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エクスプローラーの論点(禁止改定2024.8.26)
禁止改「定」なのか禁止改「訂」なのかいつもわからなくなるオーヴァンですよろしくおねがいします!でもぶっちゃけどっちでもいい気がします…
8/26付の禁止改定でエクスプローラーにも禁止カードが出てしまいました。どちらも個人的に思い入れのあるカードだったので、それらを偲びつつも今後の環境考察について書きたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください!
前回のエクスプローラーの論点は↓コチラです!
禁止カード①傲慢な血王、ソリン
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カルロフ邸殺人事件(MKM)で血管切り裂き魔を眷属に加え、一躍プロツアーの頂点に躍り出たデッキ「ラクドスヴァンパイア」のコアカード。不利とされる白日ニヴやロータスコンボがエクスプローラーにいないこともあり、翌月のAC5では46.8%ものシェアを叩き出しました。
プロツアー優勝で話題となったので、私もワイルドカードを吹っ飛ばしてエクスプローラー大会「ドリプロVOP」に持ち込みました。それ以来ずっと使い続けていましたが、今回の禁止で残念ながらお別れとなります。。。
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ワイルドカードの出費は高くつきましたし、優勝することも叶いませんでしたが、振り返ってみれば相当数の血管を切り裂いたと思います。ソリンリッパー、半年間ありがとう!
さて、吸血鬼のコアを失ったラクドスは前身のラクドスミッドレンジに戻るのでしょうか?そしてそれを刈り取るようにエニグマファイアーズ等が数を増すのでしょうか?ラクドスは細かくパーツを入れ替えてメタに対応できるアーキタイプなので、今後も見かけることは多いと思います。
そして吸血鬼といえば・・・もう一枚の禁止カードも吸血鬼でしたね。
禁止カード②アマリア・ベナヴィデス・アギーレ
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前述したラクドスヴァンパイアと双璧を成すパイオニア最強デッキの一角「アマリア・コンボ」のコンボパーツ。熱心なエクスプローラーのプレイヤーなら誰しも一度は50点ダメージを飛ばしたり飛ばされたり、コンボを決めたり引き分けにされたりしたのではないでしょうか?
私だけかもしれませんが、コンボを決めるとスマホの電池が急激に消耗して動作が重くなっていたので、今回の禁止は妥当だと受け入れています。
アマリアコンボ黎明期に書いた↑過去作を読み返しましたが、新たに生まれたアーキタイプが徐々に洗練され、完成系のリストになっていく過程に立ち会えたのは歴史的にも貴重な体験だったと思います。
名もなき都市の歩哨や救出専門家などの高スタッツクリーチャーからのビートプランも強力でしたが、それはコンボをチラつかせる陽動あってこそ。アマリアコンボ未搭載のアブザンアグロが生き残れるとは考えにくいでしょう。(でも復活の声や包囲サイを眺めていると組みたくなってしまう…)
そしてアマリアコンボ自身が食い物にしてきた、コンボへの干渉手段が乏しい緑単信心なども立ち位置が良くなりそうです。
ブルームバロウの論点
ここからはブルームバロウ環境後に新規採用されたカードについて見ていきましょう。
イグラフード
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禁止改定後、最初にスポットライトの下に立ったのが懐かしのサクリファイス。イグラの効果で大釜の使い魔(猫)も食物になるので、2枚が場or墓地に揃うとループできるようになる(ついでにイグラもデカくなる)。イグラも使い魔も猫なので絵面も良い感じに揃います。
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そして清掃人の才能、これがフード系デッキのサポートカードとして非常に優れています。レベル1は使い魔を戻すために必要な食物トークンの管理を容易にし、レベル2では使い魔を墓地経由で探しに行くことが出来ます。設置もレベルアップもコストが軽いことも評価に値します。
フード系デッキには《碑出告で全てを貪る》という極めて致命的な対策カードがあります。猫も釜も清掃人の才能も纏めて吹き飛ばされてしまいますが、他のデッキにはほぼ効かないので今後のメタゲームの行方を握るカードではないか?と思っています。
イゼットフェニックス
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禁止改定を無傷で生き残ったエクプロ最強デッキの一角であるイゼットフェニックスでは、美術家の才能を採用したリストが散見され始めました。
レベルアップ目的ではなくルーティングが目的のように見受けられますが、プロフトの映像記憶が絡めば驚異的な打点になるのではないでしょうか?
グルールアグロ
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アタルカレッドとも呼ばれるアーキタイプですが、BLBからハツカネズミをスカウトしてきたようです。特に心火の英雄はアグロデッキが重視する「カード1枚で出せるダメージ量」を死亡誘発で確保してくれます。
そして継続して雄姿を誘発させるために《狡猾なコヨーテ》《アロエの錬金術師》のOTJ計画コンビに加え、BLBから《亭主の才能》も併用されているようです。
アゾリウスコントロール
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初出はテーロス、10年以上前のエキスパンションからエルズペスがエクスプローラーに参戦です。スタンダードではコントロールデッキのフィニッシャーとして採用実績がありましたが、リストが洗練されたエクスプローラーのアゾコンに居場所を見つけることはできるでしょうか?
アブザン脂牙
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新しい切削要員を獲得。サテュロスの道探しと同じ4枚切削ですが、こちらは土地だけでなくパーマネントを手札に加えることが出来ます。加えてインスタントなのも使いやすそうですね。(脂牙はネズミなので)流石に食物トークンが出ることは無いでしょうが、選択肢の一つとして試されると思います。
セレズニアカンパニー
アマリアコンボへの干渉手段に乏しいデッキが息を吹き返す流れになりそうなのは前述しましたが、セレズニアもその1つのようです。BLBのカード採用は見受けられませんでしたが、最後にこのデッキを見ておきましょう。
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こちらはパイオニアチャレンジで好成績のリストです。私には天使のほうが強そうに思えるのですが・・・2マナのクリーチャーが殴り役を担っている点が天使と明確に違うようにも見えます。
アグロの立ち位置が向上し、かつアグロを阻むフード系も台頭しており、無傷で生き残った既存の上位デッキもあって・・・禁止改定後のゲームレンジがどの程度になるのか、見極めが難しそうです。文字通りExplore(探検・探索)が必要になりますね!
最後に
次回の禁止制限告知は、2024年12月16日になる予定、だそうです。下環境にはあまり明るくないのですが、スタンダードやエクスプローラーは健全な環境だと思います。タイムレス?混迷を極めろ!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
次回はダスクモーンでお会いしましょう!
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