2輪教習 15日目 急制動
2輪教習も、大分終盤になってきました。
ここまで6回教習の不合格食らってる(天性の不向き)だけあって、運転技術もやっと人並みに上手くなってきました。
今回は急制動についてです。
今までは教官が見逃してくれていただけで、急制動は所定の距離以内でブレーキをかけて止まらなければなりません。
意外とこの止まるまでの手続きが面倒なので、コツを書いておきます。
急制動の止まり方
急制動の難しさは、フロント・リアブレーキの力加減と、いつクラッチレバーを引くかにあります。一つ一つ確認していきましょう。
まずは3速に上げるところから確認していきましょう。
急制動に向かうまでに3速で40km/hまでアクセルを回してスピードを上げる。
3速になったらアクセルを戻す。この時、まだフロントブレーキには指をかけないようにする。
前輪が急制動手前のパイロンに差し掛かったら、フロントブレーキを、少しづつながらも強めに握る。ここで、前輪がパイロンに差し掛かる前にフロントブレーキに手を伸ばすと、教官に急制動と見なされない可能性がある。また、フロントブレーキを突然ガッと握ると思いっきり転倒するので、少しづつ握るようにする。逆に少しづつ握っても握りが弱いと全然所定の距離で止まれないので、徐々にながらも強めに握る。
フロントブレーキを握ったら、少しづつ握る力を強めて「あ、もう止まるな」と感じる瞬間くらいにクラッチレバーを引く。ここでは、フロントブレーキとクラッチレバーを同時に握らないようにするのがポイント。一緒に握ってしまってはエンジンブレーキが使えないので所定の距離内で止まりにくくなってしまう。そのため、フロントブレーキよりも遅らせて、停車する寸前に握る必要がある。急制動ではエンストはしても減点されないことになっているので、エンストを気にしてクラッチレバーを早めに握る必要はない。
手順としては以上になりますが、リアブレーキという言葉が出てきませんでした。
急制動では、リアブレーキは意識して踏む必要はありません。
基本的にフロントブレーキ7割、リアブレーキ3割くらいの力加減で停車するイメージで、フロントブレーキをかけると勝手に慣性でドライバーの身体が前傾になり、勝手にリアブレーキに足が入るので、リアブレーキは意識しては使いません。
逆に意識して踏むようにすると、ほぼ確実にロックがかかります。前傾の力が入ってしまっている分、強めに踏んでしまうのです。そのため、急制動ではほぼフロントブレーキだけで止まると言う意識を持つようにしましょう。