実際の海で使ってみると ~限定100台予約開始~
先週7月13日に発表した浮力調整器の製品名は、『STAYTHEE』(ステイシー)です。今後はこのnoteでもSTAYTHEEと表記致します。ニュースリリースをご覧になっていらっしゃらない方は、前話または、こちらのリコー ニュースリリースをご覧ください。
さて、このSTAYTHEEの『開発』や『試作~検証』については、まだまだ色々と挑戦のお話があります。今日のライター石嶺は『自身が体験し検証』したことをお伝えしたい性格なので、今回も『海で使ってみたらどうなのか?』の検証です。
ホントは、『自分で海で使ってみないと、ダイバーがどう使うか分からないだろ?』という、リーダーの無言の圧力です(笑)
まずはプールから
ダイビング未経験なので、いきなり海では危険。またSTAYTHEEの浮力調整(シリンダーを左右に回す加減)を水中で慣れた後で、海でやろうと言うことで、先ずは『足のつくプールで検証』となりました。水深1m程度のホテルのプールで、誰も泳いでいない時間帯で検証。
想像してみて下さい、プールの隅の方で謎の動きをするおじさん達、異様な光景です(笑)。
RICOH THETA SC2、水中ハウジングTW-1にSTAYTHEEを装着し、いざ水中へ、
とその時、『ちょっと待ったー。昨日言ったけど、ちゃんとTHETAとTW-1を外気温に戻した?』とチームリーダーからチェックが入ります。
『はい、冷房のないところにしばらく置いておきましたッ』とハキハキ答えます(笑)。
何故、外気温にしておくか、お分かりでしょうか?・・・。
そうです、ハウジングケース内を結露させないためです。THETAもTW-1もレンズや透明樹脂部分があるので、冷たいところから暖かいところに急に出すと、結露して画像がぼやけるからです。こういうところも検証を重ねてきたから分かる、リーダーの大事なノウハウなんですね・・・。
浮力調整は水中でSTAYTHEEのシリンダーを回すだけの、シンプルな機構なのです。右に回すと沈むでしょ、じゃぁ左に回すか、今度は少し浮いて行く。あれれ、浮力っていうのは微妙なんだなぁ、と気付きました。なので初『中性浮力』でフワフワ留まっていると、やったーと水中で思わず笑みがこぼれます(笑)
いよいよ海へ
さあ、プールで浮力調整のコツを覚えたので、いよいよ海へ。安全第一、
浅瀬のビーチで検証です。ここでも、泳ぐわけでもなく、足が立つところで、何かモゾモゾやっているおじさん達、どう見ても異様です(笑)
『海水は比重がプールと違うから、それも体験して』とリーダー。
(比重の違いか、理科で習ったな。でも、プールでコツはつかんだし、もう自由自在に調整できるぞ)と心の中で呟きます。
ところが、先ほどプールで中性浮力調整した状態のまま、STAYTHEEを海に入れたのに、プカプカ浮くではありませんか!
(え、なに、これが比重の違いってこと?、あいや~)
☟の360度写真は、悪戦苦闘している私
そこで、浮力が小さくなるようシリンダーを右に回します。1回目は、少しだけ回しますが、やはり浮いていきます。
あれ~、まだまだ浮くな、と思いながら更に右に回します。結果的にプールの時と比べて、中性浮力にするにはかなり右に回した(浮力を小さくした)印象でした。
☟やっとのことで、中性浮力に維持できた瞬間
(淡水のプールと海水では、こんなに違うのか~)、
という心理を見透かしたかのように、『ほら、プールとずいぶん違うでしょ』と嬉しそうに声をかけてくるリーダー。
使う人の環境で
『見たり聞いたり』するのも大事ですが、やはり、『やってみる』のとは大違い。特に新しい製品は使う人の環境で体験すること、これは本当に大事だなと学んだ、ビーチでのSTAYTHEE体験でした。
シュノーケリングもしたのですが、それはまたの回に書こうと思います。
そうそう、ナマコもいましたが、これを触って、ギャーという体験もしました。
お知らせ
STAYTHEE限定100台セット、本日7月20日より絶賛予約受付中です。
受付サイトはこちらから:STAYTHEE予約
水中撮影する方に、喜んで頂けるセットにしています。マクロ撮影キット、お名前や限定品として通しのナンバー刻印、ちょっとカッコイイBOXでお届けするなど、スペシャル感もあります。よろしくお願いいたします。
ライター:石嶺
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