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本日のSTEAM食育(きのこ)

みなさんこんにちは。
STEAM食育ママです。
本日のお題は「きのこ」。
昨日の炊き込みご飯にきのこを入れたら、男の子たちからブーイングが来たので、今日はあえてきのこを取り上げてみました。

どうやらきのこの香りが苦手のようです。近くを通っただけで「くさっ」と言って離れていきます。
我が家にある、学研のライブ図鑑「植物」を開いてみました。
図鑑は素晴らしいですね。自宅にあるなら、日常的に大活躍させないと機会損失であるとすら感じました。
今日は自宅にきのこがないので、図鑑で学びを得ることにしました。

そういえば忘れていましたが、きのこは植物ではなく、菌類の仲間でした。夫には「常識でしょ」と冷笑されましたが、STEAM食育ママとしては、菌類であると再認識できただけで、図鑑を開いた甲斐がありました。
そして、花粉ではなく、「胞子でふえる」。
図鑑には、普段は目に見えない、胞子が飛散する様子が描かれていて素晴らしいです。
そして、植物のように光合成はせず、動物の死骸や枯れ木・落ち葉などを分解して養分をとるそうです。平たい言葉に翻訳して説明したところ、
長男「へー」。

昨日の夕食に出した、ホタテと4種のきのこの炊き込みご飯。
長男に、きのこを手で裂くのを手伝ってもらいました。
4種類あるので早速クイズ。
「クイズです。このきのこの名前は何でしょうか?」
全問不正解。
OKOK。
エリンギを見て、松茸!!
う~ん、松茸、食べさせてあげたことないなぁ。

図鑑によると、松茸が高価な理由として、栽培ができないから、と記載されています。(え?そうでしたの?)STEAM食育ママとしてはお恥ずかしい限りですが、そういう理由だったんですね。

長男にヒットした図鑑の目玉は「ツキヨタケ」。
何と、暗くなると、ひだが光るきのこです。図鑑のカラー写真には、黄緑色の美しい写真が載っています。有毒だそうです。
こんなきのこ、あるんですね。

もう一つ長男の心にヒットしたきのこは「サルノコシカケ」。
これまでも色んなところで見かけたことはありましたが、きのこの仲間だったんですね。無知の知ということで、お勉強になりました。

さて、学びなおしに役立った図鑑ですが、長男にとっては科学(Science)の観点で発見があったと思います。

でも視野を広げてみると、科学の観点だけでなく、
きのこを手で引き裂く、というシンプルな動きですが、STEAM教育的には、工学(Engineering)のエッセンスも含まれると思います。

食材を扱う上では、食材の物理的な性質や構造を知ることは重要です。
たとえば、きのこや野菜、肉の繊維の向きを確認したり、どのくらいの強度があるかということを理解できると、どのように切ると効率的か、どんな調理法が適しているか、どれくらいの力を加えれば良いか、ということを考えることにつながります。
レゴやプラレール、カプラでは学べない、微妙な力学を観察することができるわけです。
そしてその延長線上には、工学的な原理に基づいて調理器具を設計するといったような、まさにEngineeringな世界が広がっていると思います。

息子はひたすら色んな太さに引き裂いていましたが、そのシンプルな手の動きから、工学的なエッセンスまで感じ取っていたのだろうか、謎です。
STEAM食育ママとしては、次回、きのこやほかの食材をひたすら引き裂く、ひたすら剥く、といったような単純作業があったら、声かけに工夫しようと思います。

「色んな太さに引き裂いてみて。」
「切り方や剥き方、引き裂く方向を変えてみる?」
「こういう料理を作りたいけど、どんな調理器具を使えばいいと思う?」

昨日はそこまで気が回りませんでしたが、工学的な、Engineeringな視点に働きかけられるよう、ちょっとした質問をしてみようと思いました。

以上、STEAM食育ママでした。


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