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SonoBusをもう少し使い倒してみた

無料で使えて低遅延な音声伝送(しかも複数拠点間で相互に)ができるSonoBusをもう少し使い倒してみた。

想定するシチュエーション

小規模なサテライト放送(イベント会場からの入中等)の音声を伝送する。送り返しはオンエア(放送波)を現場で受けるので不要。

サテライト側

SonoBusがインストールされたiPhone(4G、または5G回線に接続されているもの、またはWiFi接続が可能ならそれでもOK)に、USBカメラアダプタ経由でサウンドインターフェース、またはUSB出力付きのオーディオミキサーを接続する。

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スタジオ側

SonoBusがインストールされたパソコンを用意し、オーディオ出力を放送用のインターフェースに指定する。

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結果

上野2つの画像の通り、良好な結果を得ることができた。30分ほど連続伝送してみたところ、drop(音声の途切れ)は発生しなかった。なお、伝送設定についてはレイテンシとクオリティが受信側で変更可能なため、サテライト側ではとくに作業をする必要がない。たとえば、レイテンシを設定する場合、

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ms単位で細かく設定することができる。4G回線であれば100ms(0.1秒)も取れば十分な結果が得られた。ただしデフォルトは自動なので、かなりカツカツの設定になる。十分高速な回線(サテライト側、スタジオ側ともに光回線等)であれば自動のままでも問題無い。

同様にクオリティ(音質)も設定できる。

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ビットレートでの設定、またはPCMを選択することができる。

この他、音声チャネルも「mono「stereo」「マルチ」が選択できるため、マイクの音声を別々のチャネルで伝送した上、スタジオ側でミキシングすることも可能となる(はず)。

今後は、スタジオ側からの送り返しができるかどうかを確認してみたい。

本文はここまで。

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