コレットとの思い出
昨日、コレットのFacebookを見ていると、2023年から既婚と表示されていた。おそらくこれは彼女が再婚したということであろう。とてもうれしい。ちょっと前からラストネームに知らない名前が出ていたのが気になっていたらが結婚したからだろう。僕の知っている彼女のラストネームは旧姓と前の旦那の,名前だけだったので。Facebookの情報によると、彼女はコロラド州ボーダーシティーに住んでいる。コロラド州について少し調べてみたが、とても自然豊かな州であることがわかった。野生動物も相当いるらしい。そんなに大きな動物はいないみたいだけど、彼女が結婚しているなら遠慮なく会いに行きたいなぁと思った。野生動物撮影のと言うついでや言い訳も立つ。恋人ではなかったが、アメリカで僕が最も大切に思っていた友人だから。
彼女と出会ったのは、大学のクラスでだった。僕は、家族学と言うものを専攻していた。そのクラスの最初のアサイメントで、自己紹介的なものを書くというのがあった。僕は、当時ハワイからの大学から編入したばかりで、友達もなく、また小さい大学からこの大きなキャンパスに移ってきたことも相まって圧倒的な寂しさを感じている日々だった。そんなことを含めて、そのアサイメントを,提出したわけだが、後日その時の教授が僕の書いたものをクラスで読んでいいかと許可を求めてきた。僕は自分が何を書いたかよく覚えてなかったが、まぁ別に隠すような事はなかったので構わないと言ったのだが、教授がそれを泣きながら、クラスでシェアしたのであった。教授はその後も自分のことを気にかけてくれた。そんなクラスが終わった後、コレットが僕に話しかけてきてくれたのだ。そのアサイメントで書いた内容についての感銘と感動を伝えてくれた。そんなふうに友情が始まったのだ。それから大学の日々を彼女と共に過ごすようになった。ある時、彼女が風邪をひいて、僕が一生懸命看病してあげた時があった。その後、彼女の風邪がうつってしまい、今度は僕が寝込む日々だった。そして今度は彼女が僕を看病しに来てくれた。そんな優しいキャンパスライフを過ごした仲間だ。
人として、友人として大好きだった。そして今でも僕の心の大切なコーナーに棲んでいる。彼女に最後に会ったのは1997年5月20日。僕がカリフォルニアに行く前にユタ州を去った時だ。彼女が空港まで送ってくれた。その時撮った写真は今でも写真フレームに入って飾ってある。その裏には彼女からの温かいメッセージが寄せてある。僕の生涯の宝物メッセージだ。
彼女のお母さんが亡くなった時、彼女がお母さんの遺品を整理していると、大切な宝物箱のような中から1通の手紙が出てきたそうだ。それは僕が彼女に宛てた手紙だった。コレットがあまりにも素晴らしい人だったので、そのお母さんに素晴らしい娘を育ててくれてありがとうと言うような内容の手紙を送ったことがあった。すっかり忘れていたけど、確かにそういうこともあった。それを彼女のお母さんは、長年、宝物のように取っといてくれたらしいのだ。僕と彼女の特別な絆のようなエピソードだ。また会いたい。
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