備忘録日誌(10)\卵巣癌再発抗がん剤4クール目 →1週目の記録/
2022/05/23 入院 抗がん剤初日
血液検査問題無く、予定通り治療を受けることができました。
採血は今のところポートではなく腕からですが、最近3回は射し直しをされるため、そろそろポートからの採血に切り替えてもらおうかと検討中。3年以上も毎週採血を受けているので、もともとか細い血管がますます老朽化してまいりました。
本日は4クール目の1週目ですから「カルボプラチン」「パクリタキセル」2種類の投与です。抗がん剤を投与するまえには吐き気止めや痒み止め、そして抗がん剤投与後にもしっかり吐き気止めを点滴してもらいました。
治療の翌日から服用して良い「デカドロン錠(ステロイド剤)」も三日分、処方してもらいました。前回(3クール目の3週目)の治療後はデカドロンを服用しませんでしたが、やはり1週目の治療は2種類の投薬があり吐き気・倦怠感が強く現れるため、吐き気・倦怠感に悩まされる患者には必須と言えそうです。
吐き気止めやかゆみ止めを点滴している最中、眠気が来るので、寝付きが悪いわたしは周囲も騒がしい環境で、いくら薬剤が入っても眠ることは無いのですが、ウトウトを楽しみます。
ウトウトがマックスというタイミングで病棟薬剤師のカウンセリングが始まり、眠たい脳みそでどうにか対応しているうちに眠気が覚めてしまい残念。寝かせろや( ;∀;) どうせ夜は一睡もできないのだから……笑
少々胃に不快感があり、夕飯は完食できましたが、食欲不振を感じながら頂きました。
心療内科の主治医に、病棟で一睡もできないことが続いている件を相談し、処方してもらっておいた新たな睡眠薬がまったく効かず、この日も一睡もならず👀ギンギン
睡眠不足も手伝ってか、夜は脚が痛かったです。「筋肉痛、関節痛」の項目に当てはまる副作用だと思いますが、子供の頃たまに経験した、脚全体が重く怠い痛みと似ていました(懐)。
2022/05/24 退院 抗がん剤2日目
倦怠感や吐き気・ふらつきなど現れていますが、予定通り退院。朝食は食べきれませんでした。相変わらず、治療の翌日からは喉の渇きが強いので帰りのタクシーを待つあいだ、院内の自販機で野菜ジュースを買って飲みました。
別の睡眠薬を郵送してもらえないかという相談のため、帰宅してすぐ心療内科へ電話。処方したことのない薬は基本的に郵送に対応していないようですが、わたしの現状が特殊なので14時再度電話をくださいとのこと。来院したほうが話が早そうなので、再びタクシーに乗り心療内科へ。
それほど待つことなく主治医の診察を受け、別の薬を処方してもらいました。今度こそ効くように「祈りながら飲んでください」と言われた。笑
祈りの薬草と併せて、「おまじない」を授けてくださいました。
寝つきが良くなる爪もみだそうです。
帰りのタクシーが近所のコンビニ前に止まったので、降りてフラチキとかヨーグルトとか、とろろそばとか、ジャンクな飯を買いだめしてから帰宅しました。
ふらつきが強く出ているのは寝不足のせいもあるかも知れません。とにかくゆっくり慎重な行動を心がけ、夜はたっぷり睡眠をとります。寝るの楽しみ(´Д`)
空腹が感じられず、夜ご飯が21時くらいからになってしまった。胃痛を感じたのでランプラゾール錠を服用してから食事しました。ランプラゾール錠は胃痛によく効いてくれます(個人の体感)。
・冷やしとろろ蕎麦(コンビニ)
・フライドチキン(コンビニ)
・ミックス野菜(白菜・人参・ネギ)のかんたん酢漬け
・みそ汁(お湯を注ぐだけレトルト)
ジャンクフードもたまに食べるとうまい! と言いたいことろですが、味覚障害のため旨味がよくわかりませんでした。
2022/05/25 抗がん剤3日目
寝起きから胃のつかえ感あり。昨夜病棟で寝ていなかったので、よく眠れました。倦怠感もありますが、デカドロン効果で通常どおり起床できました。やはりステロイド効果は偉大。2週目や3週目は「パクリタキセル」のみ投与なので1週目に投与される「カルボプラチン」が無いぶんだけ副作用も楽。なのでデカドロンは副作用の辛さに合わせて、服用を自己調整してゆこうと思います。ムーンフェイスしんどいし🌕
■ベンゾジアゼピン系睡眠薬の断薬を開始
昨日、心療内科の主治医と相談して、毎晩服用していたブロチゾラムという睡眠薬の服用を中止することにしました。理由はもう効かなくなったからです(薬剤耐性)。「うん、やめていいよ。2~3日は辛いと思うけどね。」「ああ、離脱……?」「うん」。
アルコール依存症からの離脱症状を乗り切った勇者ですからね、腕の見せ所💪
昨夜の就寝後は若干、お腹や脚にムズムズ感がありましたが、何せ眠気を溜め込んでいたので楽に就寝できました。良いタイミングでの断薬かも知れません。
現在は非ベンゾジアゼピン系の抗うつ薬「トラドゾン」を就寝時に服用しています。眠気の副作用がある抗うつ薬なので、軽めの睡眠薬として使用することが可能です。
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は入院時のみ。これも必要が無くなれば断薬します。
■薬を奪われてしまう心配を手放し、主治医に共有する
もし自身の薬の服用方法に少しでも異常を感じたら、包み隠さず信頼できる主治医に打ち明けましょう。処方薬を取り上げられるかも知れないと感じ、報告を避けたい気持ちを抱くかも知れませんが、信頼関係がある主治医はあなたが今必要と感じているものを無理やり奪うことはしないと思います。
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今朝はコーヒーを飲めるコンディションでなく、クエン酸のお湯割りを飲みました。
10時過ぎにフルーツミックス「うめ」ヨーグルトを食べました。
お昼は食時の30分くらい前にデカドロンを服用……
・セイコーマートのフライドチキン
・レトルト白飯
・ミックス野菜のかんたん酢漬け
・レトルト味噌汁
食後は少し胃が痛くなりました。フライドチキンがやり過ぎ感。昨日よりは味覚が冴えています。
15時から少し休憩の予定が、朝まで就寝。19時頃に一旦起きてイチゴヨーグルトを食べ、トラドゾン(非ベンゾジアゼピン系抗うつ薬)を服用し、爪もみをして就寝。浅い眠り。
2022/05/26 抗がん剤4日目
倦怠感強く、7時頃にデカドロン(ステロイド)服用。8時半にやっとこさ起床してココアを淹れる。
11時半にデカドロン2回目を服用。吐き気が強め。
デカドロンで少し復活。
昼食は
・レトルト白飯(納豆・かつお節)
・レトルト味噌汁
・ミックス野菜のかんたん酢漬け
食後に胃痛。様子見ていたが、やはり痛いので14時にランプラゾール錠を服用。
倦怠感で14時半から横になって過ごす。ベッドで携帯を見過ぎて疲れてしまった。
夜にゼリーを食べて就寝。睡眠薬服用せず。
体温調節がうまくゆかず、冷や汗を大量にかく。吐き気も強い。入院が頭をよぎったが一晩様子をみることに決め、汗を吸ったパジャマと、枕のタオルを交換し、ふたたび就寝。着替えたおかげでだいぶ楽に。
明け方、中途覚醒を繰り返しながらも少し眠った。
2022/05/27 抗がん剤5日目
体調が整わない一方、なんとなく元気がある。副作用の抜け始めかも知れない。脱水症状が悪化するまえに乗り切れそうだ。
これまでの記録をふり返り、4日目が勝負だと気づく。
8時前、ゴミ出しへ行けてホッとする。
朝食には、野菜をモットシリーズのスープと、雑穀パンを少しだけ食べた。
ノンカフェインのカモミールティーを淹れながら、昨日の着替えを洗濯中。
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10時、小腹が減りパンの続きを少し食べる。ココアを淹れる。とにかく水分補給を心がける。
今回の記録は中途半端ですが、これで終了です。
このあと、倦怠感と、ホットフラッシュによる冷や汗で体調を崩しました。
入院治療は1泊2日でおこなっていましたが、看護師さんが入院日数にゆとりを持ち、体調が悪ければ退院を延期する方法でやってみてはどうかと提案してくださり、お言葉に甘えることに決めました。
次回の入院からは治療の前日に前乗りしてゆっくり過ごし、体調を整えて治療に臨みます。退院日は主治医と相談しながら決めることになっています。
「ちかこさん大変そうです」 と、看護師さんが主治医に提案してくださったおかげです。
気持ちの変化にともない、4クール目が終わりましたら、主治医と今後の治療方針について再度、話をする予定です。