地域なので、必然的におやつを手作りする必要があります。
パフェと言っても我が家のパフェは素朴なもので、それでも子供達には大人気です。

まず、パフェの具材として下記を用意しようと思います。
・スポンジケーキ(天板に広げて焼くだけのもの)
・ホイップクリーム
・シリアル
・さつまいもペースト

・スポンジ
我が家のスポンジは甘さ控えめ。
スポンジは、天板1~2枚分を一気に焼いて、一口大にカットしてから冷凍しておくと、手軽にパフェのトッピングに使えて便利です。
STEAM食育としては、科学(Science)の視点からスポンジケーキが膨らむ原理を説明します。

・ホイップクリーム
ホイップクリームは、出来上がったものを利用することもあれば、突然作りたいと長男が言い出すことがあるので、生クリームを常備しています。手作りの時は甘さ控えめ。泡だて器でホイップするだけですが、機械を使う、ということと味見が楽しいようで、突然作ることがあります。
STEAM食育ママとしては、飽和脂肪酸の存在が気になるところですが、一人分の量にすればそれほど多いわけでもないので良しとしています。ホイップクリームの有無によって、スイーツの見た目にも大きく影響しますので、ほんの少しの遊びと捉えています。
STEAM食育としては、科学(Science)の視点からホイップクリームの原理を、そして技術(Technology)の視点から、機械の仕組みとしてモーターの説明を加えようと思います。

・シリアル
STEAM食育としては、シリアルは面白い素材だと思っています。いつか工場見学に連れていきたいと考えています。
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engeneering)の面からみても非常に学びが多くあります。
しかし我が家の三児には、まず何からできているのか、原料について質問してみようと思います。答えられるかな。

・さつまいもペースト
我が家ではペーストというか、マッシュというか。時間が惜しいというのが最大の理由ですが、食物繊維をそのまま摂取したいので、ただつぶすだけのマッシュがメインです。
今回は時間を作って裏ごしに挑戦しようと思います。裏ごすことでどのような食感となるか、実体験してもらう目的です。
裏ごすというシンプルな作業ですが、力を加えることで物質の形状や質感が変化する例として物理的な変化を知る機会になりますし、裏ごす道具として裏ごし器を使うのか、フードプロセッサーを使うのか、両方やってみようとは思いますが、技術(Technology)の学びにつながります。
工学(Engeneering)の面からすると、裏ごし器の網目の大きさによって作業性や質感へ及ぼす影響を知る機会になります。

ただ裏ごす、という作業ですが、STEAM教育の視点で切り取ってみると、どれも奥深く、到底一回のパフェづくりでは説明できるものではありません。子供の集中力を考えると、何回も色々な機会に伝えていく以外方法はなく、そういう意味では一日3回もある食事の時間は学びのチャンスに思えてならないのです。

純粋に、おいしく、楽しく食べることができれば、もうそれ以上の幸せはないと思っていますが、STEAMを一つの切り口として考えると、それはそれで面白いと思うのです。

今回はさつまいもスイーツの予習となりましたが、実際の収穫の様子や出来上がったスイーツも掲載予定です。ぜひご期待ください。

以上STEAM食育ママでした。


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