『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 3rd - Evolve』私的ライブレポート
こんばんは。
今回は『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』のリアルライブである、『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 3rd - Evolve』の東京公演2日目昼、昼セトリの1発目を見てまいりました。
昨年拠点が移って東京は遠征になるのですが、たまたま別の用事で行く機会が出来たので、まとめて旅程を組みアプリ先行のチケットをピンポイントでもぎ取りました。
ということで簡単レポ。大阪公演もあるということでネタバレは惜しみませんが、今回は順次緩めつつ進行する方針とします。最初は参戦前に知ってほしいこともありますので目次で見極めつつ読み進めていただければ。
(2024/02/18追記)
今回は大阪公演は参加せずまったり。ということで東京公演視点でのレポートになりますことを留意ください。全公演終了したのでネタバレアリなしの注釈を外しました。
実地で見た大きな変更点
展示会場は相変わらず
展示会場に関しては例年とさほどお変わりなく。関連グッズや絶賛コラボしてるゲキチュウマイのゲーム筐体があったり展示品があったり…というところは昨年と変わらないかな。
人はどこに集まるかというと、やはり当日のグッズ販売。
今回は結構なものが事前販売&会場受け取り可能だったのでそちらを使えば大分スムーズに行けるものと思われます。大阪参戦の方はお急ぎを。
ペンライトについて
さて、今年もペンライト見ていきましょう。
今回はマジミラ10thよろしくごついものになり果てました。
最大の特徴はユニットごとにボタンが追加され、ユニット単位で個別カラー→ユニットカラーへの切り替えができるようになったこと。
2ndペンライトで全32色になったけれど、目的の色に辿り着く時間と見極めがかかっていたのが、これで大分簡略化。
逆順送りは出来ませんがこれだけ分かれたらそれで十分。
問題は、オブジェ部分の樹脂が厚く重いため、軽く振っても遠心力で結構引っ張られて疲れがち。あと見た目通り嵩張る…
お勧めは、金色の柄の根元部分を持つこと。遠心力の影響が減るのでペンライトに手を振り回されにくくなるかと。
ライブの変化
というところで、次はライブについて。
まずは前知識として持っていてよい情報をお届け。
ステージ構成
ステージ中央にメインモニターと上部の帯モニター、サイドに大型スクリーンという組み合わせ。
そう、ディラッドボードではなくなりました。専門ではないので断定はできませんが、プロジェクション投影ではなくなり、わかりやすく映像自体がパワーアップ。
元よりディラッドボードに6人投影するとどうしても一人一人に向けられる光量に限度がありました。端の方はさらに薄くなりがち。
しかしその制約を取っ払ったなら全員もれなくクッキリ映るわけです。
これだけでも印象はかなり違いましょう。視認性も大幅アップ。
そんなメインモニターはステージ背景+キャラクターの2層構造、サイドスクリーンではメインの遠景とVR映像が入れ替わり投影されます。
VR映像は、早い話バーチャルライブと同じ空間が映ってると考えてもらえたらOK。歌ってるキャラをカメラで抜いてくれたり斜めからの奥行きがある映像が映ったりしますよ。
後述する要素と合わせ、結果として映像クオリティが格段に上がっており、コンテンツのライブとしての独自性も見いだせるようになりました。
公演時間
開演前アナウンスが5分ほど、その後ライブガイドラインの映像が流れてから本番、の流れ。
ライブガイドラインは我らが(?)豆腐がまあ表情豊かに描かれていました。
市民権得たなぁ、豆腐…
公演時間は2時間30分程度。そして休憩なし。
これまでは休憩込みでしたが、セトリ構成が2ndまでとガラッと変わりましたのでなくなった模様。エネルギーチャージタイミングの見極めが大事に。
いつも通りユニットごとのMCとかで促してくれたりはするのでご安心。
また、終演後5分の写真撮影タイムが挟まります。思い思いのグッズを取り出して撮影に臨むといいかも。
その他特筆事項
今回から大っぴらにコールも解禁。当然コーレスを前提としたやりとり、楽曲もありますから気にする方はしっかりと予習を。
あと今回、なんとウェーブを求められる場面があります。
バーチャルシンガー系のライブだとキャスト複数人でのパフォーマンスが少ないこともあって縁遠い気もしますが、複数人が当たり前のこのライブだとあり得るわけです。
ということで、ウェーブを出来る心構えを持ち続けてほしい。
上手く決まれば絶対楽しい、現地だからこその楽しみ方だから。
ぶっちゃけると、前振りのある公演とない公演があります。
初参加が昼公演、かつ情報収集がないとウェーブの誘導に気づけない可能性がありました。(私はライブの経験値で対応しました。エッヘン)
最後に。銀テ砲は当然ありますが、銀テ裏にロゴがきっちりありました。
ロゴがあるなら回収する民は意識しましょう。
ライブ詳細
ライブ構成について
さて、それではメインコンテンツ、ライブの本格的な感想を。
セトリを早速貼っていきます。
あ、大事なことですが、全曲フルサイズです。
大きな変更点は次の3つ。
ユニットコーナーが1周のみに
昼夜替わりの枠が登場
キャラクターモデルがアプリのものに
ユニットコーナーが1周のみに
これまではユニットコーナーを2回に分け、1周目はレオニから順繰りに…となって2周目のラストもレオニで固定になっていました。
3rdでは1周のみにしつつ、昼夜でMCも様変わりさせたうえでまずは3曲ずつ披露。残る1曲は、終盤各ユニットのアンコール的なポジションで駆け抜けるという大胆構成に。
ユニットコーナーはそれぞれの現在を踏まえ、MCからうまく曲を繋ぐ流れですが、どうしてもユニットごとで区切りとなり、盛り上がりを維持するゾーンを作りづらい側面がありました。
コーナーの外で1枠設けることで、ついにセカライでライブ向け楽曲の畳みかけを可能にしました。実際選ばれた5曲の中には「今年これしない理由ある!?」と思ってた曲もありましたから。
現地ではネタバレを見ずに吶喊したのもあり公演時間を2時間と勝手に勘違いしてた結果、3曲ずつ披露するセクションで2時間経ちそうで「もしかして仮死化やらないんか…」とガックリしてましたし。
昼夜替わりの枠が登場
前述のとおり、各ユニットで2ndまでに披露したユニット曲と、新規披露のペアでのカバーが日替わり披露となりました。
セカライは曲の間もMCなどが必ず入り、ぶっ続けでパフォーマンスを続けるのが特徴であり、それもあって日替わりは難しいと思われていました。
演出や技術のベースといえるマジミラは初年度の2013以降一度も地続きのパフォーマンスは行われていなかったこともその証左でしょう。
しかし、後述の変化によって、アプリのバーチャルライブ・コネクトライブの延長線上の演出が可能となっており、その結果昼夜全く異なるMCで自然にライブが続くようになりました。
例えばレオニであれば1曲目後、2曲目に繋ぐメンバー紹介パートからして全くの別物。そしてどのユニットも昼夜のMCの分岐・合流点は全然見分けつかなくて驚くばかり。
1公演としても若干ボリュームアップして24曲、日替わりが10枠なので公演全体では34曲となかなかの規模。
1stでの披露曲が23曲に対して新規披露22曲。「最多規模」と銘打たれた宣伝文句に偽りはなかったのかなと思いました。
キャラクターモデルがアプリのものに
何よりの変更点はココ。
アプリ自体が3周年を機に大型アップデートされてキャラモデルがパワーアップされ、大型モニタへの投影にも耐えられるクオリティに。
このライブでも用いられた結果、アプリに実装されている衣装もふんだんに利用可能、当たり前のように衣装チェンジするように!
再披露の曲でもモデルも衣装も違うわけですからとても新鮮。
例えば『にっこり^^調査隊のテーマ』でも2Bメロでの司の動き一つ取ってもパフォーマンスが違います。
2nd:舞台袖に引っ込んでパンツ取りに行ってるような動き
3rd:その場で両手をつき同じ過ちに深く悲しむ
同じ動きをそのまま用いることなく、ちゃんと変化を感じさせるところはプロセカの強いところ。
また、MCで繋ぐこともあって同じ曲でも意味合いが変わってきます。1st当時はこはねのパフォーマンスとしては強すぎな『Ready Steady』も今のビビバスと、MCでの意思表明を受けた上で歌うなら納得のパワーに早変わり。
曲に作中の成長が追い付くのもまた面白い。
強いて気になったのはロングトーンの口パクがやや細かすぎることくらい。
多分録ったボイスに合わせて自動で口パク付けてるのでビブラート拾ってるんだと思うんですがちょい過剰なのかも…
セトリについて
思い切ったセトリ構成の変化も非常に好印象。
早々に2ndアンコールの『Journey』をかました後、ユニット別パフォーマンスに移るのですが…
ユニット一番手が『ショウタイム・ルーラー』で開演を告げるのも100点でしょ。最初も最後もレオニに走ってたこれまでとは全体で見たセトリとしてのバランスが取れています。
個人的にはとても聞きたかったカバー筆頭候補の『地球最後の告白を』を現地で聴けたのは嬉しかった。
男性ペアの時はもう黄色い声が凄かった。
各ユニットのキラーチューンを5曲まとめて終盤に持って行ったのも大正解。やはりテンションを上げ続けるゾーンがあるとライブ感もでてきますね。
そのうちの一つ、『パラソルサイダー』では冒頭で伝えたとおり、間奏でまさかのウェーブの振りが。海、夏のイメージかつ全力でアイドルソングしてるのだから考えてみたらあり得る話だった…
心構えができておらず1回目はサインを見逃しましたが2回目は対応できました。これは他のライブで経験値があってよかった。
出来た前提で雫が拍手してくれてたのを見た時はとてももどかしかった…
この曲はちょっと遊びのある振り付けでもあったので、改めてアンコール的な立ち位置のブロックだったんだと思いました。
バーチャル・シンガーの扱い
バーチャル・シンガーで披露された『セカイ』はセトリ画像のキャプションどおり、アプリ内に存在しないメンバー構成での披露でもあり、6人歌唱前提での歌割り、振り付けとこれまた贅沢。大サビ前の6人コーラス、マジで圧巻でした。
ついに揃ったフェス限衣装に身に着け披露されたユニットソング『アイムマイン』も引っ提げ、ようやくプロセカのバーチャル・シンガーとしての楽曲が揃った印象もあります。ついでに衣装変更ミスのパフォーマンスも昼夜差分あるとは思わなかった…
ちなみにバーチャルシンガーの出演数もなんだかんだバランスが取れています。ミクが11~12曲、その他シンガーは4~5曲で推移。偏っている印象もあったけれどちゃんとカウント取るとそうでもないんですねぇ。
3周年を期に衣装替えしたセカイのバチャシンもいますが、3rdで全員当該ユニットで出演するミニノルマも達成してたりします。ただし全部夜公演だけ。
ちなみにセカイ別にみたからフルライブのバチャシン出演度合を見ると、3rdをもってストリートの6人はコンプ(レディステ、街、ペトラ、ECHO、仮死化、虚ろ)。
ワンダショがメイコを残すのみ。ニーゴは後あと人、モモジャン、レオニはまだ3人ずつ未出演が居る状態です。
ライブ感想まとめ
まとめると、マジミラ2番煎じだった過去2年と比較して、ライブタイトル通り進化して、独自性を見出したライブでした。
アプリのモデル・衣装をそのまま使えるようになったのは特に大きく、衣装一つでガラリと変わるし、今までの楽曲もただの再演とならなくなるのが好印象。(マジミラの衣装が少なくなってきたのでお着換えラッシュが眩しく見える)
MC中の細かな相槌やサイドのVR映像もあって、私の中での3rdライブの最終的な印象は、オフラインイベントとしてのコネクトライブでした。
差異はMCの生リアクションの有無/バンドの生演奏による臨場感の有無。
ステージのキャスト達の動きはセカイの切り替わり以外ずっと地続きなのでライブ感は例年からちゃんと引き継がれています。
アプリが作って来たコンテンツの強みを生かし、リアルだからできる音方面での生ライブ感を融合させた、十分に見て楽しむことの出来るステージでした。
2ndまではそこまで唯一性を感じることは出来なかったのですが、それを思えば正しく進化したな、と。
改めて振り返ると、マイナスポイントがセトリに現れており、ウェーブの前振り、バチャシン登場具合を考えると、正直夜公演のほうが優遇されている。これは是正されてほしいかも。
昼公演で突撃した人はちょっと損なんじゃないかな。
以上、今年のセカライの感想でした。今回は一度でも現地参戦出来て大満足でしたが、4th以降どうなっていくでしょうか。気になる限りです。